ごきげんよう。
最近頻度の高い、「ふと気になったので調べてみた」シリーズです。
今回は「出世魚」について。
出世魚とは
そもそも出世魚って何?
という方がいるといけないので、そこから始めましょう。
上記の通り、大きくなるにつれて名前が変わる魚です。例にもあがってるように、ブリ(鰤)とかは有名ですよね。
しかし、よく考えてみると変じゃないですか?
「成長につれて名前が変わる」って、まるで魚が自分で名乗りを変えたかのように言ってますが、名付けてるのは人間なわけです。
同じ生物なのに、人間側で勝手に名前を変えて、出世だなんて言ってるという……
一体どこからこの文化が発生したのでしょう。
発祥と由来
なぜ名前が変わるのか
そもそも、なぜ同じ魚で名前が変わる(変える) のでしょうか。
たとえば虫なら、イモムシが蝶になったり、カブトムシになったり、あれくらい劇的な変化をしたらまあ名前も変わるよな、と納得がいきます。
しかし、魚がそんな姿形が激変することってない気がします。
だとしたら何故?
ということで調べてみると……
答えは、ざっくり言うと「商売上の都合」でした。
要するに、魚は年齢によって大きさがグッと変わり、味も変わるため、別の魚として扱った方が都合がいいから-
ということのようです。
なるほどね。
なぜ「出世」?
名前が変わるのはわかったところで、いつから、そしてなぜ、それを出世と呼ぶようになったのでしょうか?
なるほど。
江戸時代以前の日本の文化に結びついた呼び方だったわけですね。
いまの日本では成長や出世に応じて名前が変わるなんてことはありませんが、だからこそ今に残ることばの由来を調べてみると、昔の文化に触れられて面白いですね。
そして、なんだか魚が食べたくなってきました笑