エッシャー展へ行くしょうもない人生
こんにちは。しょうもない人生です。
日常的なブログをはじめます。
どこか行ったり美味しいもの食べたり良い経験したら書きます。友達少ない故の努力です。
先日、滋賀県にございます佐川美術館へ馳せ参じました。佐川急便が運営する良い施設です。
エッシャーはご存知でしょうか。
彼は出身は〜…とコピペの説明は割愛しまして、騙し絵が有名な絵うまい奴です。僕は小学生の時に友人が持っていたエッシャーの絵本か何かみまして、その頃から好きな画家でした。
先日、たまたま高校生の時に使っていたSDカードを開いてみてみてみますとエッシャーの手法を真似た絵をたくさん保存していました。改めて自認ですね。
時々思いますが、エッシャーの画集は子どものへのプレゼントに滅茶苦茶良いと思うのですが。知育に良さそう。
展示自体は小さい木版画からはじまりますが、段々とスケールや緻密性は大きくなっていきます。色彩がないせいか、彼の絵は非常に奥行きを意識させられます。優秀な観察者は光の捉え方が上手だと聞きますが、エッシャーはその才覚が如実に現れていました。(水を描くの避けている気もしましたが)
さてさて、作品の写真を連発していきます。
エッシャーは、テセレーションという図形の配置によって生まれる幾何学的模様に興味を持ち、旅の間も研究をしていたようです。
スペインにあるアルハンブラ宮殿を訪れた際、そこでの装飾が彼の目に留まったところからはじまったようです。
数学的でどこか遊び心を感じさせるその模様はエッシャーの絵にも多大な影響を与えたそうで…
段々と作品に思想や遊び心が加速していく様子が窺えます。こういう「騙し絵」というジャンルは正式にないにしても全てをやり尽くしてしまう勢いです。思想といえばやや大袈裟なのかもしれませんが、計算され尽くされたテセレーションから着想を得た自己完結は後期の作品に垣間みれました。
高校生のぐらいの時に「文系?理系?」という質問が飛び交ったと思います。芸術はちょうどそのど真ん中にあるのだと今回のエッシャー展で再認識しました。
物理的な「光線」への造詣、テセレーションという数学要素、社会背景と歴史・伝統への興味関心…エッシャーは絵というメディアの選択をしていましたが、人間という文化的生物上、言語的な感性はどのような芸術作品でも(鑑賞時も)必ず入り用があります。
おもしろいのがその反面、「本物の美しさとは人を黙らすものであります」と誰かが言ってましたね。
エッシャー展は、富山県美術館と豊田市美術館でも開催されるそうですよ。どちらも非常にダイナミックな建築で好きなのですが、まだ行ったことがありません。エッシャーを復習しにもう一度行ってみるのもいいですね。撮り忘れた作品も何点かありましたし…。
はじめての投稿に何度も文章をチェックしてみましたが、すごく時間がかかりました。疲れた。
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