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気付けばZOCに新メンバーが入ってて、私は初代の亡霊のままで

ちょっと気楽な文体で、最近のZOCについて書いてみる。


巫まろとWACK代表渡辺淳之介の不倫が、「音楽で返していく」という陳腐な禊で終わったことにいまだに納得がいかない。
大森靖子にとっては正常運転でしょうが、音声流出事件をなあなあで済まされたあとだったので、なおさらだ。

戦慄かなのや香椎かてぃが脱退していって、不倫をしている人はグループの活動が続いているので、「この組織は腐ってるんじゃないのか??もうやめなよ。一回解体して体制整え直しなよ」と思う。

その間に、コショージメグミとの新ユニット結成など胸が踊るようなニュースもあったが、ZOCへの興味はほとんど0になった。

そうこうしているうちに、新メンバーが入った。

東条ジョナという名前でミスiD2020を受賞しており(https://miss-id.jp/nominee/11466)、これでZOCに所属していたことがあるメンバーはミスiD出身が7人目になり、鎮目のどか以外はグループ加入前から大森聖子と旧知の仲ということになる。
歌が上手なので、ZOCの歌唱力も底上げされることが期待できる。

大森靖子は天才だと思う。川谷絵音が不倫してもトップアーティストとして走り続けているように、実力でスキャンダルを黙らせることができるアーティストだ。(いいアーティストであることと、いいプロデューサーであることは別だと思うけど)

メッセージ性は唯一無二だし、靖子ちゃんのお下がりのハイブランドをメンバーが着用している写真が好きだ。プロデューサーとアイドルの垣根を超えた家族のような関係は愛おしい。所属するメンバーを愛し、そのメンバーにぴったりな歌詞や曲を、音域も計算のうちに、書き下ろす能力はすごい。
比較するのは申し訳ないけど、ケンモチヒデフミに曲を発注しているファムファタールでも「moreきゅん奴隷」には叶わないと思う。「鼓動」は水曜日のカンパネラでも歌えるけど、「moreきゅん奴隷」は戦慄かなの以外歌えない曲だと思うから。


でんぱ組が変わっていくようにZOCも形を変えながらも続いていくと思うけど、私はZOCといえば初期を思い出す。もっと言う、フィンが脱退〜さやぴが居なくなるまでが一番好きだったし、何かが始まるわくわく感と、一筋縄で行かない学級崩壊したヤンキー女子校のような治安の悪さが好きだった。
なんだかんだ問題があっても、メンバー全員がそれぞれの安全地帯になっていて、実際の家庭環境が円満だったと言えない子達が守られているような聖域だったと思う。ZOCにいるときに子犬のようになるかてぃや安心しきっているようなかなのちゃんの顔が好きだった。
私はZOCといわれるたび初期の亡霊になってしまうのだ。


ファンによってスタンスが違うと思うから、今のZOCを応援している人がいるのももちろん頷ける。

でも、私の場合は初期のZOCが好きだ。
そのコンセプトは初期のメンバーだから消化できたのだと思っている。

だから、吉良乃ジョナ加入のニュースは肯定も否定もなく「ふーん」と思ってしまった。巫まろが加入したときはZOCが変わってしまうのではないかと胸がどきどきしてざわざわしたけど、今回は本当に無風。


初期メンバーを守ることができなかったと後悔の念が残る。みんなが満足いく形で「卒業」するわけでなかった。ファンに違和感が残ったまま、そのわだかまりが解けないまま、新メンバーをいれて人員確保。でも私は違和感を無視することはできない。
「あの辞め方は、ZOCらしかった」といいたくなるけど、ZOCらしいってなんだっけ?
暴言を吐く音声を流失しても公式からの誠実な釈明も再発防止策もないまま活動を再開し、メンバーが不倫をしても「音楽で返します」で終わる。それってZOCらしいで終わっていいのか。私は、違うと思う。

このメンバーで、これから何年も続いていくと思っていた頃の2019年ワンマンライブの映像でこの記事を終える。そんなことはなかったんだよな。タイムマシンが欲しい今日この頃。どの時代にいって、誰を止めればこのバッドエンドを防げたのかわからないが。

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