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1980年の西城秀樹、シングル6枚の考察~作風、ヒット状況、声の魅力~

今回、初めてnoteの有料版にて、2023年2月3日に実施されたトークイベント『西城秀樹・声の魅力に迫る』で発表した「1980年の西城秀樹」についてまとめてみます。
 
ヒデキさんの代表曲と言えば、1974年の「傷だらけのローラ」、1978年の「ブルー スカイブルー」、そして1979年の「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」などなど、その多くが1970年代の楽曲が挙げられることが多くなっています。特に、「YOUNG MAN」は、レコード売上が80万枚(週間TOP100内で見た当時のオリコン調べ)を超える自己最大セールス、『ザ・ベストテン』でもレコード売り上げ、有線放送リクエスト、ラジオリクエスト、ハガキリクエストがすべて1位となり9999点となったことで、(しかも、その大ヒット曲が外国曲であるがゆえに、日本レコード大賞の候補曲にならなかったことで)ある種、歌謡界の頂上に到達しつつも、さらにこれを超える楽曲を作ろうと、ヒデキもスタッフもいっそうに力が入ったことでしょう。
 

1980年の西城秀樹(ジャケット画像はご想像ください)


1980年の西城秀樹は、なんと6枚もシングルをリリース!しかも、その曲調が見事にバラバラ!これこそが、前年の「YOUNG MAN」を超えようと、あの手この手で頑張ろうとした証だと思われます。ゆえに、この1980年の西城秀樹を知るだけでも、ヒデキのボーカリストとしての力量がよく分かります!
 
そこで、今回の資料ではこの1980年の西城秀樹の6枚のシングルの売れ方や支持のされ方を『ザ・ベストテン』のランキング(総合順位、レコード、有線放送、ラジオ、ハガキの各4部門はTOP20まで)を考察することで、当時の音楽シーンにおいて、ヒデキがどのような聴かれ方をしてきたのかを見ていきます。
 
以下、有料にて公開いたしますので、よろしくお願いいたします。
(なお、誤字脱字は随時更新していきますが、一度課金してくださった方は何度も見ることができますのでご安心ください。)
 

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