見出し画像

あーちゃん。

我が家には犬が2匹います。
わたしは散々世話をしたので
リタイヤ。
一緒に住んではいないのだけど。

1匹目の犬は
次男が小学生だった頃
俺は獣医になるから犬を飼わなければならない。
と言い出した。
わたしは動物は触れないくらい苦手で
反対だったのだが
犬を飼うことになった。
赤ちゃんで迎えられたわんこは
わたしの母性をもろえぐってきた。
可愛すぎて
母乳がでてくるんじゃないかって思った。
次男は今法学部に行ってるから
獣医にはならないみたいだけど。


犬がいると
これまた家の中は賑やかになる。
散歩やらごはんやら
とにかく世話が大変。
病気にもなるし、トリミングも行かなきゃだし
諭吉も散々飛んでいく。


増やせないと考えていたのだが。


2匹目の犬を突然
わたしの思い付きで迎えることにした。

三男が死にたいと言って家を出て行った。
夜に見つかったんだけど。
もう学校には行きたくないと。
わたしが無理矢理通常の学校に入れたのが
上手くいかなかったらしい。
高校は職業訓練学校を選んだんだけどね。



その次の日に一緒に買いにいった。
ローン組んで買ってきた。
学校に行かなくていいから
犬のお世話をしなさい。
手のかかる
小さい小さい可愛いあーちゃんが家に来た。

あーちゃんは小さいミックス犬で
水頭症と自閉傾向の強い犬だった。
買った時には障害があることは分からなかった。
カラダのバランスが悪くて
良く転んでたけど
そんな姿も愛しくて可愛い。
名前を呼んでも全然振り向かない。

もろ自閉症の三男の小さい頃とかぶっていて
それがまたやたら可愛かった。

あーちゃんは椎間板ヘルニア持ち。
年に何度か
腰が痛くて動けなくなる。
薬をやっと飲ませて
安静にして過ごすのだけど

その姿が痛々しくて。


それが今日やってきた。
日勤中のわたしに
兄ちゃんからSOSのライン。

あーちゃんが動けない
薬飲ませられない

とのこと。

日勤メンバーにそれを話して
定時であがらせてもらい
急いで子どもらの家に帰った。
あーちゃんは痛くて
震えていたけど
薬を飲んでちょっとずつ動けるようになった。

以前
あーちゃんの頭やら腰やら
手術をするのか?
みたいな話し合いを
こどもらと元夫と
みんなでしたことがあって。
命ってなあに?
生きるって?
みんなが自分の思ってることを言葉にしていた。
こどもらは
彼らなりの命に対する考え方を持っていた。
それが分かったことが
わたしは嬉しかったことを覚えている。

三男はあれから
死にたいとは言わなくなった。
また言うと思うけど
今の彼の顔を見ると
今は大丈夫なのかなーと思う。
4月からの就職をとても楽しみにしている。
障害者雇用で保険やさんの事務をやることが決まっている。

インターンで
ほとんど職場に行っているのだが
このハロウィンには
職場のお姉様たちからお菓子の差し入れを何人かに頂いてきたと、
嬉しそうに帰ってきていた。
家に着いて、
速攻頂いたお菓子を全部食べていたけど。

障害者だから
お菓子を頂いたのかどうかは
良くわからないけど

障害があろうとなかろうと
何でも
可愛がってもらえるということは
親としてはありがたい。
うちの息子は可愛いからな。

話はそれたけど

そんな今日でした。

明日は夜勤だから夜更かしできてる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?