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乳児血管腫内服治療中に気管支炎になった話

我が家の幼獣(1歳4ヶ月、ヒト科のオス。最近ゆかり和えが嫌いなことが判明)が熱を出した。
発熱なんぞ日常茶飯事なので珍しくもなんともないが今回は毛色が違った。

天皇誕生日、三連休初日の午後、やたら湿性咳嗽を頻発させる幼獣に、これはもしかすると発熱フラグかと思っていた。
案の定翌朝38.8℃。ホカホカに仕上がっている。
しかしながらその日は両親共に出勤のため、実家の母に事情を説明し実家病児保育を依頼した。

祖父母宅での幼獣は、「アンタ本当に熱あるの?」と実母がツッコミを入れる程度に元気よく動き回っていたらしい。水分補給もバッチリ。
回収した際の検温でも38.1℃。発熱中である。
痰の絡んだ咳もしており、動くと喘鳴まで聞こえる。しかし本人は元気である。

そして3連休最終日。
発熱継続中。39℃まで叩き出しており、オイオイこれはもしかすると流行りに乗っちゃった??と自分は頭を抱えた。幼獣の保育園ではここ3週間でCOVID感染者が複数人いる。とうとうやっちまったかと思った。

そして月曜日。上司に欠勤連絡をし朝イチで小児科へ。
朝から38℃。食事摂取量は通常の1/3である。しかし本人は元気に動き回っており実際の体温と食事量との乖離にもはや笑うしかなかった。喘鳴は相変わらず。

高熱が持続しており流行りに乗っちゃった系かということでインフル&COVIDの抗原検査を実施。結果は陰性。
しかし喉が赤くなっており、2ヶ月ぶり2度目の溶連菌感染を疑い検査するもこれまた陰性。

聴診でも激しい喘鳴に、いつものおっちゃんDrは「こりゃ咳の治療優先だわ」とのこと。気管支拡張薬を使いましょうということに。

しかし問題発生。我が家の幼獣は未だに乳児血管腫の内服治療中である。ヘマンジオルシロップは喘息と相性が悪い。
乳児血管腫の治療開始時に喘息治療薬との併用不可である説明は受けていたが、どうせ1歳には内服終了するからあんまり関係なかろと思っており、延長戦突入するとは思っておらずここでまさかのフラグ回収である。

ちなみにかかりつけ小児科からの紹介受診のため、かかりつけ医には返書がきており、おっちゃんDrもヘマンジオルシロップ内服中であることは承知していた。

そんなわけで
「ていうかまだヘマンジオルシロップ飲んでんの!?」
「来月の再診で一応卒業予定っす」
「もうほとんど影響してないから咳の治療優先!!ヘマンジオルシロップ中止!!」
「おかのした!」
というやり取りがなされた。

そんなわけで幼獣はネブライザーを初体験し、気管支拡張薬を処方され帰宅した。
ちなみに自分も幼獣と同じ月齢の頃に喘息性気管支炎と診断され、それ以降小学校入学くらいまで定期的にネブライザーのお世話になっていた。当時は喘息の家族歴を確認されたらしい。父方祖父(幼獣の曽祖父)が気管支喘息である。似るのは外見だけにしてほしかった。

そんな感じで数日高熱を出し続け、解熱したと思えば消化不良便を出しているので今週は保育園を休むことにした。テンション上がって動き過ぎると喘鳴も凄まじいので、保育園の先生方を不安に陥れかねない。しかし本人は元気である。

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