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飛騨市の「令和4年度決算」を見ていく②

動画クリエイターのシュウジです。
岐阜県飛騨市と株式会社Another Worksが行う、複業人材を登用する実証実験において、「関係人口創出パートナー」として選出いただきました。

前回に続き、飛騨市の「令和4年度決算報告」を見ていきたいと思います。わからないところを調べつつ、気になったポイントを書いていきます。

※画像や数値はすべて「広報ひだ 2023年10月号」より引用しています。



繰入金とは?

前回の記事では一般会計の歳入を見ていきました。

自主財源は国や県に頼らず、自治体自身の力で集めてきたお金なので、この比率が高いほど、地方自治体として自立しているといえそうです。その中で気になったポイントは「繰入金」です。説明文によると「貯金(基金)を取り崩したお金」とあります。愛知県岩倉市のHPでは、以下のように解説されています。

各会計間の現金の移動のことをいいます。具体的には、一般会計・特別会計・基金の間で現金を移動させることをいいます。例えば、基金を取り崩して事業費に充てる場合であっても、直接基金から事業費に充てることはできず、一般会計などに「基金繰入金」として歳入計上してから事業費に充てることになります。

岩倉市HP

自治体の会計は「一般会計」「特別会計」「基金」に分けられるということですね。「一般会計」は自治体の運営をする上での基本的な経理を計算するもの、「特別会計」は特定の目的のための収入・支出を管理する会計のようです。飛騨市の特別会計は以下のように公表されています。

「基金」とは、特定の目的のために積み立てる資金のことをいうそう。飛騨市の基金は以下のものがあります。

一般会計基金の状況と財政調整基金の規模の考え方
一般会計基金の状況と財政調整基金の規模の考え方

この中から取り崩したお金が、令和4年度は「17.9億円」あったということですね。

次回は「地方交付税交付金」「国庫・県支出金」について見ていきたいと思います。

僕が関わらせていただく「関係人口創出」プロジェクトは「未来のコミュニティ研究室(FCL)」が主体となって活動されています。

12月9日には研究発表会があるので、多くの飛騨地域の方に足を運んでもらえるよう活動していきます。

このnoteでは活動の記録を発信していきますので、ぜひいいねやフォローをしていただけると嬉しいです!よろしくお願いします!

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