見出し画像

ちからつきたミカルゲと一息つく

 先日、ポケモン公式ショップ「ポケモンセンター」へ行った。前回に行った際には、残念ながらどのポケモンもゲットすることが無かった(≒何も買わなかった)のだが、今回はとあるポケモンと出会うことができた。

 その名もミカルゲ。シンオウ地方チャンピオン・シロナの手持ちポケモンとしても有名。
 初登場はニンテンドーDSソフト「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」とリメイク前の第四世代。鳴き声が、おんみょーん、に聞こえるのでもお馴染み。

 ところで、タイトルを思い返してもらいたい。ポケセンの情報を追っている方なら「あのシリーズね」とお分かりかもしれないが、“ちからつきた”ミカルゲと僕は書いている。
 つまり、バトルに負けたミカルゲ、ということでもある。

マスコット ちからつきた ミカルゲ

 ミカルゲを封印していた要石かなめいしが横倒れ状態になっており、ミカルゲの表情も少し弱った様子がうかがえる。少し良ければ通常の姿と見比べてもらいたい。
 このシリーズは人気のようで、ほとんど売り切れ状態。確かに、手乗りサイズでかわいらしい。

 けれど僕は愛嬌は感じつつも、当初、弱っているポケモンを迎える(≒飾る)というのはあまり縁起や、目に入る際の気持ちによからぬ影響がある(マイナスな気持ちになる)のではと、少し警戒もしていた。

 結果として、僕はこのミカルゲをゲットして良かったと思っている。
 このシリーズの素晴らしいところは、ゲームのように、この状態を「瀕死」とは表現していないことだろう。あくまでもちからつきた、だけ。
 なので、ミカルゲがすこし弱々しく寝転んでいるのを見ると、僕自身も「少し休みを取ろうかな」と感じる機会となる。
 それに、「ゆっくりしていてね」とミカルゲに感じることで、自然と温和な態度で過ごす時間も増えるのだ。
 ミカルゲ自体は怨霊の統合、のようなものではあるが、自身のポケモンとなったことで、その「厄」は「役」へと変わりつつあるのではないだろうか。

 ポケモンたち、ムーミンシリーズ(ヘムレンさんとスナフキン)、シナモンたち等々、近頃はぬいぐるみも身の回りに増えてきた。あるいは彼らが呼び合っているのだろうか。

この記事が参加している募集

ポケモンへの愛を語る

よろしければサポートお願いします!