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スシローお寿司ペロペロくんの高校自主退学について思うこと

スシローでお寿司ペロペロして、動画をアップした高校生が自主退学した


☆☆☆


ネットではかわいそうという人と自業自得だという人で二分され、論争が起きた。

可愛そうという人は問題解決策を提示しなかった。


高校生はネットで実名と住所を晒され家の外にも出られず、苦情の電話が家と高校に殺到し、自主退学した。

自業自得だと言った人たちは問題解決策を提示しなかった。因果応報と言い、得意げに切り捨て、高笑いした。


どちらも問題解決策を何一つ提示しなかった。

知的に低い空間。これが現代インターネットである。


個人的には、ノーベル経済学賞を受賞したマイケル・スペンスのシグナリング理論を使っていた。

使いたかったから使った。ほぼ自動的に。


役者さんやテレビアナウンサー、一部の芸能人は「ゲンコツ三発で許してやれよ!」と言っていた。

あ、この人達すごくいい人たちだと個人的に思った。


信頼できる人間。良い奴だ。

ネットでは自業自得だ勢が多かった。中にはバカは殺処分しろとか、刑務所から永遠に出すなよとか言う人も居た。


あ。この人達とはお近づきになりたくないと思った。

いつ、その怒りが近くの人間に向けられるかがわからないからだ。


後ろを安心して任せられない人間。信頼できない人間である。

ゲンコツ三発で許してやれよ!可愛そうだろ。という人たちは全員高所得者だった(当たり前だ)。


こういう人たちとならリアルで会話しても大丈夫。うっかり自分が失態を犯したとき、殺処分しろ!よりはゲンコツ三発な。

のほうが個人的にはずっと良いと思った(だから、人から信頼され高所得者となる、人が集まる)。


お給料は他人から受け取るのだ。その他人が身近にいない一人ぼっちは貧乏人に決まっているであろうが。

形而上学である。


暇だから、自業自得勢を経済学的に擁護してみる。

スシローはお寿司ペロペロ動画が掲載されると時価総額(その会社の株式を100%買い取るときの金額、金の量。発行済株式総数*現在の株価で計算できる、要はその会社の買収価格、企業価値)が170億円下落した。


170億円その会社の企業価値が下落したのだ。

株価とはその会社の将来価値である。将来価値*発行済株式総数で買収価格となる。


(だからPBR、株価純資産倍率、は簿価より2倍程度割高なのだ、どうでもいい話だ)

トヨタ自動車の時価総額が30兆円なら(もう少し高いが)、トヨタを買うのに30兆円掛かるということだ。


しかしほんとうは30兆円では買えない。なぜなら買い続けると売り板の株式数が段々と減少して行き、それでも買い続けると売ってくれる投資家が減り続け株価が上がるからなのだが、そして時価総額とは現在の株価(上がり続ける株価)*発行済株式総数なのだが、まあそれは良い。

スシローの中長期的な収益が減少すると投資家は判断したわけだ。


だから時価総額が170億円一夜のうちに消し飛んだ。

客が一時的に減るからだ。数十店舗か数百店舗でバイトが首になる。


一部の店舗も倒産する。ペロペロ1発で、だ。

そして一部の首になった社員や母子家庭で子供さんを育てていた低所得の時給制労働者が首を吊り自殺する。


ペロペロ一発で数名自殺する。

だから殺処分しろ!側の意見はそれなりに正しい。と擁護してみる。


だらしのない社会だ。しかも模倣犯が数名やってきており、吉野家や他のお店でも商品にツバを垂らしたり、タバコを乱入させたり、タールは発ガン性物質なのだが、心理学的承認要求(誰かボクという低所得者を知って下さい!という心理学的要求)をするアホが、日本で増殖している。

ペロペロ1発で人が数名死に、経済的損失も余裕で200億を超える。


さて、問題解決策だ。

まずインターネットには特性というものがある。

ネットとは第2次世界大戦中にアメリカの軍事施設の情報媒体を瞬時につなぐ通信網が発達して出来たものである。


最初はアメリカの軍事施設だけで閲覧していたものが商業化され、あまりに金になるから(Amazonの年間売上高は現在47兆円を越えている)、見切り発車したのである。

よってネットの特性として一度ネットに上げたコンテンツは回収が不可能である。


一度ペロペロしたらいまイギリス国営放送のBBCやアメリカ、フランス、韓国、インドなどの主要メディアがこぞって報道しているが、人生詰むのである。

本来日本がインターネットを作った国ならば、Googleのbotアルゴリズムのように、アップした動画を巡回し回収して自動で削除するプログラムを作ったはずである。


しかし経済大国のアメリカは見切り発車をした。

商業化を優先させたからそういう金の掛かるそして金にならないシステムは作らなかった。


だからいまのような一瞬で人生詰むシステムが出来上がった。

アメリカや日本で彼女と付き合っていて、彼女から別れ話を持ちかけられると、一部の男性が怒り狂いスマホにある彼女の裸体をアップして、若い女性がいま大量に自殺している(これをリベンジポルノと言う)。


一度アップされたら回収は不可能である。インターネットは基本的に欠陥品であり、多くの人を殺害してきた。自殺に追い込んできた

令和3年度の年間自殺者数は21,007人であり(*出典1)、1日あたり57.3人(21,007/365=57.3人)ずつ日本人は死んでいる。東京都だけで毎日5人ずつ自殺者が出ている。

多すぎてありきたりだから報道されていないだけだ。


その自殺者のなかにネットやスシローペロペロで解雇されて死ぬ人間も当然いる。極少数だが人はその程度で死ぬのだ。

心の病に依って人は大量に死に続けている。家族の居ない、コミュニケーション能力の低い独身男性が早死にするのは当たり前である。


(進化生物学的に男性はコミュニケーション能力が女性より低い、当たり前だ。狩猟採集民族時代から人間の脳も遺伝子もほぼ変わっていないし、当時の男性はコミュ力が不要だったが、狩に行かなかった女性陣は部族の村の中で地域コミュニティを築く必要があった。だからコミュニケーション能力が高いのである。女性がお喋り好きとは、助け合わなければ死んでしまう時代を生き抜いてきた彼女たちの、生きながらえるための遺伝子の仕組みの名残りである)。

話し相手がいない孤立した独身男性は心の病に罹ってすぐ死ぬ。或るいは、他者を殺す。

ナイフとか振り回してわんわん泣きながら無差別に殺害を繰り返すのは、いつも男である。


話が逸れた。ネットが原因で、いまも大量の人が死んでいる。そういう場所、薄っぺらいまがい物の中身空っぽの空間。それが現代インターネットである。その程度なのだ。ここは。知力が低い。そういう場所。

この事象について、問題解決策はひとつしかない。


インターネット論の論文を読むと分かるが、コンビニオーナーの息子がコンビニの冷凍庫に入ってピースした動画をアップした人たちのご家族はコンビニ本部から契約を打ち切られ、自己破産している。

動画一発で家族の人生が詰んでいる。というか、ネットでそれやった奴らは全員人生詰んでいる。


今回の子供も(高校生はまだ子供である)、ペロペロ一発で人生詰んでいる。

やり直しはいくらでもできるが、ネットとは一瞬で人生が詰む場所なのだ。


恐い場所なのだ。

小学校の道徳の教科書に、いままでネットでバカッターやった奴らの人生がその後どうなったのか(自己破産したか首くくって死んだかのどちらかだ)を淡々と小学1年生から6年生までの6年間で一覧にして教える。


でも、日本の文部科学省はいまだFAXとか使ってる紙データ命の人なので、ネットに疎い人がカリキュラムを作っているので、問題解決はできないだろう。

今後も人生が詰み続ける。そしてネットの人たちはこの様な他人の不幸を喜ぶ。


親御さんが自己破産したくないならば、この記事を読むか、インターネット論の論文を読んで、バカッターやった人たちの悲惨なその後の人生をご家族に淡々と読み聞かせること。

が問題解決策である。やっちまったあとはもう無理。


一度アップしたデータは回収不可能。無理ゲー。そういうゲーム。高校中退後更生し、やり直し自体はできるが、ネットの何処かにその当時の自分のぺろぺろ動画やキャプチャ画像が格納され、アーカイブ(保存)されている。または、面白動画としてPCやスマホにダウンロードされ、自分が死んだ後も末代まで笑われ続ける。

これがネットの特性。覚えておこう。一度アップしたらもう無理ゲーである。気を強く持つ。笑い話にできる心の強さがこの社会では必須である。


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