TimesSPA RESTAに行ってみた

・訪問日 2018/06/21 木曜日 昼間の訪問です

「TimesSPA RESTA」に行った。
「Times」というと駐車場で有名なブランドだが、池袋でスパ施設もやっている。
場所はサンシャイン60の向かい。池袋の観光ルートから1本だけ外れた場所にある。
RESTAのある周辺は、カフェや食事のお店も多いのに、観光客やお上りさんが集う土日でも程よく空いており、個人的にも散歩コースの1つである。
RESTAのあるビルの1階のすき家にはたまに行くことから、その存在はかなり前から知っていたが、今回初めて利用してみた。

最近はサウナ好きの人たちを「サウナー」と呼ぶようだが、僕はどちらかといえば「ユブネー」だ。サウナは使うけれども、好きかと言われてばそうでもない。サウナは湯船のおまけに過ぎない。今日まではそうだった。

RESTAの館内は非常に綺麗である。ホテルのような趣があり、昔ながらの地元のおじちゃんおばちゃんが集うスーパー銭湯とは一線を画する。
肝心の風呂場の広さは、都内の施設にしては広い。少し前に都内のサウナー御用達の「マルシンスパ」に行ったばかりなので、特に広く感じる。
平日に行ったので全く混雑を感じないのは当然だが、土日でもそれほどストレスを感じないであろう広さはある。
ただ、最初に湯船に浸かり、ちょっとサウナを浴びた時点では、RESTAをあまり素晴らしいSPAだとは思えなかった。
普通にきれいで、普通に良い施設。しかし決め手に欠けるなと思っていた。
何よりRESTAは会員価格でも2,300円。近場で広いとはいえ、この価格を考えると、多少狭くても「さやの湯処」や、遠くても「舞浜ユーラシア」に行きたいなと思った。

しかし、RESTAの評価が自分の中で上がったのはこの後である。
レストランで食事をとった。食事と言ってもお腹は空いてなかったので、おつまみを2点選んで650円のおつまみセットと、シークワーサーサワーにする。
おつまみは漬物の盛り合わせとガーリックポテトを注文した。
正直、キレイなスパ銭の食事だし、割高で当然だと思っていたし、実際に値段は割高である。ただ、実際におつまみが届くと、評価が変わった。ちゃんとした量があるじゃないか。
スピードメニューだし、もっと小皿にちょっとだと思っていたが、良心的な量が来た。特に漬物の盛り合わせは、白菜とたくあんだけみたいなのを予想してたが、たくあんや白菜はもちろん、ナスやきゅうりや桜漬け、そして梅干しと種類も多くて味にも十分満足できた。まぁ梅干し食べられないんだけど。
もちろん安い居酒屋やファミレスのようなコスパではないが、さほど値段のしないメニューでがっかりさせないのは高感度が高い。今度はお腹が空いていたら、普通の料理も頼んでみたいと思うのに十分な満足感があった。

そしてなによりラウンジである。
無料で休むことのできる男女共用リラックスラウンジ。最初ここを見たときは「あれ?ここは有料スペースか?」とちょっと物怖じしたくらいである。
今まで行った様々なSPA施設の中でも、ダントツで高級感があって居心地の良い空間であった。
テレビが付いているとかは当たり前だが、リクライニングチェアーは、電動で背もたれとフットレストの上げ下げができ、快適な姿勢を取ることができる。サイトには「照明や香りまでにこだわった上質なくつろぎ空間」と書かれているが、決して大げさではない。
なかなかこういう施設でうたた寝をすることはないのだが、ここではつい、30分くらいではあるが、うとうとしてしまった。
ラウンジ以外にも、共有スペースにはたくさんの一人用ソファーがあり、どこでも休むことができる。休憩できる場所は、圧倒的に多い。

ここで満足して、一旦は帰ろうと思っていた。ただ、まだ使っていないタオルもあったので、帰る前にもう一回だけ、風呂に入って帰ろうと思った。
で、サウナに入った。
最初に書いたように、僕はサウナーではない。暑くて苦しいサウナの何が良いのか。サウナーの言う「整う」という言葉があまり理解できなかった。
ただ、ラウンジでゆっくり休んだからなのか、いつもは6分も入れば満足なサウナに10分くらい入っていられた。その後に、頭から水をかぶる「桶シャワー」を浴びた時に、急に「ピーン!」と来たのだ。
そう、ドットのゲームで、キャラクターの横に電球が浮かぶ、あのピーン!だ。
そのまま、水風呂にドボンとつかる。サウナーに言わせると、ここの水風呂は他のサウナよりも水温が低いのだという。さらには粒氷も金ダライにたくさん用意され、サウナで温まった体を存分に覚ますことができる。
僕は頭から水風呂に浸かるようなことはしないのだが、このピーンときたままの感覚で、ざぶんと水風呂に全身浸かってみた。とても覚醒した感覚を味わえた。
「なるほど、これがサウナーの言う「整った」なのだな」。
なんか納得した。

多分、これまでサウナが好きではなかったのは、体調が十分でない状態でサウナに入っていたからだ。疲れたまま風呂に入り、その流れでサウナに入るから、サウナがあまり好きではなかったのだ。
風呂に浸かり、ラウンジで休んで、しっかり体を休めてからサウナに入れば、精神が整っていく。とりあえず僕のたどり着いた「サウナで整う」はそれである。

15時くらいに入館して、最初は18時前には帰ろうと思っていたが、最終的には20時過ぎまでいた。
サウナーでもないのに、アウフグースまで受けてしまった。
価格の高さは伊達ではなかった。
近場なので、何度も行くと思う。

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