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30代の僕が子供にバーバパパを読み聞かせて感じた魅力4選

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はじめに

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子どもに絵本を読んでいて

なんとなく名前とキャラクターは知っていたけど、

こんなにいい作品だとは、、、。


と思わされた絵本「バーバパパ」の魅力を

4つまとめてみました。


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①みんなちがってみんないい色(許容)

②あなたにはあなたの価値がある(自認)

③US TOGETHER(共存)

④自由気ままに気の向くままに(創造)

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①みんなちがってみんないい色(許容)

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バーバパパの家族はカラフルで

パパが「ピンク」でママが「黒」、それと

それぞれ違う色の子どもたちが7人。


「男の子の色」「女の子の色」のような、

色のバイアスがあまりありません。


また『バーバパパのなつやすみ』という作品では、

子どもたちがお互いの色を否定し合って、

自分色のペンキをかけ合い、大ゲンカしてしまいます。


ペンキをかけ合ったせいで、ごちゃまぜ色になった子どもたちを見て、

「みんな何色かわからないよ。これじゃだれがだれだかわからないよ。」(セリフ記憶曖昧)

とバーバパパにさとされて、子どもたちは自分たちの行動を反省し仲直り。


人との「ちがい」を許容することの大切さを教えてくれます。


By『バーバパパのなつやすみ』


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②あなたにはあなたの価値がある(自認)

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色のちがう7人の子どもたちは

色だけではなくそれぞれ違う個性を持っています。


「芸術が好きな子」

「動物が好きな子」

「スポーツが好きな子」

「科学が好きな子」

「読書が好きな子」

「音楽が好きな子」

「おしゃれが好きな子」


『バーバパパのがっこう』という作品では、

バーバパパが学校に遊びに行くと、

『びしびし躾けて学ばせる』学校に嫌気がさした人間の子どもたちが

教室で大暴れし学級崩壊状態。


それを見たバーバパパは、

バーバパパの7人の子どもたちに、

それぞれが得意なことを活かせる教科を受け持たせ、

バーバパパの7人の子どもたちが先生となり、

人間の子どもたちといっしょに

『好奇心にそって楽しみながら学ぶ』バーバパパの学校を作ります。

そこでは荒れていた人間の子どもたちも

自分の好奇心にそった学びを楽しんで取り組み、

無事卒業していく。


あなたにはあなたの価値があってそれを活かしていいんだと、

その方がいいんだということを教えてくれます。


「子どもは楽しみながら勉強させてやらなくっちゃいけません。

音楽が好きな子どももいるし、鳥や動物が好きな子どももいます。

そんな自分の大好きなことを勉強するのなら、きっと喜んでやりますよ」


By『バーバパパのがっこう』


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③US TOGETHER(共存)

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バーバパパの家族はエコで環境にやさしく、

自分たちの食べるものを自分たちで育てたり作ったり、

自然とともに生活しています。


『バーバパパのいえさがし』『バーバパパのはこぶね』という作品では、

バーバパパたちの住んでいるところへ人間がやってきて、

自然を破壊したり、動物の命を奪いにきます。

バーバパパたちは自然や動物を守るために、そのような営利企業と戦い、

ついには人間を地球に残して、動物たちと一緒に地球の外(宇宙)へ逃げてしまいます。


自然が汚れてしまい、動物もいなくなった地球で、

困り果てた人間は反省し自分たちの行動を改めます。


その様子を見たバーバパパたちは、

動物たちといっしょに地球に帰ってき、

ふたたび地球で人間と自然と動物とともに暮らす。


「自分だけ」ではなく「みんなで」が

豊かさには必要な考え方だと教えてくれます。


By『バーバパパのいえさがし』『バーバパパのはこぶね』

※記憶曖昧なので実際のお話と若干違うかも。


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④自由気ままに気の向くままに(創造)

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バーバパパたちは変幻自在で、

姿をいろんな形に変えることができます。


飛行機になったり、

船になったり、

鳥や魚になったり、

自由に姿を変えて活躍します。


また絵のタッチもフランスの絵本ということもあって

日本の絵本にはない可愛いさ。


そんな可愛い絵と、

さまざまな姿に変幻して遊んだり、

人や自然、動物たちを助けたり、役に立ったりしながら

楽しく暮らしているバーバパパの姿は、


柔軟で、やさしくて、

自由で、気ままで、

遊び心があってユニークで、

とても魅力的。


決まった形にとどまらず、

自由気ままに変わっていくことがごくごく自然なこととして、

楽しく描かれています。


By バーバパパシリーズ全部


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おわりに

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1970年フランス生まれの絵本ですが、

「多様性」や「教育」や「SDGs」など、

現代にもしっかり刺さる内容で、

しかもそれが全然説明くさくなく、

絵本として単純に楽しめます。


子供はもちろん、読んでいる大人も

バーバパパたちの生活からなにかを感じたり、

考えたりすることができる

とてもすてきな絵本なので、

ぜひ一度読んでみてはどうでしょうか。


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今回紹介した話

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『バーバパパのなつやすみ』

『バーバパパのがっこう』

『バーバパパのいえさがし』

『バーバパパのはこぶね』


『おばけのバーバパパ』←一番最初のお話。バーバパパの誕生。

『バーバパパたびにでる』←バーバパパの家族誕生。

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