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火曜日しばらく雑記帳・2023 CW50

11月の中頃は忙しかったとはいえ、まだ余裕もあってそのまま年末まで流して終わるかと思ったら、そうは問屋が卸さなかった。あまりのプレッシャーに青くなったり赤くなったり、目を白黒させたりしながら、次から次へとくる面倒な案件や、各種技術問い合わせ、サプライズばかりの打ち合わせなど、お手玉しながら全力疾走している状態、バタバタとしている。

やはり、先生も廊下を走るという師走だから仕方ないだろう。

そういえば20年前だったか、労働災害を防ぐために廊下・階段を走ってはいけない、と私の職場で強くお達しがあった。実際、労働災害で最も多いのは当時も今も「転倒」だ。令和3年というから2021年も、転倒は休業4日以上の死傷者数の 中で23%を占め、ワースト1位 となっている。(厚生労働省資料:【別添】令和3年労働災害発生状況[PDF形式:944KB])

当時、運営会議で研究所所長が目をむいて宣言したのを思い出す。


「お前ら、階段で走っているのを見つけたら、その場で即、降格だからな」


もっとも、今の場合、気持ちは焦りつつ事態は迷走しているのだが、事務所(単身赴任のマンションのことだ、念のため)に籠って一日中 PC とディスプレイの前にかじりついたままでいるので転倒のリスクはむしろ非常に小さくなっている。


■私は昔から、体当たりで頑張る、という仕事のスタイルだが、仕事に大事なことを一つ挙げろと言われれば、やはり体力だ。当時、先端のソフトウエア開発を担当している選りすぐりの頭脳集団があった。その研究所を率いる所長が「大事なのは一に体力、二に体力、三に体力、頭脳は後からついてきます」と言い切っていたのを思い出す。

ということで、日々の食事はやはり大事だ。

あまり変わり映えのしない食卓ではあるが、先週はアスパラ菜花、金時人参をよく使った。アスパラ菜花はクセなく自然な甘さが美味しい。

2023/12/12 夕食
アスパラ菜、紅芯大根、金時人参でパスタ
2023/12/6 夕食
ほうれん草とジャガイモのカリー
付け合わせに金時人参

南仏のワインで La Passion というワインがある。葡萄はグルナッシュ、色は深く濃く、ベリー系のジャムを思わせるどっしりとした味、アルコール度数は実に14.2%と強い味のワインで、価格も1500円弱とお手頃の安旨ワインだ。

La Passion

毎年、2年前のビンテージが店頭に並ぶが、すぐに売り切れてしまうようで、気を付けなければいけない。

先週末に京都の自宅に帰っていたときに、たまたま売っているのを見かけ購入して土曜日に楽しんでいた。変な顔のキャラクターのラベルが目印だ。ラベルは毎年変わってそんなところもこのワインの楽しいところだ。


そういえば、しばらく焼きそばを自分で作ってなかった。たまたまマルちゃんの焼きそばを一食分分けてもらっていたので、6日の昼はそれを使って焼きそばにした。キャベツにモヤシと豚で何の変哲もない焼きそばだ。

2023/12/6 昼食
焼きそば

川崎のラボに顔を出したのは7日の木曜日、一回だけ。弁当は、特に説明はいらないかもしれない。

2023/12/7 昼食
シメジと鶏の地中海風、春菊の胡麻和え、ブロッコリ、京人参、出汁巻き、しば漬け、雑穀入りご飯にふりかけ。

今年は、胡麻和えのもとを買って、人参葉や小松菜、わさび菜、春菊をさっと茹でて和えて楽しんだ。苦みや辛みがあって少しクセがある野菜は胡麻和えにすると引き立って、さらに美味しくなる。


■先週にひっかかった音楽を少し。

1.ブラジルの女性シンガー、ダニ・グルジェルの新しいシングル "Veredas" 。

ベースのミシェル・ピポキーニャを追いかけているのでひっかかってきたのだが、これがなかなかいいではないか。ダニ・グルジェルは、明るい力強い声でのボイスパーカッションも達者で、ミシェル・ピポキーニャとの息のあったイントロのユニゾンも楽しく、思わずにっこりしてしまう。

ピアノのデボラ・グルジェルは、ダニのお母さんらしい。ビッグバンドの演奏もばっちりと彩りを添えてドラマティックな展開だ。

1985年、ブラジル・サンパウロ生まれという。2008年に弱冠23歳で "Nosso" でアルバムデビューしている。

なかなかチャーミングで楽しいアルバムだ。

母娘でのダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート、別名 DDG4 としても活動し、だいぶん前から日本でも相当の人気らしい。今年、新しいアルバム "DDG4+" がリリースされている。

私としたことが、知らなかったのは迂闊であったが、またまた、素晴らしいミュージシャンを見つけてしまった。


ミシェル・ピポキーニャについては何度も書いているように思うが、ペドロ・マルティンスの記事を貼っておこう。コメント欄、Shiominさんの解説に注目だ。


2.ギリシャのシンガー、エレフセリア・アルヴァニターキがMatoula Zamani (Ματούλα Ζαμάνη)との共演で "Ta Kormia Kai Ta Maxaipia"。 

歌そのものは 1994年のヒット曲らしい。

エレフセリア・アルヴァニターキは "Menos Ektos" という歌が好きでよく聴いていたので、以前に個別記事を書いている。2021年から、これで4枚目のシングルだ。そろそろアルバムが出るだろうか。


3.台湾の女性ベーシストが率いる 大象體操 (Elephant Gym) のシングル、"Ocean in the Night"。




4.Elephant Gym の曲を YouTube で視聴していたら、おススメで、台湾の男子4人組のバンド・理想混蛋 Bestards の曲があがってきた。このバンドは知らなかったのだが、調べてみるとかなりの人気のようだ。
ひっかかってきたのはこの曲、「離開的一路上 Farewell」。なんとなくほっとする歌の構成と音作り、なかなかいい感じだ。

医学部・薬学部の3人+友人の4人の構成とのことで、バンド名については、「「混蛋」は、バカ、アホなど、人を罵る言葉です。グループ名を直訳しますと、「理想バカ」という意味」とのこと。(ミュージックステーション(2020-10-26)理想混蛋Bestards『愚者』 - 番組 - Rti 台湾国際放送

バンド名の由来も生真面目な感じがなかなか現代っ子らしい、曲も音もそんな感じのバンドで、好印象だ。



5.私が一推しのフランスの女性ドラマーのアン・パセオ。アルバム S.H.A.M.A.N.E.Sのリミックスがリリースされた。軽く流しっぱなしにできる仕上がりで、また新しい魅力が加わっている。

オリジナルの”S.H.A.M.A.N.E.S” ライブの動画も貼っておこう。こちらも是非、視聴してほしい。



6.ポルトガルのポップスバンド Amor Electro のボーカル Marisa Liz とアントニオ・ザンブージョとの共作、"Um Dia de Domingo" が、少し浮遊感を感じる和声進行としっとりとした音作り、哀愁こもる二人の声がマッチして、よかった。

アモール・エレクトロは知らなかったので、これから少し聴いてみようかと思う。なかなか面白いバンドのようだ。


■金曜日の朝は5時起床で、早朝6時半発の新幹線で京都の自宅に帰っていた。その日は一日、京都のリビングでがっつりと仕事していた。土曜日の朝は恒例のジョギングで、少し短めの 10.2km。

紅葉は見ごろは過ぎていたが、まだあちこちで楽しむことができた。

2023/12/9 jogging 疎水分流、高野付近
2023/12/9 jogging 北山通
京都北山の特産すぐきの収穫後と思われる

起きたときにはとても寒く感じて、ウエアの下にフリースを着て冬仕様で出走したものの、12月にしては暖かく、途中で脱いで腰に巻いて走ることになった。

2023/12/9 jogging 京都大学 理学部構内
Y.T.D.598.3km 今年のゴール640km まで、あと41.7km!

ジョギングの途中、向いから走って来た中年の男性が、突然、私の目の前で転倒してびっくりした。男性と仲良く並んで走っていた女性が助け起こしていて大丈夫そうだったので、振り返り振り返りしつつ、そのまま走って行った。大けがはしていなさそうだったが大丈夫だったのだろうか。

何もない平坦なところだったが、そんなこともあるだろう。会社の階段や廊下でなくても、やはりよくよく気を付けなければならない。

なんでもないところで躓いて転倒するのは仕事の中でもある。普段からしなやかに動けるように心がけ、咄嗟の受け身で大きな怪我をしないようにすることが肝要だ。



それにしても、心穏やかでない日が続く。なんとかならないものだろうか。

Israel-Hamas war live: Deadly air strikes target UN school, homes in Gaza | Israel-Palestine conflict News | Al Jazeera


理由の如何を問わず、即時停戦を求めるものである。


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