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移住生活序章

大分に引っ越して2か月が過ぎました。

東京にいたころと基本的に生活は変わっていないのですが(街に住んでいるので)、パラレルワールド感がすごいです。だいぶ慣れてきましたが、道を歩いていると、ふと「自分はどこにいるんだろうか」と考えることがあります。

近所にはTOHOシネマズとミニシアターの両方があり、早速ミニシアターの会員になりつつ、TOHOシネマズでゴジラ-1.0を見ました。ゴジラ-1.0、すごい面白かったです(私には、逆襲のシャアとナウシカとラピュタの実写版に見えた)。アキ・カウリスマキ監督の新作「枯れ葉」も最高だったし、ウディ・アレンの新作は寝たけど結局面白かった。

というように、場所は変われど毎日の生活は変わり映えしないという、都市化された社会に住む不思議を実感する中で、最大の関心事は毎週土曜のオーガニックマーケット。由布市や竹田市などの有機農家さんたちが、野菜やお米などの農産物と、それらを使った加工品やらおやつやらを毎週売りにきてくれます。

生産者の方々が近い。持続可能な農業を実践している方々が多い。そういった生産者の方たちと消費者を結びつける活動も盛んで、無添加手作りのおいしいものがたくさんある(そうじゃないものもたくさんある)。

東京のお店ではなかなかお目にかかれないような緩さを残した手作り感いっぱい(良い意味で)のお菓子もあれば、東京だったらもっとだいぶ高いよね…というような、素材からこだわったお弁当など、丁寧な仕事をする人たちの顔が見えるおいしいものが身近にあることがとても贅沢。スーパーのお刺身も最高においしくて、次元の違う食の豊さを日々感じています。

スーパーで「有機野菜」と書かれたものをただ購入するのとは違い、農家の方と対面することで感じることがたくさんあります。その度にもっぱら消費側である自分が情けない…という気持ちにもなりますが、ひとまず、おいしいものをありがたくいただいて、生産者の方たちに感謝しつつ、購入した食材を生かしたおいしいご飯を作って食べることを楽しみたいと思います。

それと、もうすぐ車がくるのでこれからが本番。とにかく自然を体感したいです。今までは序章、これから第一章が始まるはず。
と言いつつ、年度末に向けて家に缶詰めになりそうな。

最近ヘビロテしてるフィンランドのシンセポップデュオ “Maustetytöt”(マウステテュトット)。シンセとフィンランド語の響きにハマってる。アキ・カウリスマキ監督も大ファンだそうです。

今年もどうぞよろしくお願いします。


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