───「海賊王に俺はなる」（モンキー・D・ルフィ）

　『ONE PIECE』は、かつてこの世の全てを手に入れた男、「海賊王」であった故ゴール・D・ロジャー（通称：ゴールド・ロジャー）の遺した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を巡り、海賊達が覇権を賭けて争う話。
　最終話では、主人公のモンキー・D・ルフィ（通称：ルフィ）がワンピースを見つけ、海賊王になるのであろう。（「ニカ」の意味は「勝利」です。）

　この『ONE PIECE』には数多くの謎があり、「考察者」と呼ばれる方々が、日本史、日本神話、世界史、世界神話、超古代文明の知識を総動員して解こうと努めておられる。謎の解明には、特にムー大陸、テンプル騎士団、高天原、フランス史、超古代文明にについては『神々の指紋』、そして、ジブリ映画、ディズニー映画の知識が必要なようである。（たとえば「空白の100年」は、日本史の「空白の4世紀」がモチーフであろう。）

　現在、全ての謎が解き明かされる最終章の手前、「最後の海 新世界編」の「エッグヘッド編」にまで達している。ここまで来て分かったことは、
・主人公であるモンキー・D・ルフィの正体は「太陽王ニカ」。
・「太陽神」がいれば「月神」もいる。ワンピではイム。
・日本神話では、太陽神・饒速日の妻は、蛇神・瀬織津姫。ワンピではハンコック。
・ルフィーが乗る海賊船「サウザンドサニー号（Thousand Sunny）」はアイスバーグが命名し、「過酷なる『千の海』を『太陽』の様に陽気に越えていく」という意味が込められている、船首も太陽に見えるが、実はライオンである（命名者のアイスバーグは太陽、ロビンは何かの花、タイルストンはひまわりと勘違いしていた。ヒマワリ（向日葵、Sunflower）は、太陽に向く花（太陽の動きにつれて、その方向を追うように花が回る）であって、太陽そのものではない）。
・「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」はラフテルにある。
ロジャー達は島で、ジョイボーイ（笑わせてくれる少年。「空白の100年」に存在したモンキー・D・ルフィの祖先）が残した宝（世界の歴史を記した石碑「ポーネグリフ」）を発見し、それが「笑い話」であったことから島に「Laugh Tale（ラフテル）」と名付けた。

以下は私の考察です。