誤植発見「SHERLOCK」DVD
読書をしていると時折、誤植というものを見つけることがある。何十万もの活字を書いていると、それは仕方がないと言えるかもしれない。
だが、これはどうだろう。
こちらは、海外ドラマ「SHERLOCK」season1のDVD。数年前に購入。
本作はホームズの映像化の中でも非常に人気のある一作であり、僕もお気に入り。ホームズの設定を19世紀末から21世紀のロンドンへと変えた、革命的一作。
大まかな設定がこのように裏側に書かれている。
さて、書籍ならば仕方がないが、面積の少ない場所でいかに重要な語句を盛り込むかが問われるパッケージにおいて、僕は今更ながら誤植を見つけてしまった。
「君はただ眼で見るだけで、観察ということをしない。見るのと観察するのでは大違いなんだ」という名言がホームズにはある。我ながらお恥ずかしい。しかし、この誤植もいかがなものか。
本作のタイトルはもちろん、原作も「シャーロック」であって、「シャーローク」ではない。
けれど、僕はそこまで怒ってたりしているわけではない。
むしろ、これを見ることができるのは、コレクションを物で所有している者の特権とさえ思われる。この配信の時代にあって、それでもDVDやCDを集める楽しみの一面なのではないだろうか。
だが、コレクションと称してやたらめったらに取り込むのは、あまり賢明とも言い難いので、茶会における道具の披露よろしく、一点にゆったりと向き合う時間と物量であることも意識せねばならない。
それがやがて、「セレクション」というものとなるのだろう。
統制社会でない以上、何を持っていようが間違いというものはない。誤植だって愛そうじゃないか。
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