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火曜日しばらく雑記帳・2023 CW46

10月末の週末は、北九州に住んでいる娘と孫娘が京都の自宅に遊びに来るというので、私も京都に帰っていた。なんでも娘のお友達が上七軒のフィンランド・カフェ Pohjonen で個展をするということなので、娘と孫娘に妻と私と合わせて家族 4人で訪れて来た。

北欧デザインのセンスで落ち着いたお洒落な色合い、ちょっと不思議な形、よくよく見ているとちょっと哲学的、そんなデザインが素敵なブランド nowi。

孫娘が妻におねだりしているところ。

写真は、かわいらしいブローチや髪留めやピアスなどの小物類、ポストカード、カレンダー、スカーフなどが並んでいるが、奥行きのあるフロアの壁には数種類のデザインの生地がかけられていた。左右の壁で向かい合わせて同じデザインの色違いとなるように並べられていて、奥に向って左が昼、右が夜、という色使いのコンセプトだということで、なかなか印象的だった。

購入してきたポストカード。右下の "Sikou-Sakugo" もかわいらしい。
さて、どう使おうか。


頑張っている若い人はまぶしい。


■先週、ドイツの友人ブルガーさんと久しぶりに Web 飲みをした。今年の始めごろに脳に腫瘍ができて手術したというから心配していたが、元気そうで、以前とまったく変わらない様子で安心した。

十数年前、ブルガーさんはパナソニックのドイツの研究所に勤めていて、私達は、とある携帯電話用の部品の研究開発を一緒にやっていた。その研究所はハンブルクから車で1時間くらいのリューネブルグという小さな町にあったが、私も度々訪れた。

研究所の食堂の入り口のところに大きなボウルが置いてあって、そこにはリンゴや洋ナシなどが入れてあって、それは自由に無料で食べることができた。ちょっとしたスナック菓子もあったように思うが記憶はあまり定かではない。

果物は、どれも小ぶりで固く甘さは控えめだったが、それが私には好ましく、特に洋ナシが好きだった。周囲にならって、皮をむかずにコリコリと齧ったのだが、それ以来、洋ナシが好きになった。

2023/11/13 洋ナシとカキ

日本でも洋ナシは入手しやすくなり、特に秋になるとラ・フランスという品種が店頭に手頃な価格で多く並ぶので、たまに買う。あのころのように、皮ごと齧るのだけど、そこは日本の果物、やわらかくてジューシー、甘くて美味しい。けれど、やっぱりあのコリコリ固いのをまた食べたい、といつも思う。秋という季節柄もあって、少しセンチメンタルな気分もあるのかもしれない。

ブルガーさんは、パートナーと一緒にバカンスでクレタ島へ行きハイキングをしてきたということで、写真を交えて楽しく話をしてくれた。その他、仕事の話やちょっと昔話など。

2023/11/8 日本時間で19時から 1時間ちょい。いい笑顔をキャプチャできなかった。


寒くなってくれば、ほうれん草が季節だ。ほうれん草とジャガイモのカリー。素朴な味で美味い。

2023/11/7 夕食
ほうれん草とジャガイモのカリー。
バスマティライスは紅芯大根と炊いてほんのりピンク色。
スパイスはシンプルに、コリアンダーシード、クミンシード、ターメリックに赤唐辛子。

先週はもう一回カリーを作っている。スペアリブと大根の麦酒カリー。

スペアリブを一番搾り 500cc で1時間ほどじっくり煮込んだ後に、大根と人参を投入しさらに数十分煮込み、玉ねぎとトマトと挽いたスパイスで作るペーストを投入、さらにじっくりと煮込む一品。

骨からするっと抜ける柔らかいスペアリブが美味い。

2023/11/11 夕食 スペアリブと大根の麦酒カリー
2023/11/11 夕食 スペアリブと大根の麦酒カリー
スパイスは、コリアンダーシード、クミンシード、クローブ、シナモン、オールスパイス、ターメリック、赤唐辛子

相変わらず心穏やかでない毎日が続くが、木曜日と火曜日にはラボに顔出してきた。

2023/11/8 事務所でPCにかじりつきながらの昼食
豚と小松菜とシイタケの中華炒めでご飯にオンして中華丼風、紅芯大根とブロッコリ。
2023/11/9 昼食
牛肉としめじの地中海風、壬生菜、ブロッコリ、出汁巻き、しば漬けに雑穀入りご飯。
朝、詰め終えた直後の写真。以前はずっとこのフォーマットで写真をとっていた。
2023/11/14 昼食
ゴボウと鶏をオリーブオイルで火を通してプロヴァンスハーブの香り高い地中海風、壬生菜、紅芯大根、出汁巻き、雑穀入りご飯にふりかけ。

壬生菜は京都ではスーパーでも気軽に入手できる野菜だ。すっかりポピュラーになった水菜とよく似ているが、葉はギザギザがなく丸くて柔らかく、味も水菜よりもずっと柔らかい。おひたしにするのが断然美味しい。



■先週、ひっかかった音楽を少し。

1.ポルトガルのシンガー ・ソングライター、António Zambujo (アントニオ・ザンブージョ)のシングル、"Leva-me De Mim" なかなかよかった。

ポルトガルではとても人気のあるミュージシャンだということだが、ファドをベースに、ブラジルやジャズの感覚もあり、魅力的な明るめの声がよくマッチしている。

前に何度か雑記帳でとりあげた同じくポルトガルの女性シンガーソングライター、ルイーザ・ソブラルと音作りや曲の雰囲気などよく似ていると思う。


2.ブラジルのシンガーソングライター、Fabio Nogara の "Só Louco" バジ・アサドとのシングルだが、美しい。ギター一本のバックでのデュエットで、ゆったりと落ち着いた演奏だ。

過剰なロマンティシズムはなく、どちらかというと淡々とした美しさだ。

Fabio Nogara は初めて聴いたのだが、Spotifyで見ると、2020年からシングルばかり13枚ほどがリリースされているようだ。全体的にモノトーンのイメージ、シンプルなギター一本の弾き語りのスタイルで少し寂し気な柔らかい歌声が好ましい。

続けて聴いていたら、聴き慣れた歌、シコ・セザールの "A Primeira Vista" のカバーが流れて来た。


なかなかいいではないか。

Fabio Nogara | Site Oficial


3.アゼルバイジャンの歌手 Efendi (エフェンディ) の De Vermi 。

ほぼほぼアジア歌謡の雰囲気で安心して聴ける。2021年のユーロヴィジョンでアゼルバイジャン代表で出場した歌手だ。

4.Scott Amendola の "Haunted by Eternity"。ヘンリー・カイザー (g) が好きなのでひっかかってきた。

私はこういうのが好きで面白く聴いていたが、好みは別れるだろう。


5.スペインのギタリスト、Vicente Amigo の "Corcovado"。ベースにマーカス・ミラーが参加しているようだ。ようだ、というのは、マーカス・ミラーが前面にでることはほとんどなく、ヴィセンテ・アミーゴのギターと軽快で楽しい出来の曲に夢中になって聴いてしまうからだ。

ヴィセンテ・アミーゴはフラメンコ・ギターの枠に収まらない、素晴らしいミュージシャンだと思う。2年以上前に記事にしたが、アル・ディメオラが今組んでみたいギタリストとしてマッテオ・マンクーゾとともに挙げたのがこの人だった。それで初めて知ったのは迂闊だったが、フラメンコの歯切れのいい音とフレージングだが、メカニカルで乾いた音色にどこか哀愁と静かな情熱がこもっていて痺れる。

2年前の記事でも紹介しているが、ベスト盤を貼っておこう。



■ついこの間まで暑かった東京も急に冷え込んで、土曜日も曇り空でうすら寒かった。少しグズグズとした気分で出走時間が遅れ、昼頃にジョギングに出てきた。

2023/11/11 jogging 日産スタジアム横

翌日はバレエ鑑賞だし疲れが残るの嫌だから短めのコースにして 7km くらいにしとこうか、いやいや4kmでも、それともスキップしたってリカバーできる範囲だ。でもやっぱり10kmくらいは走っとこうか、なんて考えながら、走り始めると、負けず嫌いがあたまをもたげ、結局、いつも通りに 13.8km 走って来た。

2023/11/11 jogging 鴨居付近
2023/11/11 jogging 新川向橋から鶴見川上流方向を望む
Y.T.D. 555.5km 計画比 100.6% 今年の目標は640km 順調


それにしても、ガザへのイスラエルの侵攻、そしてそのあまりに酷い状況は映像とともに毎日のように伝わって来て、やりきれない思いで一杯だ。近年の紛争の中でも子供の犠牲者が突出して多いそうだ。なぜ止めることができないのだろう。そして、憎しみの連鎖はどこかで断ち切ることができるのだろうか。

パレスチナの和平を願い、即時停戦を求める者である。

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