すみれ

言葉の感覚が合う人と出逢いたい。 詩や短歌、エッセイが好きです。 文章や言葉を取り上…

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言葉の感覚が合う人と出逢いたい。 詩や短歌、エッセイが好きです。 文章や言葉を取り上げて、それについておしゃべりする動画をYouTubeで投稿してます。 https://youtube.com/channel/UC20vEWUMtVGtwUR95fTYJow

最近の記事

雨やんでなかった

雨が降ってた コンビニで印刷した書類を濡らさないように抱えて傘におさまるようにしながら歩いてたら、 前から3人が横一列で並んで歩いてきた 道を大きく使って 彼らは私を避ける気配もないので、ぶつからないように私が道の端に寄る 三人が当然のように傘もささずに通り過ぎていったから 雨がやんだのかと思えたが まだまだ降っていた たたみかけた傘をまた開く この一連の感じ、私っぽいなと思った

    • なにもかも、嫌になるのに 生きていて

      信頼してる人と話すことすら少し億劫になる、 そういうしんどさを今日は抱えていて そういう時まで君は、いつもの頭の片隅にいて 君を考えることはやめない私に、つかれてしまう なにもかも、嫌になるのに 生きていて 遠い国にあるセキュリティ会社の新商品を眺める夜だった 仕事のために生きている 仕事があれば生きていられる とりあえず、今夜は 明日の夜は、まだ分からない 心が通じ合えるような そんなやり取りがしたい と思った 心が通じている人との 今日何食べた?がしたい 心を通わ

      • 紙一枚で離婚できてもよかった、

        まるで黒い服が悪みたいに 全身白い服で 君たちは 細い道の真ん中を歩いてる あの人のことを思い返す 私とあの人は、こうはなれなかった なんの意味があるんだと思ってたことが あの人とだったら、きっと眩しいほどの意味を感じた 君たちもきっと 私やここにいる全員が知らないほどの意味をもってそこに立ってるんだろう 良かったねと、思わずにはいられない 本当におめでとうと、思ったよ 私ももう、年を重ねたから 結婚なんかに、なんの意味があるんだと思ってたの 去年、君が「も

        • 君は詩になった

          一人だと思った 孤独なのは、夜だけじゃない 昼間の穏やかな日差しの中でも私は変わらずに孤独だ ゆっくりと目をつむるとまだ鮮明な記憶が思い出になることを拒みながらも消えてゆく 君に出会う直前の私を懐かしく、思った 不思議と思い出すのは君の顔よりも 私の泣き声 君と出会う前の空気と穏やかな日差しと まだまっさらな私と君 たくさんの肩書が通り過ぎていった 私達は出会ったのではない ゆっくり、ゆっくりとすれ違い 何度も振り返ったのだ あの頃とは何もかもが違ってる

        雨やんでなかった

          膨大な文章で、たった1つのことを語ってほしい

          私は自分で身を切り売りしたような実録的なものが好きじゃない リアルで、分かりやすく説明されていて、短時間で確認できる そういうのが、なんか好きじゃない でも、noteで詩や短歌を見ていると この人、リアルではどういう人なんだろうって思ってしまうし その言葉に至った経験は何なのか、もう少し詳しく聞きたくなる 方法としては好きじゃないくせに、 やっぱり見たいのは、その人自身のことなんだよね 見て、がっかりしてしまうリスクもあるけど どういう人生を歩んでる人が、何があっ

          膨大な文章で、たった1つのことを語ってほしい

          角川短歌賞に出した短歌50首

          今年の5月の50首。 季節の移りを意識して順番まとめました。 その一部を記念に載せときます。 下ネタ多いし自由すぎますが、コメント頂けると嬉しいです。

          角川短歌賞に出した短歌50首