"まあ。セレプロなので。"#最終回 楽曲派と言う勿れ⑤
1年前の今日、秋葉原の某所で行われたCDリリイベに行ったんですがこのnoteの記念すべき最初の記事はそのイベントレポートでした。
1年という期間に渡りセレプロというコンテンツの魅力を発信したいとあれこれ書き続けてきて、ひとまず自分が果たせる役割は終わったと思います。そんなわけで今回が一区切りです。ひ、一区切り…。
今後も9-tie声優さんの皆さんの活躍を中心に記事は書き続けていきますが、セレプロに直接言及するのではなくもう少し幅広く私の個人的な経験談や推しカツについても触れていきたいなと。
それではセレプロへの感謝を込めた最後の記事は、もちろんこの三曲についてのレビューです。
全てはここから始まった!
1.Glorious Days
作詞:橘亮祐・篠崎あやと
作曲:橘亮祐・篠崎あやと
最近はともかくとして二次元アイドルの名刺的な曲と言えばラブライブ!の「僕らは今のなかで」のように頭から最後までキラキラポップな曲調が全盛だと思います。
しかしセレプロのOPを飾るこの曲はアフリカントラディショナルミュージックを思わせるような力強いイントロから始まります。
これはリアルタイムでアニメを視聴していた私の感想としてはオーディションを戦うキャラクターたちの決意の表明であると思っていました。
しかし全13話視聴後だとオーディションを経て得た思い出の振り返りとメジャーアイドルとしての希望が表現されている、と多面的に捉えることもできます。チアーズからのエールを思わせる歌詞もありますしね。
特徴的な低音リズムは心臓の鼓動であり9-tieが踏み出す足音であり…と歌詞だけでなく曲も様々な解釈ができるのが面白いですね。
展開としてはサビの入りで一瞬無音になる「いつか」「そして」から一気に盛り上がり、聴いている側の感情とシンクロするのが高評価のポイントです。
ラスサビ前には鈴音と玲那のソロパートがあり、ストーリーの中心にこの2人が据えられていることもわかります。ここで玲那(水野さん)がしゃがんでいる他のメンバーを見て頷き合う振り付け好き。
改めて聴くとコールというか合いの手パートも結構ありますからライブで声出しができていたらどんな感じになっていたのか……恐らく関係者やファンにとっての見果てぬ夢です。 \ハイ!/ \ハイ!/
2.SELECTION HEROINE
作詞:牡丹
作曲:藤末樹・NOBB-D
\やっと 会えるね!/
この曲については個人的な小話がありまして。
セレヒロはアニメでは使われていない曲だったのでリリイベではどんな感じで歌うのかなーとワクワクして行きました。もちろんプラクティクス動画で予習してましたけど。
で、リリイベが行われた10月30日時点でアニメは5話まで放送されており、各キャラの性格なんかも一通り描写されていたわけです。
特に玲那はやたらと思い過去を背負っているし本人はクールキャラだし……にも関わらずこの曲って振り付けがかなり可愛い系なんですよね。サビで大きくハートマークを描いてみたり。
なので「あの玲那がこんな振り付けを受け入れるなんてどんな紆余曲折があったんだ…」みたいなことを考えていたのですが、水野さんもダンス練習にあたって「あれが玲那のギリギリ」的なことをラジオか何かで言ってました。そういう意味ではあざといキャラの凪咲(荒井さん)のカワイイアピールが強めなのもキャラ準拠と言えるかもしれません。
まあ歌詞的には一番「SELECTION PROJECT」というオーディション番組を表しているとも言えるので本編と紐づけられてもよかったかなとは思います。
この曲は上述した二次元アイドルの王道に則ったキラキラポップなノリが良すぎるのでイントロから飛ばしてヨッシャイクゾー!!になるのはチアーズあるあるってやつです。
3.Only one yell
作詞:橘亮祐・篠崎あやと
作曲:橘亮祐・篠崎あやと
アニメのEDで流れるのはもちろんのこと、第1話ではオーディションの課題曲であり、ラストシーンの鈴音が涙声で歌う曲。そして第2話では電話越しに鈴音とセイラが歌う…という、特にストーリー序盤において印象的な使われ方をしていました。
中盤以降については涼音のエピソードを始めとしてチアーズからのエールに焦点が当たっていたので、間接的に「Only one yell」というフレーズが重要な役割を担うことに。
とはいえ、この曲について私の端的な印象を一言で表すと「天沢灯のキャラソン」であり、9-tieやセイラはそれをカバーして歌っている、というのが率直な感想です。
「B.B.」もですが歌詞の内容があまりにも「アイドル・天沢灯」の生き様とリンクしてしまっているので、それをオーディションの後輩にあたる面々が歌っている、というのが本当に深いですね…。
特にこの歌詞はファンが客席でサイリウムを振っている光景を連想させるので、ライブでは光る棒を握りしめながら聴き入っていた人も多いのではないでしょうか。
ラスサビのコーラスとユニゾンはそんな光に応えるような厚みと調和があって「やっぱりこの9人でなきゃ!」と強く思わせてくれるフィナーレとなっています。
ちなみにアニメの各話EDで披露されたソロバージョンはBD特典として収録されていますが皆さんは誰のバージョンが一番印象的でしたか?
私としては元気なキャラクターがこういった落ち着いた曲を歌っているギャップが好きだったりしたので広海や逢生のお淑やかな一面が感じられたのがオススメポイントですね~。
とまあこんな感じで10月30日に間に合わせるため軽めのレビュー記事を書いてみました。
あの日第1部と第2部合わせて200人のファンが参加してたはずですけど、皆さん今はどのコンテンツを追ってるんだろう。
時々は気まぐれでもいいからまたセレプロの曲を聴いて当時の思い出に浸ってもらえればな~と思ってます。
ではでは、来月からはこのnoteも新シーズン突入ということで枠に囚われず好きなことを好きなだけ書いていきます。良ければまたお付き合いください。