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0106_研修と研修の橋渡し

切実なことだと思いませんか?


職場に気軽に相談できる人がいないって、働きがいとか働きやすさと関わってくると思う、自分のモチベーションとの関わりも結構大きいと思う。
だから、アンケートに書かれていた言葉を、見逃すことができなかった。それで色々調べてみたら、他の県はそうでもないっていう事実を知った。つまり毎年毎年、若者が採用されていて、同じ職場には年齢の近い先輩が少なからずいるのだ。北の果てではそうはいかない、深刻な事態なのだ。これから大量に退職する人が出たり、高齢化が一気に進むのに、若者はとっても大切な宝物なのに、大ベテランに囲まれて働くことになるのだ、ICTを活用すれば、アナログのほうがいいと言われ、ちょっと失敗すると、そんなこともできないのかと言われ、そんな環境でどうやって成長していくことができようか。かなり深刻だと思う、現状。

それでも若い先生を責めますか?


ICTをまず使いましょう!と言っているので、若者が使うと、本当にそれ付箋でやったほうがよくない?って普通に言っちゃうんだって。使い方わからないことを棚に上げて、効果的な使い方じゃなかったと批判的な意見を言っちゃうんだって。社会人としてのマナーが身についていないって、5月や6月に陰口叩かれちゃうんだって。そりゃそうだよ、コロナ禍でマスクしてお喋りしないで、飲み会もなしで過ごしてきたんだもの。いろんなことが身に付いていないのに、それでも教師になりたい、子供のために働きたい、って言ってくれる若者だよ、一人も辞めさせちゃいけないって思うけどね。大事に大事に育てていきたいって思うけどね。それでも、あなたは、若者を責めちゃいますか?できること全部やりましたか?親身になって考えてあげましたか?若者の立場やこれまでの背景や今まで経験してきたことを想像してみましたか?全部やってもそれでもなかなか成長できないもんですよ、人間って。そういうもんだったよね、自分も。
そう思うと、途端に優しくなれるんだよなあ。

他人事だとは思えないんですよね


わたしも最初の頃はそうだった、何も知らないで手取り足取り教えてくれる大先輩がいて、優しい先輩がいて、失敗してもわらって許してくれて、みんな助けてくれた。
こんなわたしでも先生になっていいのかと不安になったら、いろんな先生がいたほうがいいよね、だって子供も多様だからって背中押してくれた。あの優しさを今も大事にしないとなあ、そう思っている。

私の提案は、研修と研修の橋渡し


初任者の悩みは、ちょっとしたことを気軽に相談できないこと、相談すると、一から十まで指導されてしまって、相談を最後まで聞いてもらえないこと、だから自信をなくしてしまって、どうしようもなくなってしまう。
これを元に架空の事例を作成した。この事例を指導教員たちに提供して、学校での対応策を考えてみましょう!と投げかけた。
最初は、こんな初任者、もうダメじゃん!って突き放す意見を言う人もいたけど、そのうち、こうしてみたら、いいかもしれないね、って建設的な意見が出てきた。ほら、全員が否定的なわけじゃない、わたしと似たようなことを考えてくれる人もいる。だから、先生たちって真面目で誠実な人が多い。最後には、その架空の事例の初任者のことを、とっても温かな目で見て心配するかのように、対応を考えていた。これは、管理職が動く必要がある、とか、これは、先生方全員にちゃんと伝えて共通理解することが大事!とか。真剣に考えてくれていた。本当にありがたいことだと思った。

最後は管理職なんだよね


ここで、指導教員がいろいろ考えたとしても、学校の体制や学校の雰囲気があったかいものでなければ、対応策を実行した時にどこかで躓いてしまうのだ。だから、この結果を管理職に伝えた。そのために、話し合いはホワイトボードアプリで記録してもらって、すぐにPDFにして送付して、それらをもとに実地研修を進める際の貴校の課題はありますか?と聞き、さらには、こちらから情報提供して欲しいことはありますか?と聞いた。
研修での姿と、普段の姿が知りたい、と言う意見。
他の学校の初任者の様子が知りたい、という意見。
いろいろ出てきた。これは次回に生かそうと思うものがあってすごくすごく有意義な回答を得られた。

同じ目線に立てているわけではないのだろうけど、少し、距離が縮まった気がした。

うまく橋渡しになっているかどうか、次の研修での姿を見て、意見を聞いて、考えていきたい。

0107_明日の投稿は


ある初任者とのやりとりから
わたしが考えたこと


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