サブスクで今さら大御所を発掘する話。
Spotifyでビートルズの楽曲を片っ端から聴いた時のことを書いてみる。
いまいちピンとこなくて寝かせたままにしていた大御所、ビートルズ(1960年ー1970年)。サブスクの恩恵にあやかっていざ開封。
オアシスじゃん…
Tomorrow Never Knowsを聴いて私はそう思った。90年代半ばに高校生をしていた私は、UKロック=オアシス(とかブラー)といったような認識だっただけに、60年代にすでに存在してたの?という感じで拍子抜けした。知っている人からしたら「今頃知ったの?」と言われそうである。リアム・ギャラガーがジョンレノン好きだという事は聞いたことがあったけど、何しろビートルズをちゃんと聞いた事がなかったから…。
楽曲をすべて聞いた結果、当然のことながら知られざる名曲が眠っていた。やはり掘ってみるものである。その辺に転がっているものを拾って「これ最高!」なんてことはなかなかないのだ。(ある時はあるけど)
とはいえ、正直、聞いた量に対して獲れ高が少ないかな…という印象もある。そもそも超有名バンドなので、自発的に聞いていないにもからかわらず耳に刷り込まれている曲がたくさんあり、自分的に飽きているものが結構あった事がとても残念。まっさらな耳で聴きたかった。ついでに元も子もないことを言うと、個人的にはキンクスの方が好みなのだ。好みを言い出したら終わりだし、ビートルズに失礼とも思うけど仕方ない。
Spotifyでサクッと掘るのなんて、レコード屋で片っ端から試聴するのと比べたら何倍もラクなはずなのだけど、これはこれで違う疲れが来る。耳も目も首も肩も脳も非常に疲れる。(ただ歳なだけかも)
とにかく、無事お気に入りのプレイリストを作ることができたので、がんばった甲斐はあった。
あと2つ、今まで全く聞いてこなかったメジャー級のロックバンドの発掘にも成功した。
一つ目はQUEEN(1971〜)。こちらもビートルズ同様、なぜか知っている曲多数。色物イメージも邪魔して自分の中で最初からナシにしていたけど、掘ってみると思った以上にステキな曲がたくさんあり、毎日8時間以上聴き続ける生活が半年間続いた。たまたま映画(Bohemian Rhapsody, 2018)が公開される前にハマって、公開と同時に見に行ったら求めていたものと違い消化不良、帰りは爆音でSheer Heart Attackを聞きながら電車に乗った記憶がある。
もう一つはポリス(1977年ー1986年)。これも、予想とは違ってゴリゴリのパンクだったりダブだったりと、ポリスにはけっこう驚いた。一番好きなアルバムは ‘Flexible Strategies’。どうやらB面曲を集めたアルバムらしい。って、まさか一番良いと思ったアルバムがB面集??何かと「じゃない方」を選ぶ傾向が自分にある事は承知していたけれど、ちょっとウケてしまった。いずれにしてもスティングってやっぱりすごい。
長きにわたって全世界的に支持されている音楽が良くないわけはない、という思いが確信に変わる中、プリンスを聞いてみたけどイマイチピンと来なかった。やはり好みには勝てない…
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オエイシスによるビートルズのカバー。これ、感動した。
音楽って楽しい。
たまには部屋でゆっくりレコードでも聞きたいけど、余裕がないとなかなかできないのよね……
10月、11月は仕事と引っ越しで忙しくなりそう。
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