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220.江戸時代のカクテル?『柳蔭』

ごきげんよう。
もうすっかり夏ですね!
お酒が美味しい季節です。
(いつでもおいしい気もしますが…笑)

夏のお酒といえば?

さて、みなさまは夏のお酒といえばなんですか?

やっぱりビール?
確かに、暑いなか、キンキンに冷えたビールは最高ですよね🍺

あるいはちょっと洋風に、ワインとか?
よく冷えた白ワイン、もしくはスパークリングで乾杯🥂
いいですねえ。

それとも、日本酒?
夏酒もバリエーション豊かですからね。
よく冷やした吟醸酒をクイっと…なんてのもいいですね🍶

他にも挙げれば色々あると思います。

こうして考えると、今の時代は世界各地のお酒を気軽に味わうことができて幸せですね😋

それでは、昔の日本、例えば江戸時代は、どんな夏のお酒があったのでしょうか?

江戸時代の夏酒

てな感じに前振りを挟みまして、今回のテーマ「江戸時代の夏のお酒」です。

その名は『柳陰』。

※これは関西での呼び名で、関東では「本直し」というらしいですが、由来も語感も柳陰の方がかっこいいので今回はそちらで通します。

柳陰とは?

僕がそのお酒を知ったのは、ずいぶんと前、20代半ばの頃になります。

当時の彼女(※)が落語好きで、聞かせてくれた(というか聞かされた)落語の演目の一つが、『青菜』。
あらすじなどは割愛しますが、そこに出てくるお酒が『柳蔭』です。

※この彼女の話についてはこちらにも綴ってます📝


青菜についてはこちら。


青菜はよく出来た面白い落語でしたが、その際、ミョーに印象に残ったのが、この柳陰でした。

長らく「日本酒の銘柄か、呼び方の一種かな?」と思ってたのですが、後日調べてみたところ、なんと「みりんを焼酎で割ったもの」と判明。

これ、言うなれば「江戸カクテル」やん!

気になる・・!

作って飲んでみた

すでにブレンド済みの商品も販売されてましたが、せっかくなので、再現した人のブログなども参考に、自分で作ってみました!



気になる味のほうはどうだったかというと…。

想像より甘く、そして想像よりアルコールが強い!
けど、クセも少なく、なかなかいい感じでした。

氷を入れてカットレモンを絞り、炭酸水で割って柳陰ハイボールにすると美味しかったです😋

今回の組み合わせ

今回は、スーパーで売ってた「ちょっといいみりん」と甲類焼酎を1:2でブレンドしましたが、どのみりんや焼酎を使うかや比率によっても味は変わると思うので、色々試すのも面白そうです。


余談

ちなみに今回のきっかけになった落語「青菜」。

別に知識など特になくても楽しめるので、興味のある方はぜひ見てみてください。

YouTubeには公式のものがなかったのでリンクを貼るのは差し控えますが、「落語 青菜」で検索すると沢山出てきます。

個人的には笑福亭仁鶴さんが演じているのが好きです。


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