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折角ラスベガスに来たのだからカジノやギャンブルについて思うところを書いてみようか

二日目も明け方にこんなことを書いている。
時差ぼけで眠れないこともあるのだがカジノに明け方行くのでこんな時間がぽっかり空いてしまうのだ。
日本でも大阪にIR施設ができるとか何とかで治安が心配だという話があるが、思うのは深夜3時や4時に一人で街を歩いていられるのは知る限りアメリカの都市ではラスベガスだけだ。もちろん犯罪も発生しているんだろうが巨額なお金が飛び交う街なので治安が良くないと世界中からお客が来ないということでそこにお金を掛けているからだろうが何時に歩いていても危ない目に遭ったことはない。NYやLAで深夜一人で歩く!はかなり無謀な行動であることは言うまでもない。

ラスベガスにいると「カジノに行くんですか?」と聞かれるが友人はみんな知っているが「もちろん行きます」だ。
30年前に初めて来た時も教えてもらいながらやったし、その後世界中のカジノに行っている。珍しいところだとケニアのナイロビやモスクワやフランスのドーバー、もちろん有名どころのモナコ、マカオ、ソウルにはそれぞれかなりの回数行っている。そうだ!IR施設を作るんならアドバイザーをやらせてもらえると結構いい仕事すると思う。

「カジノに行く」と言うと次に間違いなく聞かれるのが「勝ったんですか?負けたんですか?」なのだが、正直に言ってもうそんな事はかなりどうでもいい境地に達している。
お金がなくなるのは確かに痛いしお金が入ればそれは間違いなく嬉しい。しかしカジノでそれが起こることはかなりどうでもいい。
それよりも何よりも『自分の直感』の状態を知ることが面白いと言うのが30年以上カジノに来続けた現在の境地である。まあ普通の人にこの感じが理解されるとは思わないのだが。

人生はリスクだらけだ。特に僕のような「人がやっていないことを勇気を持ってやって奇跡が起こるのが人生の価値だ」なんて思っている人間にはリスクにどう対処するのが正しいか?は生命線でもある。
そんな時の自分の最大の武器とは「直感」なのだ。右に行くか左に行くか?進むのか撤退か?これは経験もあるが特に「人がやっていないこと」に関しては今の自分の直感の状態を正しく認識できているかどうかがかなり大事である。
それを体感できるのがギャンブルの場であり合法的には海外のカジノなのだ。特に技術も確率もないバカラのようなゲームはこの直感だけが勝負のギャンブルである。この直感が正しい状態にあるならば「リスクを取れる」。前進するのか後退するのか?持ち金全部賭けられるのか、様子見くらいが正しいのか?そんなことを自分の心の状態で計って行く。これは周りの環境が目まぐるしく変わるからそれで平常心を保てていられるかが大きなポイントになる。いろんな要素の中に個人のバイオリズムもある、相手の運気もある、隣に座った人が持ってきた”気”はプラスなのかマイナスなのか?
ダメな時にやるべき事は何か?全面撤退か?撤退せずに凌ぐことが最善なのか?それらを総合して自分の次の行動を決めるのは”直感”の状態を知ることだと思っている。
その状態をなるべくいい状態にすることが「リスクを取る人生」に役に立つと思っているのだ
そんなことでそれを知るために今日もカジノの現場に座った。しかし大体1日30分から多くて1時間。今行けると思う時にどのくらい賭けられるか?その勇気を試す。そして引き際。
それがうまく行った時に結果はどうでもいい。
自分がこの状態で最良の判断をしたかどうかが実人生に役に立つ。この感覚、直感を保ち続ける。

ギャンブルをやらない人、カジノで実際にお金を掛けたことのないひと、リスクを取ることを避ける人には何の話か全くわからないと思うが本音でカジノやギャンブルのことを語るとこうなる。
お金って命の次に大切なものだと言う感覚があるから、それのやり取りがすごく人生の勝負に通じるものがあるって言うのは本当だ。
そして本当に大切なのは「人との関係、出会い」だって言うのも逆に分かったり感じたりする。

観光で訪れるのではなく命のやり取りのシミュレーションだと思うのと欲望の街ラスベガスは別の意味を教えてくれるところでもある。

ちなみに人にカジノを勧めるかというと、こんな境地になるのにはリスクが高すぎるので心の底から絶対に勧めない。

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