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家で時間を持て余している中学生へ

こーぞーです。

とりあえず,気になるニュースがあったので引用します。

小中学生の不安欠席

感染の「不安欠席」急増-—新潟市の小中学校、20日以降500人前後で推移
2022/01/26 22:30

 若年層の新型コロナウイルスへの感染が急拡大している新潟市で、感染への不安を理由に自主的に小中学校への登校を控える「不安欠席」が年明け以降急増していることが26日、分かった。21日には過去最多の565人となるなど20日以降500人前後で推移。流行「第6波」のピークが見通せない中、新潟市教育委員会は25日付で通知を出し、タブレット端末を積極的に使うなどして学習の遅れにつながらないよう各学校に求めている。

 市教委は2020年4月以降、感染への不安から自主的に休んだ子どもについて、国の通知に基づいて欠席とせず、出席停止と同様の扱いとしている。…

  週が明けても24日は480人、25日は494人と、高止まりの状態が続く。25日は、不安欠席に加え、家族の感染など本人の感染以外の理由により、約2200人が登校できなかった。

 こうした状況を受け、市教委は、登校できない子どもの学習が大幅に遅れないよう、学校と家庭をつなぐなどしてタブレット端末を使った指導を強化するように各学校に通知した。タブレット端末を有効に活用し、1日3時間以上の学習指導をするよう求めている。

 学校支援課の山田哲哉課長は「校内の基本的な感染対策を徹底し、少しでも不安の解消につなげたい。大変な状況だが、タブレット画面越しでも学校と関わることで子どもは安心できると思う。学校間で取り組みの差が生じないようにカバーしていきたい」と話した。…

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20220126666573.html 2022年1月27日確認。

小中学生が登校を控える「不安欠席」と呼ばれるものがあるようです。家族の感染等による欠席を含める(以下,「不安欠席等」とします)と約2200人というのは,なかなか大人数だという印象を受けます。これ,全国も同じような状況であると考えられます。

さて,小中学生が不安欠席等をしたとして,例えば1日3時間家で自宅学習をしたとしましょう。それも結構大変な気もしますが,まあがんばったとして。

でも。まだまだ時間ありますよね?

元気だが欠席。家にいる。何する?

もしこーぞーが2022年現在に中学生だったら,家でおとなしく据え置きのゲームとかに没頭していると思いますが(笑),こういう状況がこうも続くと,さすがに途中で飽きそうです。

しかも,2022年1月現在,新潟市だと中学校の部活をやってないみたいです。委員会活動とかはどうしてるんでしょうか。
生徒の時間がかなり有り余ってそう。

不安欠席等をして,あるいは放課後活動もろくになく,家に帰る。そこで何するかっていう話です。

特に中学生へ。こーぞーからの提案です。

勝手に勉強しよう。
おすすめはレポートを書くことです。

勉強しようって言われても どうすりゃいいのさ

中学校あたりだと,家で自主学習とか自学とか,家庭学習をしなさい,という指導があるところが多いのではないかと思います。授業の復習とか,該当箇所のワークに取り組むといったところでしょうか。

はい,こーぞーには全国の中学生の心境がわかります。それは,

「そう言われたって,何をどう勉強すればいいのさ?」です。

図1:自主学習を迫られた中学生の図

自由だけ与えられても難しいっていうのはあると思います。

1987年生まれのこーぞーが中学生の時は,そんなことは言われていませんでした。ゆとり教育への移行期間あたりでしたね。当時は自主学習というか,漢検や数検,英検の勉強をやってました。何を勉強すればいいかがわかりやすかったというのはあると思います。問題があって,それを解く。タスクがわかりやすいんですね。

今こーぞーが中学生だったら,うまいことやってるのかなあ…

さて,どんなことをやるか,例を挙げてみます。
なお,こーぞーは主として社会科を指導していましたので,社会科の例を挙げることとします。

おすすめ自主学習

その1 教科書の語句を説明する

教科書でゴシック体になっている語句を説明するというのは勉強になります。

例えば,下のファイルは,社会科の公開授業の単元で使ったプリントです。その日に学んだ歴史上の出来事を,指定された語句を使って,生徒がプリントにまとめるっていうのをやってました。

プリントの一部

例として挙げてるだけなんで,関係ない所も丸投げでアップロードしてるんで…そこらへんはご容赦ください。

この単元の授業中,私は自主学習について
「この課題みたいに,その日勉強したことを自分なりにノートにまとめてくるといいんじゃないんですかね。結構時間かかると思いますけど。」

って授業で言ってみたんですね。
そしたら,その日以降にやってる生徒が結構いましたね。

これをやろうとすると,何度か教科書とかノートを読み返さないといけないから,結構頭を使うし,学習内容がわりと身に付くと思います多分。

その2 レポートを書く

ある日,こーぞーが担当していた中学2年生の授業で,日本の農業の学習内容だったかをやってたんです。りんごの生産量の話だったと思うんですけど,そこでこーぞーは冗談を言ったんです。

「長野のりんごと青森のりんごってどっちがうまいのか,食べ比べてレポートとか書いてきてくれたら読みますよ。その分加点しようかなー」

数日後…
いやまさか本当に書いてくる生徒がいるとは…(笑)

パソコン使って体裁整えて,〇〇は甘みがあって…個人的には生産量全国2位の長野県産の方が…みたいなことを確か書いて持ってきたんです。

嬉しい誤算でニヤニヤが止まりませんでした。

上記の生徒の特徴として,こっちがほぼ丸投げしたことを,きちんとしたレポートの形にしてまとめたというのがあります。言い換えると,テーマを与えてあげると,あとは生徒が勝手に勉強するみたいなとこはあると思います。最初だけ背中押してあげるって感じです。

どうせ時間があるんだったら,調べものに時間を使うといいと思います。
教科書の端っこにちょっとだけ書いてある語句や人物とか,本文ではなくコラムのページにあるような内容,授業では先生が触れない資料集の話とか,そういうところを突っ込んで調べると多分面白いです。

ほかのテーマとして,地理的分野では,「スイスの永世中立国ってどういうこと?」っていうテーマを提示したことがありますし,歴史的分野では,「『大日本帝国憲法は外見的立憲主義である』とはどういうことか」というテーマを提示したことがあります。

そもそも授業で取り上げられるようなテーマではあると思いますが,授業内容の理解が深まるテーマでもあります。自学として妥当かと思います。

今だったら,ロシアウクライナとNATOのあたりを,ニュース追っかけてまとめる,とかどうですかね。中学1年生だと大変かも?

個人的に気になっているのが,インドネシアが首都を移転するっていうニュースです。

社会科だと,地理的分野か公民的分野だとレポートを書きやすいんでしょうかね。

まとめてないまとめ

・特に成績低位の児童生徒に対しては,おとなが材料を与えてあげないと自主学習って難しい場合が多いと思いますね。おとなも頑張りましょう。

・noteを書くのに,何か調べて,引用して,書きたいことを書くっていうのもレポートみたいなもんですよね。

・この投稿と似たような内容で,以下の投稿もおすすめです!

おわり。

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