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『IGNITION』

GYROAXIA REVIVAL LIVE -IGNITION-』が2024年4月27日にZepp Shinjuku(TOKYO)で開催されますね。


リバイバルライブおめでとうございます。
コロナ渦ゆえ無観客で終わった1stライブがこうして有観客で再演されるとは。とても嬉しく、そして感慨深く思います。

個人的には今回オールスタンディングなところもかなり嬉しいポイント。
今後もスタンディング席が存在するライブを沢山やってくれたら嬉しいなあ。

(余談ですが、作品の性質としては二次元コンテンツ寄りなので、荷物が多い方やスタンディングは苦手という方もいらっしゃるだろうし、体調の問題でスタンディングは難しい方もいらっしゃるだろうから、オールスタンディングではなく指定席があっても良いと思うので、スタンディング席を設けるライブが今後増えたら嬉しいなあ……やっぱり”バンド”コンテンツ感出て没入感高まるなとアポロレコードライブの時に思ったし。よくある形だとアリーナはスタンディング、二階三階は指定席みたいな感じとか)


さておき。

せっかくなので、GYROAXIAの曲の好きなところやメンバーの好きなところを書きだしたいと思います。こんな切っ掛けでもない限りなかなか書く機会がないので、ここぞとばかりに放出させて頂きたいです。
それでは前置きもそこそこに、始めたいと思います。

※基本的に紹介ではなく感想を書いているので、作品を知らない方には不親切な文章となっておりますことをお許しください。





《GYROAXIAの曲》

2020年9月12日に開催された『GYROAXIA ONLINE LIVE -IGNITION-』のセトリを中心に、曲に対する個人的熱意を羅列します。

MANIFESTO

この曲がなきゃ始まらねえ。そんな、ジャイロを代表する曲です。
初めて聞いた時は「なんだこの矢鱈と歌が上手いライバルキャラは」と度肝を抜かれました。それまでのバンドリ関連コンテンツ(今は独立していますが)にはなかったタイプのキラーチューン。
未だに旭那由多という男を象徴する言葉として「どけよ運命俺が通るぜ」以外の言葉が見つかりません。
ありがとうASH DA HERO。大好きASH DA HERO。

余談ですが私はこの曲をきっかけにASH DA HEROを聞き始めこちらも見事に撃ち抜かれました。皆ASH DA HEROのライブへ行こう。


EGOIST

初っ端のギターがかっこよすぎる。
私がギター弾けたらここ絶対弾いてみたいもん。
ギター初心者状態から1stライブでこの曲の演奏を求められる役者さん、どれだけ努力を重ねたんだろう……。

キャラクター設定的には、あの我が道を全力で走る旭那由多が「We’re GYROAXIA」という歌詞を書いたというそれだけでぐっとくるものがあります。
Weですよ。俺たち。俺”たち”なんだ。バンドじゃないと駄目なんだ。


GET MYSELF

ストーリー上、美園礼音を表す曲。
歌詞への感想なのですが、礼音くんめちゃくちゃメンタル強いな……と思いました。
最初から最後まで精神的に健康かつ負けず嫌いで向上心があって確固たる自分を持っている人間じゃないと、こんなこと思えない。
自分が物凄く鬱状態になっている時に聞くと死にたくなるレベルで強い曲です。凄いよ美園礼音。私も君のようになりたい。


REVOLUTION

個人的に、ジャイロの曲全体を通しても特に好きな曲のひとつです。
特に転調するところ、自分で歌っていても気持ち良いし、那由多の声で聞いていても気持ち良い。

何かのインタビューでプロデューサーの方が、実はMANIFESTOよりも先に曲として出来ていたのはREVOLUTIONで、当初はジャイロが一発目に発表する候補の曲だった(が、バチバチ感や闘志みたいなものを表に出した方が、ジャイロの一発目としてより相応しかったのでMANIFESTOを作ってもらった)というようなことをおっしゃっていた記憶があります。ソース出せなくてごめん。誰かインタビューのリンク見つけたら教えてください。
確かにジャイロの自己紹介として引っ提げるならMANIFESTOの方がより適していると思いますが、MANIFESTOを通った後にこの曲を聞くと旭那由多の「誓い」とでも言えるような感情が見えてくる気がします。那由多のことなので、誓っている相手は神仏じゃなくて自分自身だと思いますが。
この順番で聞いて正解だったかも。改めてここのプロデューサーは天才だな。

「訳知り顔の大人たちはスルーでいい」という歌詞がいかにも那由多って感じで好き。


GETTING HIGH

ライブ会場がダンスフロアになる曲。
なんて縦ノリしやすい曲なんだ。楽しい! 楽しい!
ライブ会場で声出したり跳んだりできる様になってからの恩恵を最も受けている曲のひとつだと思います。マジで楽しい。徹頭徹尾はしゃいじゃう。
難点があるとすればこの曲が終わった瞬間にライブ2時間やった後並みに体力を持っていかれるところですね。
「わかったフリしてベロ出せMy Way!」の部分、そのシーンの映像と感情がイメージ出来て最高です。


LIAR

怒涛の歌詞の引力に引き込まれる名曲です。マジで名曲。
ギリギリ舞いのWorldとか狂った世界の嘘だらけの正解をとかどうやったらそんな口に出すと気持ち良い歌詞が書ける? 凄いよ旭那由多(ASH DA HERO)。
一回カラオケで自分で歌おうとしたら舌はまわらないし息継ぎする場所が分からないしで詰みました。これを歌えるのも凄いよ旭那由多(小笠原仁さん)。


SCATTER

最近では当たり前のように受け入れているけれど、改めて見ると
作詞:SHiNNOSUKE(ROOKiEZ is PUNK'D)
作曲/編曲:UZ(SPYAIR)
って凄いな。
つまり旭那由多の作曲能力ってそのレベルってことだよな。
凄いな……。

ジャイロの新たなキラーチューンとして登場したアニメOPですが、我が道を行く部分と運命をねじ伏せる気満々な部分はずっと変わらないの本当に旭那由多。そういうところ好きです。


IGNITION

初めて聞いた時(同タイトルのライブ開催直前)な、何があった!? とちょっと混乱しました。

それだけ衝撃的だったんですよ。あの旭那由多がこんな歌い方をすることが。「不安」とか「哀しみ」という言葉を歌詞にのせることが。
それまでがMANIFESTOとかREVOLUTIONとかSCATTERとかLIARとか、戦う気満々の男のバチバチの曲及び歌い方だったので。
こんな繊細な、誰かに語り掛けるかのような声の出し方出来るとか聞いてなかった。

正直、曲名だけ見た時はいつもの那由多をイメージして「何かへの闘志を燃やす」という意味合いのタイトルだと思っていたんです。
でも、実際に聞いてみるとどちらかというと「この先の道を照らすために点す」という方向性の歌詞で本当にめちゃくちゃびっくりしました。
那由多がこのような歌い方をした意味は、ライブ中ドラマパートで何となく伝わりますが。ライブ見るまで本当に分からなかった。ただただ驚いていた。
色々な意味で、ジャイロの曲で一番感情を動かされた曲です。


HELLO

個人的にかなり好きな曲(n曲目)です。
今となっては当たり前のようにやっていますが、まさか声優の喉からフライスクリームが出てくるとは思わなかったので、旭那由多がスクリーム出すとなんでも好きになっちゃう。そのうちの一曲です。
凄く”バンド”っぽい。


Freestyle

GYROAXIAの第二章感を一番強く感じるのはこの曲でした。
厳密に言えば、ストーリー展開上明確に第二章と位置付けられるのはALL MT PARTSなのですが、メジャーデビューシングルということもあるし、それまでの全部大文字のタイトル(火花散ルは除く)から小文字も使うようになったり曲調や歌詞の言葉選び的にも、旭那由多の表現力の幅が広がったことを感じられる一曲なので。
この曲、どことなく色気を感じます。
ライブで声出しできるポイントがあるのも嬉しい。


DANCING PARANOIA

ライブ会場がダンスフロアになる曲その2。
最近の旭那由多のお気に入りなのかGETTING HIGHとこの曲を連続でライブで歌うことが多い気がするんですけど、客の体力を試しているんですかね。楽しい! でも超疲れる! でもそれ以上に楽しい! 毎回やって!!


Dawn

威圧的な男がする舌打ち大好き。
舌打ちの所でキャー!! って悲鳴上げちゃう。良すぎて。
駄目だ、単純に初聴の瞬間に惚れた曲になると語彙力完全にないなる。


Breaking the ROCK!!

ジャイロにしては珍しく、明確に観客に声を出させる気満々の曲。
ライブで礼音くんが客を煽ってくれたのめっちゃ上がりました。毎ライブこれ演奏して欲しい。
これ歌っている時の那由多(小笠原さん)カッコいいんだよなあ。小笠原仁さんのシルエットがめちゃくちゃ那由多に見える。伝わるかな。伝わって欲しい。

これも初聴の瞬間に惚れた曲です。


13曲も上げてしまったのでとりあえず今回はこの辺で。



《キャラクター》

ざっと彼らに対する個人的感想を書きます。思いを馳せる。


旭那由多

完全に歌声でねじ伏せられました。
性格とかビジュアルとかその辺全部関係なく、とにかく歌声で黙らせに来ました。
私は那由多の様な性格やビジュアルのキャラクターが初見で気になるという経験がない(いつも七星蓮くんや宇治川紫夕くんみたいな子を好きになる)のですが、もう私の好みとかそんなことマジで些細だしどうでもいい、お前の音楽が好きだ。私はお前が好きだ。そう思わせられた。音楽でぶん殴られた。

個人で作詞作曲して歌も歌って音楽関連の事なら何でもできる彼がバンドという形にこだわる理由が、「バンドでやる音楽が好きだから」というただそれだけだったところが狂おしいほどに大好きです(劇場版AXIA参照)。
君が憧れ、カッコいいと思ったところから始まり、経験を重ねて成長した、今の君がやりたい”バンド”をこれからも見せて欲しい。
今後の成長にも期待したいキャラクターです。

たまに(というか主に七星蓮くん相手に)ツッコんでるのかボケてるのか分からないギャグ会話を繰り広げられるところも好きです。授業の教室わかんなかった話とか。辛い物食えてねえじゃねえかとかカップラーメンとか。

言葉はあまりにも少なすぎるけれど、とことんまでストイックに表現活動に打ち込めるところもカッコいい。私は君の様なアーティストになりたいなと思ったりすることもあるんだよ。

でも本当に言葉が少なすぎて未だにたまに何を言っているのか分からない時があるよ那由多。蓮くんと賢汰さんと涼ちんじゃないと分からないんだよ君の言葉。その分音楽は饒舌だけれども。

あと偏食そうな顔して実際好き嫌いなくなんでも食べるところも良いと思います。放っておくと食事しないこともあるけれど。


里塚賢汰

旭那由多という沼、もしくは宗教に激ハマりしている男。要は敏腕プロデューサー兼マネージャー。
面倒見の良さは弟がいたことも理由でしょうか。

そう、明確に面倒見は良いのに、所謂「優しい」キャラではない。そこには打算的な感情もある。でも打算一辺倒というわけでもない。
彼はとても複雑で、そんなところが人間くささに繋がっていて、二次元ではなかなか珍しいキャラ付けとなっておりとても好ましいです。
弟(航海)はきっと兄のそういうところがモヤっとする/していたのでしょうけれど。

ライブで橋本真一さんが出てくるたびにあまりにも本物すぎて、アンコールでご本人に戻るまで橋本真一さんであることを忘れてしまう。完璧な「里塚賢汰」がそこにいる。役者って本当に凄いよ。
あとくそしょうもないこと言いますと顔が超好みです。


美園礼音

ジャイロの良心且つ真人間代表だと思います。超絶真面目。
彼はジャイロの中でも最も行動指針が理解しやすい。ジャイロにいるのでとんでもなくストイックな音楽馬鹿でありつつ、定期的に「仲間ではないけれど友人ではある」結人のことを気にしていたりと人付き合いもしっかりしていて、まともな大学生らしさ・人間らしさもある好青年という印象。
個人的には公式イケメン設定が故のモテエピソードを沢山聞きたいので、高校時代の話を定期的にして欲しいです。

彼の特に好きなところは「作者と作品を切り離して考えられるところ」ですね。
那由多のことは気に喰わないけれど、那由多の音楽は、ジャイロの音楽は最高で最強だと思っている。だから絶対にこのバンドを辞めない。どこまでも食らいつく。
マジで全人類見習った方が良い精神性だと思います。かっこいいよな。たぶん多くの女の子たちは彼のそういうところも好きになるんだろうな。

ライブではめっちゃ楽しそうにギターを弾くところが好き。いっぱい会場煽って欲しいしくるくる回って欲しい。礼音くんの会場煽りが一番好き。


曙涼

そういえばもうすっかり受け入れてしまっているんだけど結局宇宙人って何? 島流しって何? やっぱり惑星クレイから来てたりする?
実はほぼ何も判明していないですよね。彼の設定って。
ライブでは1曲内でベースとシンセの二刀流になったりするしそういう超絶技巧のことを指して宇宙人って言ってる? それなら分かる。
いつか、彼のその辺の設定について明かされる日が来るのでしょうか? なんかもうこのままでも受け入れられる気がしてきている。

このビジュアル(ピアス+メッシュ)でゆるふわ不思議ちゃんキャラなのズルだよね。彼のファッションは相当好きです。ピアス沢山あいているところとか、襟元がゆるいところとか。

実は年下に囲まれると場を取り仕切ることが出来るところとか、いつでもムードメーカーなところとかもカッコいいし可愛いと思います。年上のお姉さんにモテてそう。

ライブだとアドリブMCが上手すぎてずっと聞いていたくなる。秋谷さんキャラクター完全憑依するの上手過ぎる。どこからこんな逸材を発見してきたんですか。


界川深幸

カッコいいお兄さん代表。あなたがいないとこのバンドの和は保てないよ。メンバーのアクが強すぎて言うほど和保てていないかもしれないけど、もっと保ててなかったよ。

持っている属性が多すぎる。
小学生時代に体重が重くてからかわれた経験があるとか、幼い頃はカードショップに入り浸っていた(ここブシロード要素)とか、過去片思いしていた女の子がことごとく彼氏出来ていて玉砕していたりとか。
キックボクシングしていたりとか、バーテンダーとしてバイトしていたりとか。個人的にはバーテンダーやっている点が超ポイント高いです。

タレ目キャラだけど、おっとり系や優男系といったキャラづけじゃないししっかり筋肉質なところも実は二次元だとちょっと希少。フロゴナにはおっとりしていないタレ目他にも結構いるけど。スタッフさんの趣味だったりするのだろうか……?

あとライブで見る宮内告典さんのビジュアルがマジで二次元からそのまま深幸さん引っ張ってきました? ってくらい本人。むしろ宮内告典さんをモデルにして界川深幸さんデザインしました?
いつもライブ中にっこにこで良いです。


GYROAXIAというバンド

Argonavisのライバルバンドという立ち位置として設定された彼らは、Argonavisと違ってメンバーの仲が良くないし、基本的に旭那由多を中心にして回っているし、口喧嘩していることも少なくはない(那由多に対する礼音くんとか、賢汰に対する深幸さんとか)。
でも、彼らは確実に「バンド」だし、キャラクターとしての魅力がしっかりとそこに存在している点がとてもカッコいいです。

これは個人的にぼんやり思っていたことなんですけど、Argonavisのメンバーの担当カラー(白/オレンジ/ブルーバイオレット/緑/黄)って、バラバラに見えますけど、全部一緒に並べても不思議と調和するんですよね。
それに対して、GYROAXIAのカラー(赤/ターコイズグリーン/銀/金/ピンク)って並べても何となく調和しづらいんですよ。

涼ちんが言っていましたが、「一等星の周りを俺たちが回って支える、決して倒れない独楽」という意味が含まれているこのバンド名。
彼らは調和するバンドではない。
彼らは一人一人が回り続けることで、中心を支えるバンド。
そんな意味合いと合うカラーリングだなと思っています。




《終わりに》

ジャイロについてここまで語ったことが無かったのでとっても楽しかったです。やっぱり本コンテンツの全バンドが大好きだなあと再確認しました。

フロムアルゴナビスのライブは毎回毎回最高すぎて超楽しいので、今回も絶対に楽しいという確信があります。
進化した彼らの新たなる『IGNITION』、楽しみにしております。

それではまた、ライブが終わったらお会いしましょう。




《その他フロゴナ関係記事》

▽εpsilonΦの単独ライブ

▽カバー曲の話



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