109のイベントに見る心理

今回はエンタメマーケティングではないです。今回はイベントについてちょっと物申したいと思います。

先日渋谷の109前で「メルカリ」というフリマアプリのイベントが行われていた。

イベント内容は現在CMしている『メルカリ族』というシリーズの原始人らしきキャラクターになりきって写真を撮るというものだった。

普段の筆者なら「イベントの集客できなさそう」という内容問題に言及するところだが、今回はそこではない。

この『メルカリ族』の前のシリーズの「買うガールと売るフ」という牛と狼に扮したキャラクターが不用品を売り、欲しい物を買うというCMのシリーズがあったのを覚えているだろうか。

このCM一部で大きな批判があったのだ。

それはシリーズ中盤に流れた「買い物上手篇」の内容である。

洋服屋で靴を試着したが買わなかった女の子が「買うよ!メルカリで!」というCMだ。

普通に購入者側に立つと

「そんな新商品売ってるわけないだろ!」

という方を突っ込んでしまいがちだが

販売者からすると

「なんていう営業妨害だ!」

となる。

中古ビジネスを批判はしない。

売られてきたものを在庫として抱え商品を管理し、欲しい人に手間賃をかけて売る。理派なビジネスだと考えている。

しかし、節度がある。

新品や新しい商品が中古品店に売られることもあるだろう。

        新刊を買って帰ったら家族も買ってきた

        靴を履いてみたら想像以上に足型に合わなかった

        嫌いなやつが同じ服を持っていた

        彼氏から貰ったプレゼントがダサかった

色々なケースがある。


しかし、メーカーものを作ってこそ成り立っている中古市場の広告で、今「旬」で売り出している商品が安く買えるという謳い文句はマナー違反だろろう。

それを犯した事でメルカリはかなりメーカー側から反感を買っていた。

そんなメルカリがファッション用品販売の大きな拠点でもある109でイベントを行う事に疑問を感じた。

自分たちの売上を下げるような広告をするような会社のイベントである。

109内に店を出しているメーカーは怒らないのだろうか。抗議はしないのだろうか。

109に少し不義理な会社だなという印象を持ってしまった。


もし、私が109で働いている販売員だったら嫌だな。と、少し109に対して怪訝な顔をした話でした。


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