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小説の写経


写経について

それを知ったきっかけ

 小説の写経を始めたのですが、きっかけはズバリ「どうやったら小説上手くなる」などで検索しまくっていたらヒットしたからです!
 サイトでも出ていましたし、YouTubeで有名な小説家の方も言っていました。ならやってみようかな~と。いつもの気軽で思いつきに近い行動です。フットワークが軽いと言ってください!!

用意したもの

  • 百均で買ったB6フリーノート336ページ

  • 黄色、緑、青、赤の蛍光ペン&ボールペン(ボールペンは芯だけを入れ替えられるやつを使っています)

  • ジェットストリーム黒色の0.7

  • 応募したいと思っているレーベルor目的にそった本で、かつ、興味を惹かれたもの

文房具に関して

 フリーノートは自分のデスクに置きやすいものを選択しました。あと大きさと分厚さ的にカバンに入れて持ち歩けるように、というのもあります。
 ペンに関して、私は「青色は知らなかった単語、赤は好きな表現」などで色分けするために四色持っていますが、黒だけでもできなくはないと思います。ただ見返しづらそうなので色分けをしたほうが無難かなぁって感じでした。
 ボールペンは完璧好みだと思います。私はジェットストリームのぬるぬる感が好きで使っています。

本に関して

 皆さんはたしか文章のうまさなどで選ぶように言ってらっしゃったように思うのですが、私は勝手に好きな小説、それも読んだことないものを選びました。ただ内容は一応自分の応募したい先のものや、目的にあっているものを選んでいるつもりです!

やり方に関して

  1. 右ページに本文を書き写す。

  2. 出てきたわからない単語や好きな表現、また「これってこういうこと?」などをマーカーして番号を振る。(私の場合は色関係なく通し番号つけてます)

  3. 左ページに意味やどこが好きなのかなどを書いておく。

  4. 数ページ進んだら少し読み返して伏線などがあったか、なぜその表現を使っていたのかを確認する

という作業を行っています。気分が乗ってれば一時間以上、乗ってなければ数行でやめていますね。義務作業になると続かなくなるもんで……。

なぜ読んだことのない本で行っているのか

 理由は簡単で、一つは知っている本だと飽きてしまうから、もう一つは読者の視点に立って気づきを得たいから、というものです。
 飽きるに関してはもう性分なので仕方ない、と諦めています……。
 問題は「読者の視点に立って気づきを得たい」というほうかと思います。

読者視点での気づき

 私は今まで乱読が多かったので、写経をしていると自分が無意識に感じていた「これどういうこと?」や「私これ好きだなぁ」を意識化できるようになったと思っています。また「これってもしかして伏線!?」と読者として思う表現などもチェックすることができますね。

作家視点の気づき

 写経をきっかけに私はあまり読者の視点に立てていないように感じました。「あ~、この表現ってこう思わせるんだ」とか「あ、私この伏線わかりやすくしすぎてたな」とかとか。あと、圧倒的に物事に対する描写が足りていないことにも気づきました。
 作中にハンバーガーが出てきたのですが、一回登場したときは「ハンバーガー」としか書かれていなかった数行後に「どんな食感で、どんな味で」という表現が入っていました。なんと!私はその五感を表した文を読むまでその表現が足りていなかったことにすら気づきませんでした!

今後の予定

 一度全部読者視点で写経し終えたら、プロットに分ける、などの作業もしてみようと考えています。できればもう一冊に手をつけながら今度は作家視点での写経もしてみたい……でも途中で飽きそう……なんて葛藤していたりもします。

最後に

 写経、始める前は「めっちゃしんどそ~~~だる~~~」と思ってたのですが、やってみると色々なことに気づけるし、案外楽しいです。本当に読書も兼ねているので「つ、続きが気になる……!!」となって楽しく続けられているというのもあると思います。
 ぜひ良い創作ライフを!

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