プロデュース

この1年半年ほどで、これまでの自分の人生について人前で話す機会が増えている。そこで最近出会った本を読んで、近い考え方がまとめられていたので紹介したい。

私が読んだ本は、佐々木直彦著の 「プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動」 という本である。前回の母校での講演会を経て、ふとプロデュースの勉強をしっかりしてみたいと思い、手に取った1冊だ。その本の冒頭には、


一つのビジョンのもとに、人々の力を借りて「新しい何か」を作り出し、現状を変えること。それが、プロデュースである。


と書かれている。ふむふむ。振り返ってみると、これまで自分が達成してきた多くのことはプロデュースだったのだと気づいた。勉強しようと思ったけど、自然と備わっていたようである。

読み進めていると 実現する夢の描き方 というトピックにたどり着いた。プロデュースは、「自分はこんな未来を実現する」という未来仮説を、自ら行動を起こすことで検証していくプログラムである、と。そこでまず大事なのは、自分が実現したい未来をビジョン化さらにはストーリー化することだ、と。

ここまでは、講演会でもさんざん話させていただいた通りで、読み進めていくとプロデュースには、ビジョン(VISION)、戦略(STRATEGY)、価値(VALUE)が必要であるとまとめられていた。それら3つとストーリー(STORY)を合わせた4つの要素が根幹にある、と。

詳細については、実際に本を読んでいただければと思うのだが、

ふと気づいた。


自分のこと振り返ってばっかで、これからのビジョンについて具体的に描けていなかった。でもこの半年ほどで新たなビジョンが断片的に見えてきたから、これを機会にしっかりとストーリー化したいと思う。


さて、誰を巻き込んで行こうか。

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