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火曜日しばらく雑記帳・2024 CW12

われの複数はわれわれか?という問いは考えるべきであろう。「私」が自らにとって主体でもあり客体でもあること、「私」という主体が他者と独立して孤立したものではなく、他者や世界との関係性によって成り立っていることを考えると単純には答えられない。

われには複数はない、そこにあるのはつねにただ自己と他者たちだ

(中村雄二郎「哲学の現在」 p.106-107)


ということはさておいて、先週は娘婿君が出張で横浜に来たので14日の木曜日に飲みに行き、フィンランドからケイヨー (Keiyo Salmivaara)がパートナーのパオラさんを連れて日本に来たので、16日の土曜日の晩に飲みに行った。

娘婿君とは、近所の居酒屋ではビールとワインで飲み食いし、スポーツバーのHUBへ行ってアイリッシュウィスキーをひっかけて、最後は横濱ハイハイ楼でハマ味噌麺。

ヨーロッパ出張の土産話や仕事の様子など面白い話を聞かせてもらい、楽しい時間はあっという間に過ぎていく。鹿児島限定の焼酎のお土産までもらって嬉しい限り。

Keijo は品川は青物横丁に宿泊とのことで、その近所の焼き鳥屋につれて行き、2軒目はイタリアンの店でカクテルなど、そしてホテルのロビーで缶ビールで乾杯。

焼き鳥は口にあったらしく、楽しんでもらえたようだ。ビール、日本酒、ワイン、ウイスキーやキール・ロワイヤルと杯を重ねながら、やはり楽しい時間はあっという間に過ぎていく。危なく最終電車を逃すところをなんとかギリギリ間に合わせて帰って来た。いや実際危ないところだった。

2024/3/16 6年ぶりか7年ぶりか、face to face で久しぶり、Keijo と再会
Keijo のパートナー、Paolaさんも、焼き鳥で満足いただけたようでよかった。

お土産は、フィンランドのウオッカを頂いてしまった。

だいぶん以前は Finlandia でアルコール度数50%のものがあった。フィンランドの同僚・友人はみな私が好きなこと知っていて、日本に来ると私にお土産で買ってきてくれた。しかし、今ではもうアルコール度数50%のウオッカは簡単には手に入らないらしい。40%の Koskenkorva を頂いた。

私にお土産を選ぶ友人はストレスが少ないはずである。まずはお酒を買ってくればよいのだから。その土地ならではお酒ならなおよい。

お土産というのは難しい。お土産は「こんなに遠く離れていてもあなたのことを忘れていませんよ。」というメッセージなのだ。思いが過剰すぎてもいけないし、軽すぎてもイマイチだ。「私」と「モノ」の関係と、「モノ」と「相手」との関係がそれぞれ、「私」と「相手」との関係と釣り合わなければならず、お土産を選ぶのは一苦労だ。

「私」は、単に「主体として意識する私」というだけではなく、私が意識する対象としての「客体として意識される私」でもあり、「主体として他者と関係をもつ私」でもあり、「客体として他者から関係をもたれる私」でもあり、世界に積極的に働きかけながら世界に働きかけられて生きている、私の「意識」はそのような基盤のうえに形成され常に変化しているのだろう。

だから、奥さんから「私にはお土産はいらないから」と言われても真に受けてはいけない。


■さて、私はカリフラワーが好きで、日本でもっとカリフラワー推しが増えてほしいと願っているものではあるし、日本でのカリフラワーの認知度はそれなりにあるとは理解しているものの、しかし、かなり割高なところは否めない。

とはいえ、主に11月から3月の間に、手頃な値段で綺麗なのが出回るときが数度あり、チャンスを逃さないように気をつけている。私がストーカーのようにフォローさせていただいているユイじょりさんが言うように、そう、今が旬!なのだ。

さっそくカリフラワーのグラタン。

2024/3/13 夕食 カリフラワーのグラタン
2024/3/13 夕食 もうちょっと写真なんとかならんかと思うが。。
うすいえんどう入りである。

牛肉と人参と玉ねぎと炒めて、パプリカペースト入れて炒め煮にしたらグーラッシュ風。

2024/3/12 夕食 カリフラワーと牛肉のグーラッシュ風
ご飯は豆ごはんで、これもうすいえんどう入り

余裕がまったくなかった日は、朝に昼にカリフラワーをつまむ。たとえば14日の昼食はカリフラワーでサラダ。

2024/3/14 昼食

グラタンはいい。シリア産のアーティチョークの瓶詰がまだ一瓶残っていたので、賽の目切りにして、マグロと合わせてグラタンにした。カリフラワーと親戚のブロッコリもトッピングした。

2024/3/18 夕食 グラタンの見てくれは、どうしても変化に乏しい。
2024/3/18 夕食 アーティチョークとマグロにブロッコリのグラタン
適当に作ったが美味くできた。


ちなみにブロッコリもカリフラワーともアブラナ科だ。菜の花、小松菜、青梗菜、キャベツや芽キャベツと同じ種類となる。

カリフラワーは丸ごとオーブンでローストするのがイスラエルではポピュラーな料理だと聞く。カリフラワーのグラタンでもちょっと上に顔出した部分の焦げはまた美味しい。また、今回のアーティチョークのグラタンもブロッコリが部分的に少し焦げるぐらいに焼きあがっている。これらの味が、焦げたキャベツの強い旨味と共通なのは驚きではない。


■先週にひっかかった音楽を少し。

1.アヴィシャイ・コーエンのトリオが4月に来日するが、残念ながら仕事とプライベートの予定が両方ともあって都合が付きそうにない。

Avishai's trio tour started very well , thank you Boulogne Billancourt and Hannover for the warm welcome ! The trio is...

Posted by Avishai Cohen on Friday, March 15, 2024

とても残念だ。度々来日しているようなので、また次の機会を狙おうと思う。

2.ブラジルの Guto Colato(グト・コラト)のシングルが耳にとまった。ゆったりとした明るいインストでいい。ブラジルのバンドリンやギターの奏者のようだ。ベースがブラジルのミシェル・ピポキーニャなのでそれでひっかかってきたのだが、全体のアンサンブルも軽くお洒落、それぞれのソロも聴かせる。

アルバムはこれが1枚目だろうか、他の曲もおなじテイストで楽しく聴ける。

ミシェル・ピポキーニャはいい。ここのところ精力的に活動しているようだ。


3.グアテマラの Sara Curruchich (サラ・クルチッチ) のシングル "Sola ya no más" が素晴らしかった。2021年の曲を、Carmen Maria Vega (カルメン・マリア・ヴェガ) とのデュエットでセルフ・カバーしたようだが、二人の声のハーモニーがいいし、シンプルなバッキングがより楽曲の魅力を引き立てる。

サラ・クルチッチは Spotify で見ると 2019年の "Somos" 2021年の Mujer Indigena"の2枚のアルバムをリリースしているようだ。


カルメン・マリア・ヴェガについてはちょっと前に雑記帳で書いた。

ますます惚れる。


4.イタリアのギタリスト、ルカ・ファロミ  (Luca Falomi) が、マリア・ピア・デ・ヴィト (Maria Pia De Vito) をボーカルに迎えてリリースされた新しいシングル "O Cunvegno d'e cardille" が素晴らしい。 柔らくしなやかなボーカルとギターのコンビネーションがあまりに心地よい。

ルカ・ファロミは初めて知ったのだが、「イタリア・ジェノヴァ出身、クラシックを下地に持ちながら幅広いスタイルをカバーするギタリスト」ということである。さっそくフォローした。

マリア・ピア・デ・ヴィトも去年末に知って、以来追いかけている。素晴らしいボーカリストだと思う。


5.ドイツの女流ドラマー、アニカ・ニルスと彼女のバンド "NEVELL"のシングル "FIJI" がこれまたよい。聴けば元気が出るテンポよく良質な音作り。

YouTube の概要欄に貼ってあるクレジットを見ると、Anika Nilles (ds), Joachim Schneiss (g), Johnathan Ihlenfeld (b), Patrick Rugebregt (key), Hilde Müller (key), Santino Scavelli (perc) という布陣だ。

6.元気が出る、といえば、ボリウッドから一曲。インドの歌い手をフォローしていると毎週、何曲もの新曲が届けられる。

7.フランスのギタリスト、Sylvain Luc (シルヴァン・リュック)が、天国に旅立った。

R.I.P.

■16日の土曜日は、新横浜でジョギング、13.8km のいつものコースを走って来た。

2023/3/16  jogging 新横浜ー鴨居
2023/3/16  jogging 新横浜ー鴨居


水仙は narcissus という。ナルシストのナルシスだ。私の記憶がただしければ、ギリシャ神話が由来だ。美しい少年が水に映る自分の姿に見惚れているうちに花にされてしまった、その花が水仙だということだ。

2023/3/16  jogging 新横浜ー鴨居
Y.T.D. 126.0km 計画比:+0.7km 2024年の目標は 610km


翌3月17日の日曜日は町田の父母を訪ねて来た。素人庭師として庭木の剪定や買い物支援、夕食は得意のチキン・カッチャトーラを作ったり、などなど。

野津田町・・天空の城、、ねぇ。
2024/3/17 昼食は立ち食いそば。
町田へ向かう途中、長津田で降りてしぶそばで昼食。 そばつゆが、私の好みからいうと、ちょっとあっさりしすぎ。もっちり気味細めのそばは、悪くない。
海老の天ぷらは追加トッピングを奮発してもう一本頼めばよかった。



戦争の悲惨さが収まらないどころか、ますますひどくなっているように思う。気が重い。

直ちにこんなことは止めるべきだ。恒久的即時停戦を求める。


世界中の紛争が早く解決しますように。

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