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発話誘導って、ナニソレ

生まれてこの方一度もやったことがないです。発話誘導。インテリジェントな方々が、相手と対話するときに自分の思い通りに相手を動かす、むしろ相手が人参に釣られた馬のように自ら動き出すよう話の中で上手く人参を顕現させる手腕。

手に入れたい。どうすればいいんですか。

夫 :意図的に穴を開ければいいよ。
私 :意図的に穴を開ける(秘技!オウム返し!)
夫 :こういうこと聞いて欲しいってフックをかけて、
   それを引き出して、上手に答える。

私 :それって例えば、どういうこと?
   例えば、志望動機を聞かれたとします。
   私の得意分野はIT系で押したいと思ってます。IT駆使してるよ。
夫 :それはあなたの話したいことでしょう。
   あなたがそれをすることで、雇用主が得をするという話にしてない。
   だから、あなたを選ぶ必要性が感じられない。
私 :必要性って、一体どんなことを話すの?
夫 :相手がやりたいことを自分がこう貢献できますよと、主張する。
私 :ふむふむ、って空白の話はどこに言ったのか。空白はどう作るの?

夫 :問がたちやすいように誘導する。

私 :例えば?
夫 :『普通とは違うことを言う』とか『極端なことを言う』とかする。
   すると、コイツは何を言っているんだと興味もつでしょう。
   後は、理路が通っていれば叩かれることもないでしょうよ。
私 :なるほど、確かに。もちょっと具体的なのほしい。
夫 :寿司って、海に近いほうが美味しそうなイメージあるでしょう。
   生魚だから。それを敢えて内陸のほうが旨いんですと言い張る。
   すると、『何いってんだコイツ』ってなるでしょう。
私 :確かに山の方にある寿司屋は不味そうなイメージある。
夫 :あえて「内陸のほうが旨いんです」って言うと、何で旨いのか説明しなければならなくなる。流通どうやってる、管理どうする、鮮度管理どうしてる。ちゃんとやるから、海辺で管理してない寿司屋より美味しいんですって言う話ができたら、なるほどねってなるよね。
私 :ウンウン、空白は?

夫 :そう、そこであえてひとつだけ説明しないところを作る。
   あえて値段の説明をしない。
私 :あぁ、絶対気になるところだね。むしろ最初にほしいくらいだけど。
夫 :だから、おいくらって聞かれるでしょう?
   というふうに聞いてほしいことは言わない。
私 :ふむふむ
夫 :最初に馬鹿高い値段言って、VIP用ですって言っちゃうと聞かない人のほうが多くなってしまうでしょう?私関係ないって。
   値段は言わずに質問が出たら言うってするのよ。


発話誘導の何たるかは、なんとナーク分かった気がする。使えるかどうかは別として。まずは、相手が知りたいところは何かというところを明確にせねばなるまい。
食べ物だったら、相手が食べたいもの、好み、求める価格帯、所在地でも選ばれるかどうかは決まるだろう。その中の何がネックになりうるか、何を最も求めているか。

相手を知り己を知れば百戦危うからず。か。

成長するための某かにに使わせていただきます。