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叔父が孤独死した話

叔父が亡くなった。病による孤独死だった。
そんな連絡を警察から受けたのは、1月最後の金曜日だった。

私の田舎は地方の小さな町だ。
祖母と叔父が暮らしていた平屋の実家があり、そこで亡くなっていたらしい。
叔父は、長年引きこもりだった。学生の時に色々あったらしく約30年近く自分の居住区として使っていた離れに自分の城を築いていた。
仕事に出ても続かない、祖母の財布からお金を抜く、酒とギャンブルはしないが浪費はする。そんな叔父でも祖母の溺愛を受けていたのでなんとか生活は出来ていた。
祖母の溺愛の弊害は、叔父自身に返る。長年の不摂生が祟り心筋梗塞を起こして、ますます引きこもりに拍車がかかった。
そんな祖母も、5年前に他界している。

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