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個性って必要ですか? 「自分らしさ」にまとわりつくあれこれ

※サムネイル画像の6名については本文最後の方でご案内します

自分たちが10代にできることは何か?

13〜19歳向けのライブ配信参加無料のオンラインスクール『Inspire High(インスパイア・ハイ)』。

こんなnoteからスタートしたこの事業も、はやくも半年が経ちました。

Inspire Highは、「これまでの正解」が「これからの正解」ではなくなってしまった今、大人が10代にできることって何だろうか? という問いから始まりました。

そこで私たちが選んだアプローチは、「業種・職種・地域・年齢を超えて、クリエイティブに自分らしく生きる大人に、ともかくたくさん触れてみてもらうこと」でした。

「どれが正しい/間違っている」と決めつけるでもなく、腕を組んでああしろこうしろと「成功」を強要するでもない。

ただ、自分の人生を楽しみながら新たな道を切り開いている人の姿にたくさん触れて、一緒に考えていく。
そんな場づくりを大切にしてきました。

自分が10代の頃も、カッコよかった大人はみんな何かに夢中だったし、自分と対等に接してくれたから。


「個性って必要ですか?」 Inspire Highのガイドが考える、それぞれの答え


前置きが長くなりましたが、本題です。

Inspire Highでは、出演していただいたガイドに毎回している質問があります。

このnoteでは、その中の1つである、
「個性って必要ですか?」
という質問に対するガイドのコメント動画をご紹介します。

これを読んでくださっている人は、どうお考えでしょうか、個性。

私たちがこれまで10代と接している中で、この「個性」という言葉にはとても複雑な状況があることを目の当たりにしてきました。

・学校の中で何かはみ出してしまうと、先生に叱られ、「みんなやってるんだから」と同じであることを求められる。

・外の大人と話すときや受験の面接では、「自分らしさが大切だ」と言われ、自分が「普通ではない」ことをアピールするために、必死に「個性」を積み上げようとしている。

・突飛な言動をしてしまうと友だちからよく思われなかったり、馴染まないように思われてしまうから、努めて「普通であること」を装い、周囲に合わせて身を潜める。

・自分には個性と呼べるものがないように思うから「普通な人間である」というラベリングをしてそうだと思い込もうとしている。

すごく息苦しいな、と思いました。

個性って、そんなに生きるのに必須なものだっけ? 隠さないといけないものだっけ?

そんな疑問に、Inspire Highに出演してくださったガイドは、こんな風に答えてくれました。

ホテルプロデューサー・龍崎翔子

「誰しもにあるものだけど、自分の個性をよく知ることは、自分を幸せにしてあげる上でとても大事だと思う」

資生堂クリエイティブディレクター・三浦遊

「自分自身が何者かを考え続けて見えてくることがあると思う。今自分がないと思っていても、きっとあるものだと思います。」

声優・梶裕貴

「生きているだけでその人自身の個性だと思います。自分でそれを肯定して、武器に変えて、弱点を見つめ直していけたら素敵だと思います」

クリエイティブディレクター・辻 愛沙子

「個性がない人はいないと思うので、自分に向き合って過ごして生きていたら、いつか見つかっているものだと思います」

アーティスト・松下徹

「つくるんじゃなくて、結果生まれてきたらいいんじゃないかなと思うね。それだけでなんでもやろうとすると失敗するやつだよね」

社会起業家・安部敏樹

「必要かどうかじゃなくて、そもそも絶対生まれてくるもの。多様な経験を早くからした方が個性は際立つようになる」

詩人・谷川俊太郎

「個性は必要だと思いますね。でも個性は変わったことをするようなことじゃない。自分の芯のようなものだと思います」


フードエッセイスト・平野紗季子

「必要かどうかというよりはそれぞれ持ち得ているもの。自分ができることで人が喜んでくれる個性が見つかるといいと思います」

いかがでしたでしょうか。ガイドが考える個性。

人それぞれが誰かとの比較や序列で悩んだり、周囲と同じようであることを求められず、自分にしっくりくる生き方を選び取れるようになること。そのために、たくさんのクリエイティブな大人とふれあい、いろんな生き方を試着してみる。これからもInspire Highはそんな機会を届けたいと思います。

ここでは紹介しきれていないので、ぜひ↓からチェックしてみてください。


参加している10代からの反応は?

毎回参加してくれているメンバー(中高生)からは、こんなコメントをもらっています。

「わたしの将来、どうなるんだろう??やりたい仕事ってあるのかな?」
と思っていたけど、いろんな仕事、生き方をしている人がいて、そしてみなさんとても楽しそうでした。
みなさんに共通していたことは、「好きをつきつめる」と「他人の意見に流されない」ことでした。そのおかげで、自分だけのオリジナルの職業や、天職に出会えていました。
毎回のセッションで、その人の持つ人生観、哲学だったり、その人なりの物事への「視点」を知ることで、自分の世界にはまだまだ面白い「未知」が溢れてるんだなと気付くことが出来ました。
ゲストの方々の話から、人生なにがあるかわからないとすごく感じて、なにかチャンスが来たときにそれを掴めるような準備をしておきたいなって思いました。あとやっぱりやりたいことを仕事にしたいって強く思いました。

メンバーの中には、ここで出会った同世代でフェミニズムについて考えてアクションしていく団体を立ち上げたメンバーもいます。

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↑zoomイベント時の参加者の写真

9〜12月の出演ガイドが決定!


そんなこんなで、素晴らしいガイドとメンバーたちに支えられながら、少しずつ、本当に少しずつですが、前に進んでいるInspire High。

本日、9〜12月にInspire Highに登場するガイドのお知らせをさせていただきました!

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台湾のIT担当大臣、オードリー ・タンさん。
3.11をきっかけに岩手に移住し、漁師になった三浦尚子さん。
『君の名は。』などの音楽も手掛けたRADWIMPSの野田洋次郎さん。
芸能活動をしながら大学院で研究しているロンドンブーツ1号2号の田村淳さん。
世界中を飛び回る日本を代表する建築家である隈研吾さん。
国連で紛争解決のイノベーションに取り組む高橋尚子さん。

今回も、職業はバラバラだけど、たくさんのインスピレーションを届けてくれそうなガイドが集まってくださいました。

みなさんが、10代にどんなインスピレーションを届けてくれるのか、運営側としても楽しみです。

ライブ配信は13〜19歳であれば、無料で、どなたでも体験いただけます。
詳細はこちらでぜひ!

※教育関係者の方には学校でもご活用いただけるので、コチラからお気軽にご連絡ください。

次回ライブ配信は9月21日(月・祝)! オードリー・タンさんと。(大人も参加可能!)


そして、次回のInspire Highのライブ配信セッションは9月21日(月・祝)。台湾のIT担当大臣、オードリー・タンさんとのセッションです。

Inspire High初、英語ベースのセッションです。
(今回は、大人の方もYouTubeでご覧いただけます!)

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ライブ配信は本当に生もの。トラブルがあったらどうしようかと、今からドキドキバクバクしてますが、オードリー・タンさんの言葉を浴びられることをぼくも楽しみにしています!

ライブ配信・参加方法など詳細は↓から!


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