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声優と方言?

今日は方言について。これから声優を目指す方へのちょっとした参考になればいいなと思いまして、こんなテーマをお届けします。

声優のプロフィールで時々見かける「特技:京都弁」や「出身地:大阪」というもの。これって物凄く攻めたプロフィールで、自分の売りが端的に示されているってことなんです。知ってました?

日本のアニメやゲームですとその地域の方言を使うキャラが出てきたりするので、プロフィールを参考にしてもらい方言指導として現場に呼ばれたり、そこの地域に住んでた人ということでキャスティングされることがあるんですよ。

最近はご当地アニメも増えましたから、自分の住んでる地域が!使っている方言が!!チャンスに繋がる場合が実際にあったりします。

とはいえ普段はアクセント辞典に載っているイントネーションで喋ることを求められるので、そこは習得するために全力で取り組んでください。声優業界で生きていきたいのならば、こればっかりは逃げ道がありません。

アクセントは生き物なんて言いますから時代と共に変わっていくこともありますが、基本はしっかりおさえておかないと。プロなら当たり前なんですけどね、2月4月は公共放送でも怪しい昨今。。。

余談ですが、私が若かりし頃の話。とある関西出身の知人はアクセント辞典を1ページ覚えたら千切って捨てていたそうです。凄い覚悟ですよね!他にも毎回スタジオにあの分厚くて重いアクセント辞典を持参しているという人が結構いましたよ。今はアプリがありますからお手軽です、良い時代になりました。

そうそう、以前京都弁のキャラをやるにあたって、デモ音源を頂いた上さらに当日はデモ音源で演じて下さった方が方言指導に入られたんですが……た、大変だった。京都弁って本当に独特なんですね。これを難なく喋れる人は私的にはバイリンガルですよ。いやぁ難解なイントネーションだったなぁ。。。

9月半ばを過ぎたので、来年に向けて動き始めている方もいるかと思います。プロフィールも何を書くか今から考えている方もいることでしょう。その際、出身地は○県○市と少し詳しめに書くのも手ですよ。そして方言を喋れるならば特技に○○弁と書くことを大プッシュいたします。

アナタには当たり前の手札が、思わぬチャンスに繋がるかも知れません!!!

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