※2022年3月の日記

2021年度の町内会の役員はAちゃんママと一緒になった。
役員は何年周期に一度やってくる。
我が家がある隣組の班がだいたい10数軒で、そのうち何軒かは敷地内に二世帯住宅があるので一軒と見做されているらしく、だいたい10年に一度。
他の班は7〜8軒、多いところでは集合住宅のある場所が一棟で20軒。

この年、4月から町内会の役員になった。
Aちゃんママは子供会の役員だと子供の登校班のLINEで知ることとなり、こちらとは多少接点あるかなーくらいの気持ちでいたら、いざ、役員の初会合に来ると、Aちゃんママが座っていた。
ホラーかと思った。いや、スリラーか。
子供会と役員を兼任するっちゅー話だった。
子供会は子供1人につき1度役員になるらしく、Aちゃんママは2回目。
幼稚園の時もそうだが、Aちゃんママはとにかくクラス委員やら何かの役員がお好きなようで、毎年何かしらの役職に就いていた。

で、その町内会の役員、三役(副会長・書記・会計)を決める時に会長から会計を名指しされたんだけども、義親の介護を理由にして「書記なら……」と言って書記となったAちゃんママ。
んで、私は成り手のない会計をやることになった。

私の場合は、以前の役員の時に妊娠中で、周りの役員さんに助けられて、その時「次に三役のどれかやってくれたらいいよ」ということで言わば恩返しみたいなものだった。
まあ、1年は恩返しみたいなものだと割り切って役員してた。

これまで月に2度あった町内会の会合は、コロナ禍で月1度あるかどうかになって、前回役員の時よりはマシだったんだけど、Aちゃんママは結局、書記の仕事をしていなかったと会長の話ぶりでわかった。
会合も月一だが、緊急事態宣言が出されると会合もなくなった。なので、町内会の会合、実質10回もなかったのだ。

子供会の役員も、どうやら他の人に丸投げしていたと他の役員を同時期にしていたママさん経由で知った。

一応、コロナ禍で集団の集まりには規制や禁止令があったが、夏と冬の防犯と防災を兼ねたの火の用心の見回りや、町内会が参加するイベントの顔出し要員の立候補や指名では全くと言っていいほど存在感を希薄にしていた人が、私が「人数足りないなら参加します」と言って立候補すると、決まって「私も出ます！」と言ってくる。

それが、Aちゃんママが会合を「子供の習い事」を理由に休んでいて、参加していない時に決まった顔出しの行事で、私以外に他の人が参加していても、他の人を押し退けて……ってのもなく、突然人数外で居る。

それで、なぜか私と同じチームになりたがるのだ。
同じチームになったらなったでやたらと「学校や家での娘の様子を根掘り葉掘り聞こうとしてくる」のだ。

そして、毎回「娘よりAちゃんが何事も進んでいる」という話に持って行くので、12月中頃にあった「火の用心」の見回りの時に同じく娘の事を聞いてくるAちゃんママに「ごめんなさいね、娘からはあまり『外で娘の事言わないで』って言われてるの」と言って、更に「私が言った事がいつのまにかねじ曲がって、子供を介して娘に間違った情報が伝わったらしくて嫌だったみたいw」という理由を付け足した。

……ここまで読んでご推察した皆様、たぶん正解です。Aちゃんママに【あなた(Aちゃんママ)が子供に情報以外の迷惑な事を喋ってんだろ？】というカマ掛けをしたのです。
だって、根掘り葉掘り聞いてくるのAちゃんママだけなので。他の人に娘の事を話したこともないので「お前だろ？」という名指しをせずに言ったのです。

明らかに挙動不審になったAちゃんママ。
そりゃそうだろ、これまでの迷惑を考えても「『お前だ』って名指ししないだけでもありがたく思ってちょうだいよ」と言いたかった。

その後も、Aちゃんママは年末の「火の用心の見回り」に参加して「娘のこと」を聞いてきたが前回と同じように「娘からは言わないでって言われてるの」と言って話を切った。

3月、無事に町内会役員の仕事を終えた。
Aちゃんママのいる隣組の軒数はAちゃんママの旦那さんの実家の土地を切り売りして宅地造成されているので軒数が増える。これによって子供の登校班の数や町内会の役員の順番が大きく変わるので次の役員はだいたい10年後だがかぶらなくなる。
その頃には子供たちも成人しているわけで、よほど付き合いがない限りは疎遠になる予定だ。

次は次年度の登校班の話と夏休み前の話になる。