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本は家のインテリアになるのか?

飲みかけのコーラのペットボトルを冷蔵庫に戻すときに、
いかに炭酸を抜かないようにするのか悩んでいます。
いまはフタを逆さにして保管していますが、
結局一度で飲み切るのが一番だと気づいた、編集者の岩崎です。

さて。
発売から1週間がたった『アネモネの姉妹 リコリスの兄弟』。
発売前からカバーを見せた人やツイッターで、
装丁がかわいい!
オシャレ!
部屋に飾りたい!
と絶賛されておりました。


こちらのカバー。
イラストはオオノマユミさん


装丁デザインは鈴木成一デザイン室にお願いをしました。


オオノマユミさんは、
実は同僚が別の本でイラストを描いてもらったのを見て、
このイラストのタッチで、
アネモネとかカリフォルニアポピーとかを描いてもらったら、
最高なのでは?

と思い、お願いをしました。

そして、装丁デザインの鈴木成一デザイン室。
昔、僕が早川書房にいたときに
紙つなげ!』という本のデザインをお願いして以来、
ちょこちょことお願いしています。

昨年担当した酒井若菜さんの小説(文庫)『こぼれる』も
鈴木成一デザイン室。

鈴木成一デザイン室は、
原稿をしっかり読み込んで、
その世界観を表現してくれるので、
僕はあまり事前に細かく何かを注文しないのですが、
今回は一つだけお伝えしたことがあります。

それは、
インテリアとして家の本棚に飾っておきたくなるような本
ということ。

以前、著者の古内さんとの打ち合わせで、
単行本って、『本』の要素のほかに、部屋のインテリアというか、本棚に飾っておきたくなるようなデザインじゃないと、文庫でいいやって思われて、買ってもらえないよね
という話になりました。
まさにそのとおりだと思います。

なので、アマゾンだとわかりづらいのですが、
『アネモネの姉妹 リコリスの兄弟』は
いわゆる上製本(ハードカバー)になっています。

バッグに入れての持ち歩きやすさは捨て、
部屋のインテリア感を重視することにした
のです。

そうして完成したのがこの
『アネモネの姉妹 リコリスの兄弟』カバー。

【帯付きカバー】 

【帯なしカバー】

【帯付きウラ】

【背表紙】

いかがでしょうか?
インテリアとして家に置いておきたくなるカバーになっていませんか?

鈴木成一デザイン室にお願いしたことが、
もう一つありました。

恵比寿の有隣堂書店さんに来る女性が、
思わず手に取りたくなるようなカバー

こんなきわめて抽象的なお願いをしてしまいましたが、実際に有隣堂さんで売れているのか

はい!よく売れております。さすがです。

ということで、引き続きアネリコをよろしくお願いします。






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