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あえて「スロータイム」をとるということ ~議論メシ 手紙LABO × THE COFFEE~

 オンラインコミュニティ「議論メシ」内で開催された「手紙LABO×THE COFFEE」のコラボイベントに参加しました。バリスタ近井さんによるTHE COFFEEのスペシャリティコーヒーを味わいながら、1年後の未来の自分へ手紙を書くというイベントでした。ゆったりとした心地よい時間が流れる中で感じたことを考察してみたいと思います。

 時間には2種類あって、「ファストタイム」と「スロータイム」に分けられるのではと思っています。ファストタイムは、ビジネスシーンのように結果が求められ、緊張感が漂いながら、速く流れる時間のこと。スロータイムは、その場が優しさで満ち溢れているような、自然体でいられる、ゆっくりと流れる時間と考えています。

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 普段の仕事などではファストタイムを過ごしている人が多いと思います。結果を求め、そこにたどり着くために1分1秒惜しまず競っているイメージです。もちろんその時間や考え方も大切です。しかし、仕事が終わった後もずっとファストタイムのモードでいると少し窮屈なように感じます。仕事が終わっても、仕事のトラブルや不安なことを無意識に考えてしまうなど、気づけば仕事モードになっていることも多いと思います。だからこそ、ファストタイムとスロータイムのモードを切り替えをオススメしたいと思います。

 イベントでは、近井さんからスペシャリティコーヒーの説明を受け、自分の好みや気分に応じて飲みたいコーヒーを選びます。そして、コーヒーを淹れながら、香りや味、質感など五感で味わいます。コンビニやファーストフードでとりあえずお腹を満たすために食べるのとは違う時間が流れています。そして、コーヒータイムを過ごしながら、1年後の自分への手紙を感性に身を委ねながら書いていきます。こう書かなくてはいけないということもないですし、誰かに見せるということもありません。今自分が感じていることや思っていることをひたすら紙に書いていくのです。

 日常の中でもあえて「スロータイム」の時間をあえてつくり出すことは大事かと思いました。スロータイムにモードを切り替えることによって、自分思考から他者思考に切り替えられるなど、周りに意識が広がる感覚もありました。視点も直線的から曲線的になることで、自分が見ている世界の視野や角度も変わりました。ぜひ、時間の質を意識して、モードや感覚が変わっていく体験を味わっていただきたいと思います。

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