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火曜日しばらく雑記帳・2023 CW22

私は子供のころからの喘息もちで、今も定期的に京都大学病院に通院している。なに、定期的に、といっても4か月に一度だし、この何十年か発作もなく過ごしているのでちょっと薬をもらいに行くだけだ。なので、病院の先生から「よかったら横浜か東京の方面の病院を紹介しますからそちらにしたらどうですか?」と聞かれたことがある。

「うーん、やはりこちらでいいです。だって病院とか床屋とかってあまり変えたくないじゃないですか」
「・・・・・」

またしてもアホな答えをしてしまい、恥ずかしいかぎりだった。とはいえ、床屋や美容院に関しては多くの人が同意するのではないだろうか。

2020年以来、床屋も通う頻度が減り、3-4か月に一度にぼうぼうに伸びた髪を刈ってもらう感じになったが、もう30年来、京都の宝ヶ池にある Barber Takaragaike に行っていて他の床屋に行ったことがない。

★Barber Takaragaike★ (plala.or.jp)

だいたい、新しい床屋に行くと、「どのようにしましょう?」と訊かれるだろうし、訊かれたってうまく説明できないし、そのうえ、こちらは眼鏡をはずしていて見えないのに頭の後ろに鏡をあてて「こんな感じでどうですか?」と訊かれるし、不意に「眉と眉の間をそりますか?」などと私には判断できないことを訊かれるし、しかも、丁寧かしらんけれども手が遅くてイライラするとなると、新しい床屋を試すのは嫌なのだ。

床屋さんや美容院は、周辺コミュニティのことから、レジャーやスポーツ、政治経済まで、いろんなことをよく知っている。すばらしい情報源ではある。とはいえ、つまらない近所の噂話でウルサイ人は勘弁してほしいし、話題も文脈も共通点を見出せない遠い人もつまらない。

だから、運よく安心できる床屋や病院と巡り合えたのは幸せなことだと思う。

そして、そんなふうに思うにつけ、楽しく雑談できる相手がいるというのは、大切にしないといけないことなのかもしれない、と思う。


■スペアリブを泡盛で1時間強じっくり茹でた。そのままソーキ汁にしてもよかったのだが思い付きでバスマティライスとピラフにしたら、これが優しい味で美味くできた。先週のラム肉のブルグルの応用だ。

・ソーキ汁:火曜日しばらく雑記帳・38|Shimamura, T. 島村徹郎 (note.com)
・ラム肉のブルグル:火曜日しばらく雑記帳・2023 CW21|Shimamura, T. 島村徹郎 (note.com)

スペアリブはホロホロで柔らかく骨からするっと抜け、旨味が染み込んだ米が美味い。香ばしいクミンの香りもいい。

オリーブオイルでクミンシードを熱して、みじん切りのニンニク、人参、玉ねぎを投入してゆっくり火を通し、バスマティライスを投入、さっくり混ぜ合わせる程度に火をとおして茹でたスペアリブを載せ、スペアリブの茹で汁をバスマティライスの倍の分量投入、顆粒のカツオ出汁と塩で調味し、沸騰したら蓋をして7-8分炊いて、水気がなくなったら15分ほど蒸らす。インゲンはさっと茹でておいてあとから混ぜる。

2023/5/24 夕食
スペアリブの炊き込みバスマティライス

今の季節、皮つきのベビーコーンが出回っている。記録によれば、2015年に友人と飲みに行ったときに初めて見たのだが、以来年々ポピュラーになっているようで入手もしやすくなり、この季節になると毎年楽しみにしている。

皮つきのベビーコーン。。
2023/5/24 昼食
豚と野菜の中華炒め、ヤングコーン、人参葉の胡麻和え、出汁巻き、しば漬け、雑穀入りご飯。

外側の余分な皮と葉を適当にむいてグリルで焦げ目がつくくらいにじっくりと焼けばいい。どの程度まで皮を残すか、どの程度まで皮を食べるのか、いろいろ意見はありそうだ。

中のコーンが蒸し焼きになって柔らかく仕上がるし、焦げ目のついた皮の香ばしい香りがよく、そして、ヒゲが甘くて楽しめる。

木曜日の弁当はいつものとおりだが、なんでもないようで、少しづつ季節の移り変わりを感じていただけるのではないかと思う。

2023/5/25昼食 川崎のラボの休憩スペースで食べる弁当
鶏とシイタケにアスパラガスの地中海風、ホウレンソウ、出汁巻き、しば漬け、雑穀入りご飯にふりかけ。

京都に帰っていた土曜日の晩、妻と孫娘向けにスパゲティを作った。孫娘は遊び疲れて夕方にコテンと寝てしまい、いったん起きたものの、結局夕食は食べずに風呂に入れて寝かしてしまった。

2023/5/27 孫娘向け夕食 スパゲティ・ナポリタン
孫娘は牛乳が好きでよく飲む。よいことだ。

我ながらよく出来た渾身のスパゲティ・ナポリタンは翌々日に電子レンジで温め直して私の昼食になった。なかなか美味かった。


■先週にひっかかった音楽を少し

1.マッテオ・マンクーゾのシングル "Drop D" がついにリリースされた。

満を持してというべきか、力のはいった聴きごたえのあるギター・インストになっていると思う。

アルバム "The Journey" は、6月30日にイタリアで、7月21日にはワールドワイドでリリースされるとのことだ。楽しみだ。

Matteo Mancuso - The Journey (lnk.to)

マッテオ・マンクーゾの記事は思いのほかアクセスが多く、少し最近の情報も書き足したり、動画リンクを追加したり、一部書き直ししたりしたいなと思うけれどもなかなかできないでいる。7月にはなんとかしたいものだ。


2.アメリカのキーボーディスト、David Farfield が ランディ・ブレッカーを迎えて、その名も "Brecker Steps Ahead"というシングルが出た。なかなかご機嫌な一曲だ。

Steps Ahead といえば、ヴィブラフォン奏者のマイク・マイニエリが凄腕のミュージシャンを集め1979年から2000年前後まで活動していたフュージョン・グループで、メンバーは入れ替わりも多かったが、ランディ・ブレッカーの兄弟でテナー・サックスのマイケル・ブレッカーがレギュラーメンバーだった。それにランディ・ブレッカーの前妻のイリアーヌ (p) は Steps Ahead の初期のメンバーだった。

この動画は、1983年のコペンハーゲンでのライブらしいが、メンバーは、マイク・マイニエリ(vb)、マイケル・ブレッカー(ts)、イリアーヌ(p)、エディ・ゴメス(b)、ピーター・アースキン(ds)という面々だ。

エディ・ゴメスやピーター・アースキンについてもそのうちに思いのたけを語りたいと思っていて果たせずにいる。また、マイケル・ブレッカーも思いが強すぎて書けずにいる。最初に知ったのはポール・サイモンの "Still Crazy After All These Years" (時の流れに)だったように思う。


3.アフリカのマリから元気のいい歌姫・Fatoumata Diawara(ファトゥマタ・ジャワラ)のアルバム "London" が少し前にリリースされて、先週もシングルが耳に止まった。

1曲目の "Nsera"は前にも雑記帳で紹介したが再掲しよう。強いメッセージも感じるビデオクリップも印象的だ。


4.フラメンコのイスラエル・フェルナンデスとディエゴ・デル・モラオのシングル "Despierta" が耳に止まった。 Buleria ということだが、伝統的な歌とギターに手拍子のバックを基本にしながら、電子楽器や声にイフェクトも軽くいれる部分もあり、聴きやすいアレンジで悪くない。

ビデオ・クリップはスペインの地下鉄だろうか、映像を見ているだけだと意味はよくわからない。地下鉄の駅で通勤途上の人たちに「目を覚ませ!」ということだろうか。


5.ギリシャのベテランシンガー・ソングライターのソクラテス・マラマスのライブ音源が一曲一曲リリースされていて、そのことは前にも書いた。(火曜日しばらく雑記帳・2023 CW16|Shimamura, T. 島村徹郎 (note.com))。やはりギリシャのシンガー・ソングライターのタナシス・パパコンスタンディヌー(Θανάσης Παπακωνσταντίνου)がソクラティスと作った2021年のアルバム "Aprostateftos"、ジャケットも綺麗で気に入っている。

ソクラティスの特徴ある低音のボーカルは聴いているうちにクセになる。


■先週末、大阪の京セラドームで Snow Man の公演があった。なんで知っているのかというと、娘が孫娘を連れて京都の自宅に泊まりに来たからだ。つまり、娘は Snow Man のファンで、推しが向井康二、ということで、土曜日のチケットがあたったのだ。つまり、土曜日は推し活に100%、朝からまるまる一日孫娘の面倒を見てほしい、とこういうわけなのだ。

なので、土曜日と日曜日はいつものジョギングの予定をキャンセルした。


娘と孫娘は日曜日の午後に嵐のように帰って行ったが、note の記事も書けず、元気で言い出したら聞かない孫娘と遊んで全身が筋肉痛、月曜日も京都からリモートワークで仕事のダメージでへろへろになりつつ、晩の新幹線で新横浜の事務所に移動、ということになったわけだ。

砂場遊びのおもちゃ、洗って乾かしている。

日曜日には、いつもの床屋に行ってすっきりしてきた。

2023/5/29 晩の新幹線で新横浜の事務所に移動

室内にいると、湿度が高くてジトっと汗をかいて気持ちわるい。近畿地方は梅雨入りということだ。平年よりだいぶん早いらしいが、いつのまにか、もう5月末、6月に入るわけだ。


今年は週末の天気の巡りあわせがあまりよくない。ジョギングはちょっと気をつけて管理をする必要がありそうだ。

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