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狩猟鳥獣の毛や羽根で毛バリを巻いてみよう! その②フェザントテイルニンフ

狩猟で得るのは肉だけではなく、皮や羽根なども保存しておけば有効活用できます。ここでは、魚釣りに使える毛鉤(フライ)を紹介していきます!

第1回のキジの羽根を使ったソフトハックルパターンにつづいて、今回はキジの尾羽根を使ったフェザントテイルニンフという毛鉤を紹介します。

フェザントテイルニンフ
フェザント(pheasant)はキジ、テイル(tail)は尾で、キジの尾羽根の意。
キジの尾羽根で巻いた水生昆虫の幼虫(ニンフ)を模した毛鉤です。
水生昆虫の幼虫なので、水中で使います。
脚を付ける派と付けない派がいて、今回は付けない派バージョンを紹介!
見えているニジマスの目の前にフェザントテイルニンフを流してみたら、
とてもよく反応してきました。
視認性はよくないものの、とても効くフライパターンです~♪

それでは巻いてみよう!!!

材料
フック:ニンフ、ウエットフライ用#12~14
スレッド:8/0(各色)
ワイヤー:コパ―ワイヤー
テイル、ボディ、ウイングケース:フェザントテイル(キジの尾羽根)
まずはフックにスレッドを下巻きしよう!
キジの尾羽根(フェザントテイル)から
ファイバーを数本ハサミで切り出して、
スレッドで留める
手前が尾羽根を切り出したあとのもの。
適量を切り出して使います
コパ―ワイヤをシャンクの後端
(フックのまっすぐな部分の一番後ろ)に留める
フェザントテイルをアイの方向へ巻いていき、
写真くらいの所でスレッドで留める
余ったフェザントテイルはウイングケースとなる。
ウイングケースには水生昆虫の翅となる部位が収まっている。
この段階で本数が足りなそうなら、追加で足しておこう
コパ―ワイヤーをボディに等間隔で巻いていきます。
胸部には密に巻いて、アイの直後でスレッドで留めて
余分をカットしよう!
フェザントテイルを前方へ倒して
スレッドで留める
スレッドで留めた状態。
ウイングケースっぽい!?
完成!
胸部に巻いたコパ―ワイヤーの回数によって
ウエイトを調整できます。
ゆっくり沈めたい場合はまばらに、
速く沈めたい場合は密に巻きます


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