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INSTAX mini Evo使ってみました。

 ここ数年、仕事以外に時間を作る余裕もなかったわけですが、かつての僕の趣味であった写真を、来年は久しぶりに再会しようかなぁ、と考えていました。

 そんな年末に、半ば衝動的に購入したINSTAX mini Evoの試し撮りを兼ねて、事務所近くにある大平山神社周辺を散策してきました。

INSTAX mini Evo 

 カメラを持って歩いていると、普段は気にも留めない些細な景色に引き寄せられていきます。景色の意味とか、そういうものにとらわれずにカメラのシャッターを切ることができる。気持ちがすっと楽になる。

INSTAX mini Evo

 ほとんどの景色は、スマートフォンに登載されているカメラだけでも、かなり高画質に撮影できる時代。スマートフォンよりも優れた画質を求めるなら、1.0型センサー登載の高級コンデジか、マイクロフォーサーズ以上のセンサーを搭載したミラーレスじゃないと……ちょっと厳しい。

INSTAX mini Evo

 ただ、そんな高級なカメラを買っても、結局のところ撮影した画像はメモリーカードに記録されたままだし、プリントアウトする気力も体力も無かったりします。パソコンで画像編集して、彩度とか露出をいじくってフィルターをかけて……そんな作業も煩わしく思える歳になりました。スマートフォンで撮影して、Instagramで画像編集したほうが効率的。

INSTAX mini Evo

 まさか、僕がinstaxを買うとは思いませんでしたけど、最終的に行きつくのはここなのかなぁ……と。いわゆるチェキです。ハーフサイズのフィルムにも似たinstax miniは、基本的にはカメラを立てに構えて撮影します。Olympusのハーフサイズカメラ、PENを彷彿させますよね。

INSTAX mini Evo

 レンズエフェクトも、フィルムエフェクトも、撮影時のカメラの設定で完結する潔さ。換算28㎜のレンズは、それなりに風景写真に適してるように思いますけど、1/5型という豆粒のような撮像センサーなので、被写体にグッとよることができます。
 むろん、実焦点距離は3㎜にも満たないので、背景をぼかすなんてことはできません。それでも、レンズエフェクトでそれなりにぼかしたような写真も撮ることができますね。

INSTAX mini Evo

 何より、その場でプリントできるところが素晴らしい。プリンターの設定とか、インクの詰め替えとかそんな煩わしいことも気にせず、プリントレバーを引けば写真が出てくる。
 instaxなので当たり前なんだろうけれど、写真は液晶画面で見るのではなく、プリントされた写真を手に取ることではじめて、風景の実在を感じることができる。そんなふうに思います。

INSTAX mini Evo

 INSTAX mini Evoのすごいところは、単なるインスタントカメラじゃなくて、基本的にはデジカメであること。メモリーに記録された画像から、プリントしたい写真だけを選べるという合理性。

カメラケースは純正ではなくサードパーティ製

 とはいえ、カメラの性能は必ずしも優れていません。オートフォーカスもちょっと弱い。シャッターボタンのストロークも安っぽいのは否めません。露出も少し明るめ。まあ、これがinstaxなのでしょうね。来年は、少しだけ写真も撮っていきたいと思います。

INSTAX mini Evo


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