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わたしがSEOライティングをやりたくない理由

わたしはSEOを憎みすぎている。

……というと少し大げさだけど、SEO対策という概念が苦手だ。以前上司に「SEOアレルギーなんだね」と言われたことがある。うん、SEOが好きじゃない。でも「どうして?」と聞かれるとうまく説明できなくて、結局SEOライティングのような仕事をしてしまっている自分がいる。だから、なんでSEOが苦手なのか考えてみることにした。

なんでSEOが苦手なの?

読者よりもグーグルに評価されるためのコンテンツを作っている意識が、どうも苦手。グーグルさんだって、本当にいいコンテンツを上位表示させようとしていることはわかっているけど、そこをハックしてテクニックで上位表示させようとすることが、性に合わない。

例えるならセンター試験やTOEIC対策みたいな。知識で問題を解くことよりテクニックで点数を取ろうとする感じがわたしは好きじゃない。もちろん点数をたくさん取ることはたいせつだから、それも大事だとは思う。そこを否定したいわけではなくて。

これは性格なので合う合わないの話。わたしには合わない。それだけ。

でもSEO担当者してたよね?

してた。アシスタントレベルだけどとあるメディアのSEO対策チームにいた。

もちろんやっておいて損はなかったとは思う。Webで書く上での知識としてSEOの基礎部分が身についたのはSEOチームにいたから。

でも、わたしはもうやりたくない。

でもグーグルからの流入は必要だよ?

わかってる。必要。
TOEICでもテクニックを知っていると答えられる問題があるみたいに、Webライティングをする上でSEOのロジックもある程度わかっている必要があることは理解してる。

でもライティングでつくるコンテンツ部分だけを指して「SEO対策」というのは、ちょっと違う気がしていて。それならもっとシステム的な部分も見直したほうがいいんじゃない?って思う。

サイト構造とかシステム的な話を一切無視してそうなのに「SEO的にこんなふうに書いてほしい」と言われると「本当にSEO対策しようと思ってます?」と聞いてみたくなる。(聞けばいいんだろうけど。)

システム的な基礎がぐらぐらなのにコンテンツだけでSEO対策してもそれって上辺だけだなって感じてしまうし、本質じゃない気がする。もちろんコンテンツをよくすれば検索上位にくるのはわかってるし、ちゃんと正しい情報を伝えているサイトがグーグルさんに評価されるのはいいと思うけど。システム部分を見直さずに、とにかくSEO!コンテンツ!なあんて言われると、なんだかなーと思ってしまうのです。

それに、検索上位表示させるコンテンツをたくさんつくって単純に接触回数を増やすことでファンを得る方法もあるけど、それをするには莫大な費用がかかる。それに、それは過去DeNAがやった手法で、それまた繰り返すつもりなのかと思うと、やっぱりわたしは賛成できない。

メディアがコンテンツを指してSEO対策するなら、同じくらいメディアとしての意思を強く持たないとSEOにメディア滅ぼされると思う。

というか、そうやって滅んだメディアをわたしは見てきた。

まとめ

そんなふうに思うので、わたしはキーワードを指定されてそのためにコンテンツを作るSEOライティングが好きじゃないんだろうなあ。

という結論。

もちろん読まれるためのSEO対策は必要だと思う。でもSEO対策のためのコンテンツ作りは、わたしには合わないなあ。というだけ。

あ、やっぱり結論こっちだな。


読んでもらえてうれしいです!とにかくありがとうと伝えたい!