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新コロ大不況と今すぐ使えるミクロ経済学について

2020年4月7日時の安倍総理大臣は緊急事態宣言を行った。

当時は検査体制ができておらず、発熱が4日以上続いたら検査を受けられる制度だった。


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検査数を大幅に押さえ込み医療崩壊を抑えるための措置だったのである。

つまり、それだけ市中にウイルスが蔓延しており、このままでは2週間で10倍ペースで増え続ける新コロ患者を抑えられないと判断し、安倍総理は緊急事態宣言に踏み切ったのである。

緊急事態宣言は2020年4月7日から5月25日まで続けられた。


当時一つの事件が起きた。

それはナインティーナインの岡村隆史さんが緊急事態宣言中の4月23日にニッポン放送のラジオでこう言ったのだ。

"コロナが収束したら絶対面白いことあるんですよ。なかなか苦しい状態がずっと続きますから、コロナ明けなかなかの可愛い人が、短期間ですけれども、美人さんがお嬢やります。

短時間でお金を稼がないと苦しいですから。

コロナ明けてからの3ヶ月は『え? こんな子入ってた?』っていうような人たちが絶対入ってきますから」3ヶ月の間、集中的に可愛い子がそういうところでパッと働きます。それでパッと辞めます"

出典:文集オンライン

この発言は大いにバッシングを浴び大炎上となった。

人文科学的には当たり前である。不況で、若い女性が体を売ることを楽しみにするなど何たることか。

若い女性をモノ扱いするな!


というネット世論は極めて正しい反応を示したのだ。

しかし、社会科学的にこの発言はどうなのだろうか?

社会学ではなく社会科学(社会の法則性を学ぶ学問)。そして社会科学の女王たる経済学的にはどうなのだろうか?

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