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火曜日しばらく雑記帳・2023 CW12

3月14日は円周率の日だということで毎週数学にちなんだ文を投稿しているが、前回、「ホワイトデーですね」とコメントをいただいた。そう、今日は何の日、といろいろあるのだ。例えば3月7日はサウナの日だった。

サウナはフィンランド発祥で、どの家にもサウナがあるし、ちょっと大きな会社なら自社ビルにサウナがあって従業員やお客様をもてなすことができる。私が勤めているNOKIAも同様で、オウルにある開発拠点の広いキャンパスにはちゃんとサウナがあってそれ用の更衣室など設備が整っている。雑居ビルに入っている小さな会社でも、そのビルにはたいていサウナがあるという。

湖畔の別荘を持っているのも普通らしく、3月頭には1週間ほど冬休み、スキーやスケートで一日中汗を流してサウナ、夏なら7月の4週間の休暇でフィッシングにハンティング、そしてサウナ、湖に飛び込み、またサウナ。人生を満喫していると聞いたことがある。

3月17日はセント・パトリックス・デー、アイルランドの祝日で盛大に祝われるらしい。緑色がテーマでアイリッシュ・ウイスキーの Jameson も緑を基調にした特別なデザインの限定ラベルのものが販売されている。

日本でも少しづつ広まってきたように思うがどうだろう。


2023/3/21 京都の木屋町四条上がる MICK で Jameson
前から入れているボトルだから St Patrick's Day のラベルではないけれども。



■先週、中華で得意な麻辣豆腐の写真を上げた。どうも赤い料理が多いのは認めざるを得ない。

例えば先週はプーレ・オ・ヴィネーグル。鶏肉を焼いて少しのトマトと野菜とともに白ワインヴィネガーで煮て作る。

鶏のモモ肉で作るのがリッチでよく骨付きならなおよし、皮をパリっと焼くのがよし。。。。と理解したうえで、今回は皮をはいだ胸肉で作った。もちろん十分に美味しい。

2023/3/15 夕食 プーレ・オ・ヴィネーグル
白ワインビネガーで煮るので胸肉でもしっとりと柔らかくできる。柔らかい酸味がいい。
付け合わせはフジッリに小松菜、ブロッコリ、そしてオリーブ。

トマトは甘みと旨味が強いダッテリーノ種トマトの缶詰を使ったので期待よりも鮮やかな赤色になった。もちろんミートソースにしてパスタに合わせるのは最高に美味しい。

2023/3/9 夕食 ひき肉にシイタケとトマトソースでタリアテッレ。
付け合わせはブロッコリ、芽キャベツにスナップエンドウ。弁当と一緒じゃないか、という声が聞こえてきそうだ。

先週は珍しく月曜日から木曜日の4日間、川崎のラボに顔を出した。ラボのマシンのノイズの中でweb会議に出るのはあまり効率的でない気もする。

水曜日は朝早くから起きて弁当作ってラボに出勤し、午後の予定を見ると移動の時間が昼しかない。そのまま弁当を持って新横浜の事務所に戻って仕事しながら弁当を食べるという、まぁまぁのバタバタ感だ。

2023/3/15 昼食
鶏と青梗菜の炒め物、ブロッコリ、ポークビッツ、出汁巻き、しば漬け、雑穀入りご飯。
Web Meeting に参加しつつ5分で食べる。


そんな頑張っている感は悪くはない。


■今週ひっかかった音楽を少し

1.ギリシャの女性ボーカル、エレフセリア・アルヴァニターキ (Eleftharia Arvanitaki)のシングル "Floga Kai Anemos" (Φλόγα και Άνεμος「炎と風」 by ChatGPT翻訳)がよかった。TV番組のサウンドトラックということだ。

これは素晴らしい。是非聴いていただきたい。

去年リリースのシングル、"Stin Plati Tou Kairou" (Στην Πλατεία Του Καιρού, 「時間の広場で」 by ChatGPT翻訳)も良かった。透明感のあるボーカルに聴き惚れる。

ギリシャのミュージシャンはこのところよく聴いている。いずれ機会があったらいろいろ紹介したい。


2.スペインの女性ボーカル、シルヴィア・ペレス・クルス(SÍLVIA PÉREZ CRUZ) のシングル La flor (Mov.1: La Flor) もしっとりと聴かせる。

今年に入って色違いのジャケ写のシングルがリリースされて、これが3枚目だ。きっと近いうちにアルバムが出ることだろう。楽しみだ。

3.西アフリカのコラ奏者のモミ・マイガ (Momi Maiga)と共演でシングルをリリースした Enric EZ。スペインの新進のシンガーソングライターで様々な楽器を演奏できるらしい。"La Cura", コラの音色に演奏がいい味出している。なかなか楽しい仕上がりだ。

そうそう、モミ・マイガとシルヴィア・ペレス・クルスのデュエットがそういえばよかった。



4.Baiju Bhatt & Red Sunのシングル、インドの新進女性ベーシスト・モヒーニ・デイ、そして、ベトナムにルーツを持つベテラン、グエン・レのギターで元気のいい楽しい一曲だ。



5.ブラジルの作編曲家/マルチ器楽奏者サンドロ・ハイキ (Sandro Haick) と
若手ギタリストのカイナン・カヴァルカンチ (CAINÃ CAVALCANTE) のギターデュオで "Lamentos" も楽しい演奏で何度も聴いた。甘い音色でゆったりと聴ける。是非聴いてみてほしい。


6.先週は Ichika とMarcin を記事にしたが、今のギタリストの凄いところは、自分のテクニックを惜しげもなく公開することだ。

左右の手をはっきりと動画で写しているから後進の人には参考になるだろうし、そこからさらに発展させる人も出てくるに違いない。もちろん、おいそれと真似なんかできないという部分はあるのだろうし、他の人が追い付くころにはさらに先に行っている、ということもあるだろう。

思い起こすことは、エディ・ヴァンヘイレンがライトハンド奏法でソロを弾くとき、最初のころは観客席に背を向けて弾いたと聞いたことがある。つまり、テクニックを秘密にしておきたかったということだ。ガセネタかもしれない。

また、あのような太くて暗めのディストーションがかかった音をどう出すのか、と問われて「マーシャルのアンプで電源電圧を昇圧すればいいのさ♪」と明るく軽く答えたらしい。ギター小僧がこぞって電源電圧を昇圧し真空管をボンボン飛ばしてしまい、当時の真空管の売り上げがだいぶん増えたという噂を聞いたことがある(*1)。

3'13"から30秒ほど、エディ・ヴァン・ヘイレンのソロが聴ける。



■この週末は天気も悪く少々寒かった。京都の桜はまだ開花前だったが、春の息吹をそこここに感じることができて楽しく走ることができた。

2023/3/18 jogging 11.8km 京大農学部前。
2023/3/18 jogging 11.8km 高野川の桜。川端通の修学院の手前
高野川の桜。川端通の修学院の手前。ほこびはじめる寸前。
2023/3/18 138.3km 計画比 +4.67km


さて、3月18日といえば、長く続いた工事が終わって相鉄・東急の新横浜駅が開業した。六本木のオフィスに行くのに便利になるはずである。18日は開業のイベントも開かれだいぶん賑やかだったらしい。


17日の晩から京都の自宅に帰っている。実は19日が結婚記念日だったのだ。何もお祝いもすることなくたんたんと過ごした。20日は京都からリモートワーク、家に仕事を持ち込まれると気が落ち着かない、居場所がない気がする、と言われている。そりゃそうだろう。

今日、3月21日は春分の日で祝日だ。事務所にはTVがないが自宅にはTVがある。妻は内外のドラマを見るのが好きなのだ。朝からWBCの準決勝・野球観戦でTVを占領し、妻は何も言わないが不満そうである。

日本は4回に3点をリードされたものの、7回に4番吉田の3ランで追いつき、その後に2点得点を入れられたものの追いすがり、9回裏に劇的な村上の逆転サヨナラツーベースで 6-5 で日本の勝利、すごいことだ。

村上選手はずっと不調だった。この試合でも、この打席の前まではいいとこなし。さぞ、苦しかったことだろう。私はこういうドラマが好きでしょうがない。


以前の日本はスモールベースボールと銘打ってパワー不足を細かい小技の積み重ねで勝ち切る、そんなスタイルだったが、いつの間にか投打ともに技だけでなくパワーで押し切ることができるようになった。


そして栗山監督。外野の意見などどこ吹く風、打つ手が当たる。勝負師というのはこういう人のことを言うのだろう。

日本の新しい世代は一味違う。力も智恵もある。私のようなおじいさんは早く隠居するべきなのかもしれない。



■注記

(*1)電源電圧を高くするとアンプの線形性が高くなる方向なのでクリーンになる方向だ。しかし、電圧が高くなるうえ効率が悪くなるので真空管にかかる負荷が増えるので、壊れやすくなる。

歪ませるには電圧を下げて線形性を悪くするのが正解だ。

もちろん、エディは電源電圧を下げていたわけで逆を言っていたのだ。あまりの影響の大きさに、後から訂正したらしいが。

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