2学期の始まりにする話

 教え子2人と焼き肉を食べに行き、そこで刺激されてnoteをはじめる。今日で4日目…とりあえず3日坊主はクリア(笑)

 かわいい教え子より 「おすすめの2学期に取り組むこと」「2学期に力を入れたいこと」というテーマの記事がほしいというリクエストをいただく。

 まだ夏休み半ば…まだまだ遊べる!…とはならずにもう2学期に向けてがんばりたいという志…真面目ですね。見習います。ただ、教育会には本当に根が真面目な方が多いように思います。初任者や経験の少ない先生であればなおさらですね。

 夏休みというちょっと心のゆとりのあるこの時期に、2学期のゴールを見据えて、方策を考えておくことは大事なことですね。ということで、2学期の始まりにしたい話をお届けします。

 まず心構えとして…物事は始まりが肝心であり

 ●1年の始まりである4月は最も大事。

 ●2学期の始まりである9月は2番目に大事。

 ということです。1学期を振り返ってみると何かしらの反省があるのではないでしょうか。子どもは多くの場合、夏休みを挟むといいことも悪いことも、その多くを忘れています(笑)そこで、1学期にうまくいったことや、できたことは思い出させ、習慣を取り戻す。うまくいかなかったことはこちらもきれいさっぱり忘れ、違う手を打つのです。

 2学期始業式という節目の日でもあるので、少なくともこういうときくらいは4月のはじめに話したことや、学級目標の中身に戻したいものです。そして、2学期にあるできごとを具体的に想定しながら、学級のゴールイメージを教員がもち、それを生徒に語ってやりましょう。

 だいぶ話が広がりましたが、例えばこんなイメージです。

①2学期のスタートという節目を意識させる。

 さて、今日から2学期が始まりましたね。あー夏休みが終わってしまったか…という残念な気持ちもわかります(笑)しかし、さぁやるぞという気持ちもみんなどこかにはあるのではないでしょうか。学期の始まりなどのことをよく”節目”と言いますね。立派な竹も、節目がしっかりしているからこそ、全体として強く、大きく育つのです。みんなも今日という節目を大切にし、この2学期をよりよいものにしてほしいと思います。

②1学期を簡単に振り返り、成果を確認する。

 みんなは4月に愛と勇気をもって、人の役に立てる人になりたいという願いを込めて「アンパンマン」という学級目標を決めたね。後ろの掲示物をみんなで作ったことが思い出されます。1学期の大きな成果は「1学期の中で、みんなが1人残らず、人のための行動ができた」ということです。みんなの目標なのですから、当然ですが、1人1人の程度の差こそあれ、みんなが決めた目標を達成できたということは嬉しいことです。隣の子が人のために行動した姿を覚えていますか?

③2学期に望む成長をなるべく具体的に伝える。

 さて、2学期にはみんなにもう一段階、成長してほしいと思います。それは「よい行動の”質”を高める」ということです。1学期に仲間がしてくれた行動を参考にしてもよいでしょう。一口に「人のために行動する」といっても、小学生でもできそうなことから、さすがは中学生だと言ってもらえるようなもの、もしくはもっと高いレベルの行動もできるかもしれません。とは言っても、小さなことからです。少し教室を見渡してみてください。周りの子を気にかけてみてください。何か気がついたことがあれば、行動に起こせるとよいですね。そして、それを認め合い、高め合えるような2学期にしたいですね。

…と言う具合です。こういう話は先生の気持ちを伝えることが特に大切です。ただ、とりとめのない話になってしまわないよう、キーワードを決めておくとよいでしょう。例に挙げた話だと、①節目 ②1学期はみんなができた ③行動の質となります。 あとはこの日話したことを日々実現させ、ほめてばかりの2学期だと楽ですね。…まあそううまくはいきませんが笑 山芝T

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