中央銀行のマネタリーベース比較 改めて今までの資本主義は瀕死だ
各中央銀行のマネタリーベースの状況をまとめました。
まず日銀(日本)(単位は百万円)
FRB(米国)(単位は百万ドル)
ECB(ユーロ圏)(単位は百万ユーロ)
BOE(英国)(単位は百万ポンド)
(参照元:TRADING ECONOMICS)
各国が金融緩和を行ってバランスシートが拡大していった様子が如実にわかります。
日本は政府債務を日銀に振替え、FRBは不良化したモーゲージ債を買取り、ECBは不良化したギリシャ債等を買取り、資金の供給+不良債権の買い取りを中銀が行ってきました。
これらの政策、無意味ではなかったでしょうけど、成功はしてるでしょうかね。むしろ出口政策の難しさでリスクを生んでいるだけかも。
特に日本ではここまで民間銀行に資金を供給しても貸出しが増えない。日銀の当座預金にブタ積みになってるだけ。
これが証明ですね。
↑まだ2000年ぐらいの融資量を回復してない。
民間銀行もB/S不況からリスクを嫌っているのでしょうね。
ただ、総じて、もう従来の経済学は通用しない段階に入ってます。皆が思いつくようなことで利潤が得られる時代は終わっている。
資本主義も5G時代に入らないといけないんでしょうね。
金融政策がどうとかよりももう教育とか発想力とかの企業家精神の問題でもある。銀行を含めての。
そこを開発していかないとブタ積みにされてる資金の使い道は出てきません。こんだけ金融緩和しても結果がでないというのはそういう事。
政府と中央銀行はなんとかしたいなら、出来るだけ民間の邪魔はしないようにというところですね。
政策として必要なことは増税ではなく、現在のアメリカの経済政策/トランプ政策の柱でもある、減税と規制緩和。
ただ、米国と日本は財務的なファイナンスのされ方が違うので、同じような減税が出来るかどうかは少し未知数ですが。
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