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学食レポ【早稲田大学】やわらかトンテキ定食編

大学一年生の食学生です。
今日は早稲田大学 早稲田キャンパスの【やわらかトンテキ定食】をいただきます。


早稲田にはメインキャンパスが4つある。
本日は通称本キャンと呼ばれる、早稲田キャンパスに行ってきた。
東西線早稲田駅から徒歩5分。山手線高田馬場からも行けるには行ける。そんな立地にあるキャンパスだ。

(↓各キャンパス情報などがみれます)

せっかくなので大学の様子なども交えて書けたらと思う。

撮ってみた


今日は高校時代部活が同じだった友人に、後輩からの卒業祝いを渡しに行くという用事のために、授業の合間を縫って会いに行ってきたのだ。

友人と終日空いている日にどこかで会えばいいじゃないかと突っ込まれるかもしれないが、卒業祝いを早く渡さなければならない事情があった。
中身がフィナンシェなのだ。洋菓子なのだ。

早く渡さないと、せっかく後輩達がえらんでくれたお祝いが、お腹を壊すお呪いになってしまう。
ということで時間のあう時を無理やり見つけて早稲田キャンパスに出向いてきた。

小一時間ほど近況報告などなど和気あいあいと話したあと、用事があるということで友人は帰ってしまったが、食学生にもこの大学にとある用事があった。

もちろん学食だ。ここまで来る時に1番わくわくしながら電車に乗ってきた。
学食を食べなければ帰れない。

わくわく

だが少しだけ問題がある。

入ってきた時も思ったのだが、この大学とにかく


広い。
とても広い。広すぎる。

あとなんか建物が縦に長い。あと多い。
どの建物もデザイナーズハウス頂上決戦みたいな感じだった。緑溢れるキャンパスに溶け込みつつ、歴史と現代技術の融合ばーーんとしてた。

これは迷ってしまう。
たった一本道なのに逆方向を気付かず20分歩き続けた経験がある身としては、非常に由々しき問題だ。しかもこの経験、つい昨日のことである。
由々しい。

ということで、急遽お隣の西早稲田キャンパス(徒歩15分の距離離れてるとこ)の方に通う、これまた別の、高校時代の友人Yに助けてもらうことにした。

ちょうど早稲田キャンパスの方にある図書館で課題やりたかったから〜

とかなんとか言って、わざわざてくてく歩いて来てくれた。
お昼は既に食べてる友人Y。ただ食学生の学食欲を満たすためだけの用事に付き合ってくれる友人Y 。
優しさが突き抜けている。ありがとう友人Y。そうして、入りたいサークルの話をしながら学食のある建物まで歩いていった。


早稲田大学も今は新歓シーズンで、歩くとちらほらチラシ配りをしている人にすれ違った。聞くところによると、早稲田大学はインカレサークルも多いらしい。

そんなこんなで友人Yと早稲田大学を歩いていた時に、チラシを配る上級生らしき人とすれ違った。最近会えてなかったこともあり、話に花を咲かせながらのことだった。

食学生「~みたいな感じだよね〜!」
上級生「◎△$♪×¥〜に反対しませんかあ〜」

食学生「!?」

え、なに、反対って言った?
凄いにこやかゆるやかなお声で反対??
サークルの勧誘に混じって社会運動も勧誘してる?

友人Yと話しているあいだも、先程すれ違った人の声が頭の中を反芻していた。話に夢中でよく聞いてなかったことをこれだけ後悔したことはない。


社会運動先輩も気になるが、今日の目的は学食だ。
連れられてやってきたのは、早稲田大学キャンパスの学生食堂「大隈ガーデンハウス 」。
なんと門を出て道路を1つ超えた先にある。
公園が隣にあり、緑が溢れる中の階段を進みながら食堂を目指す。

学生食堂部分は建物の2階と3階。今回は3階のお洒落カフェテリア系で食事をとることにした。
聞くところによると2階は、メインやおかずを1品ずつ料理を選びお膳に載せていく形式の食堂らしい。
2階の自分好みのお膳を作るのは非常に魅力的だ。

しかし、今日は途中の看板で見た3階のとある料理が気になってしまったのだ。

看板

やわらかトンテキ。君だよ。

百姓どもを従えるかの偉大な経営者オツベルが食べていたのはビフテキだが、看板のPRとして撮られたトンテキもなかなかに良いプロポーションをしていた。

3階につくとすぐに食券機を見つけることが出来た。生協に加入している早稲田生と、外部の人間では若干値段が違うが、それでも1000円を超えない。(早稲田生 750円   外部 880円
友人Yは奥の併設されたカフェで抹茶オレを頼みにいくと離脱したので、1人ゆっくりとトンテキの登場を待っていた。


わあ〜!

折角なので室内のバルコニーのようになっている窓際の席を取った。吹き抜けになっていて、青々しい公園の外が一望できるなんとも眺め良い場所だ。
ガッツリ系の食事の横で、友人Yは優雅に抹茶オレを嗜んでいた。


メインのトンテキの他に、白米と御汁もついていた。薄味付けながらほっとする味でネギがゆるりと流れ込む飲みやすさ。濃い味が隣にあるので良いバランスを保っている。

さて、サブはいいのだ、とりあえず。
こぶし2個分ほどの肉が、バジルトマトソースをかけられて鎮座していた。
ちなみにソースは3種類選ぶことが出来る。
(デミグラスソース/バジルトマト/和風おろしポン酢)
食学生は熱狂的トマト教なのでもちろんトマトソースを選ばせていただいた。赤く照る表面がなんとも涎を誘う。


ナイフをさしいれると、力を入れることなくすっと簡単に刃が入った。皿との金属音を避けながらフォークで優しく肉を掬う。
他大学内ということもあり精一杯お行儀よく食べているので、気分は成金貴族だ。マナーはよく分からない。


期待感とともにそのまま口に運び入れる。

温かく柔らかく溶ける豚が、トマトソースに絡んで濃厚な満足感を生み出していた。焼かれた肉の最大限の柔らかさという食感で、噛んだ隙間にソースが滲んでくるので重厚さがある。


添えられたキャベツと一緒にかきこむことでさっぱりとし、飽きることなく食べ続けられる。
トンテキ一色に口の中がなれば、ぐいっと御汁で流し込む。永久に食べれそうだこれ。


柔らかな日光が差し込むカフェテリアで、友人と語りながらトンテキをたべる緩やかな放課後がこの世に存在していいのか。
日々の幸せの最上級がここにあった。こういう積みかさねに生かされている気がする。幸せだ。

最後までソースを残さずキャベツに絡めていただいた。

ごちそうさまでした。美味しかったです。

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