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もっと書きたくて万年筆

本当に「書くこと」それ自体が楽しくなるのが万年筆のいいところ。
指の先から、頭の中身がするする~っと出てくるような感覚は、
今までいろいろな筆記具を使ってきたけれど万年筆で初めて覚えた。

カクノやプレピーといった1000円程度のお手頃価格で購入できる、使いやすいペンもたくさんあっていいのだけれど
(色んな色があって集めたくなる気持ちもわかるのだけど)


もうちょっといいやつが気になって…
でもそんなに使いこなせる自信はないんだよな…
という方に、オススメしたいのはPILOTのキャップレスシリーズだ。

別のシリーズもある


どちらも名前の通り、キャップがない。
つまり、ノック式の万年筆…!

実は、これが、とてもいい。
キャップがないだけで、万年筆の不要な格式の高さをぐっと下げてくれる。

ペン先が細いこともあり、ボールペンとそう変わりないような使用感でガシガシ使うことができる。
よほど特殊なインクを入れたりしない限りコピー用紙などでも特に遜色なく書けるのもいい。
(太いペン先だと、にじみやすかったりするので割と紙を選ぶようになる)

本体がちょっと重いのだが、その重量感と金属の滑らかな手触りが書いていて実に気持ち良い。
万年筆は、中のインクが重力に従って降りてくる…という仕組みなので、
ある程度の重さがあるほうが安定して、手が疲れにくく、長文もストレスなく書ける。
(この辺の違いが、低価格帯の樹脂製万年筆との明確な違いじゃないかとおもう)


書いていて気持ちがいいので、もっと書きたくなる

書きたくなるから、ささいなメモでも下書きでも、アイデア出しでもなんでもやたらと書きたくなってくる。
もう、マジで書きたい人の味方ペン
(そういう意味で、書く習慣をつけたい人は思い切ってちょっといい万年筆を買っちゃうっていうのは、いいアイデアかもしれない)

わたし自身もかれこれ5年くらい、毎日のように何かしら書いていて、
もちろん、使い方次第の部分もあるだろうけれど、ランニングコストも実はそれほどボールペンと変わらないような印象を受ける。
お手入れも難しくないし、これからもずっと使えるとおもえば、お値段も高くはない。
(色々迷って他のをいくつもさまようよりは安く済むかもしれない)


万年筆はある程度使っていくと、ペン先が丸くなってより馴染むようになる。初対面から頼りがいのある存在だったけど、これからも相棒として「もっと書きたい」を支えてもらおう。

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