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田沼意次(2025年NHK大河ドラマ『べらぼう』では渡辺謙さん)

・「大奥」(2023年、NHKドラマ10、當真あみ→松下奈緒)
・「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(2025年、NHK大河ドラマ、渡辺謙)


 田沼意次といえば、賄賂。『相良海老』にあるように、気に入らない人物は讒言して失脚させるという大悪人のイメージであるが、相良藩の藩主となり、相良(静岡県牧之原市)では、「道路整備などを行った名君」とされる。(国民に人気のない総理大臣でも、出身地に恩恵をもたらしてくれた人は、地元では人気がある。)

 個人的には、田沼意次は、織田信長の独創的な発想と、豊臣秀吉の人たらしを併せ持った稀代の政治家(牧之原市長は、竹中平蔵似だというが、「今太閤」と呼ばれた田中角栄似では?)であったと思う。



ワイロ最中(遊人塾塾頭・中山香)

二朱銀(甘蔵さかした)


・『相良海老』 ※「相良海老」は、相良産の巨大な伊勢海老のこと。
・海音寺潮五郎『悪人列伝 近代篇』文藝春秋 1967年
・後藤一朗『田沼意次 ゆがめられた経世の政治家』 清水書院 1971年
・辻善之助『田沼時代』 岩波文庫 1980年
・江上照彦『悲劇の宰相・田沼意次』 教育社 1982年
・大石慎三郎 『田沼意次の時代』 岩波書店 1991年
・関根徳男『田沼の改革』 郁朋社 2001年
・徳川林政史研究所 『江戸時代の古文所を読む 田沼時代』 東京堂出版 2005年
・藤田覚『田沼意次 御不審を蒙ること身に覚えなし』ミネルヴァ書房 2007年
・深谷克己『田沼意次 「商業革命」と江戸城政治家』 山川出版社  2010年
・藤田覚『田沼時代』吉川弘文館 2012年


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