〇:おはようございます

飛鳥:〇〇遅いぞ〜

〇:遅刻はしてないんだけど...

飛鳥:10分前行動！

〇:すいません

与田:祐希でもちゃんとしてるのにっ

〇:え、だれ？

与田:なんで私のこともわからんと？

〇:だって肌すら見えないじゃん

与田:日焼け対策だから！

飛鳥:熊みたい

与田:ひどい！

彩:与田さんは熊じゃないですよ

与田:彩ちゃん優しいね〜あとでお菓子買ってあげる〜

彩:やった！

一ノ瀬:あーや勝手に動いちゃダメだって！

〇:(束縛彼女みたいになってる笑

スタッフ:リハーサルを行うので準備お願いします

全員:はーい





ーリハーサル中ー

『ガールズルール彼を好きになって ♪』

〇:あれ、ちょっと動き悪いな

飛鳥:だれの？

〇: “ 和 “

飛鳥:そう？あんまり変わらなくない？

〇:いや、全然違う

〇:リハ止めよう。

〇〇は確信したかのようにはっきり言った


飛鳥:わかった。リハ止めてくる

飛鳥:そのかわりもし和に何も無かったら許さないからね！

〇:おう

〇:俺はステージに行ってくる

飛鳥:私はディレクターさんのとこにいく





飛鳥:すいませんリハ止めれませんかね

スタッフ:いくら飛鳥さんのお願いでもちょっと...

飛鳥:和の動きがおかしいらしくて...

スタッフ: “らしくて”ってことは誰かから言われたんですか？

飛鳥:〇〇がそういったんです

スタッフ:〇〇さんが！！

スタッフ:今すぐ止めないとっ

飛鳥:(なんで〇〇の言葉の方が響くのよっ！

その時...

和:(はぁはぁ......痛い...

ﾊﾞﾀﾂ

さくら:え、和ちゃん！？

遥香:ウソでしょ！？

〇:(遅かったか...

遥香:〇〇さんはやく！

咲月:和っ...なぎっ！

〇:和ちょっと触るぞ

和:はぃ”ぃ...

そして腰に手を当てると

〇:熱すぎだろこれ

和:こしがぁ"...

〇:とりあえず氷とか保冷剤とかとにかく冷たい物を大量に持ってきて

全員:わかりました

〇:部屋まで運ぶから桜と咲月は残って

咲桜:はいっ

そして和を部屋まで運び

〇:ごめんな早くリハ止めれなくて

和:いやっ......私が悪いんです...こうやって大袈裟になっちゃったし...

〇:そんなことはない！俺がやったケアが充分じゃなかったんだよ

〇:だから自分が悪いなんて思わないで

和:でも...

〇:でもじゃないの。今は治ることだけを考えないと

和:はい


梅澤:保冷剤もってきました

〇:ありがとうございます

梅澤:すいませんこれで全部でした

〇:いやいや、充分ですよ

梅澤:わかりました。〇〇さん後はまかせましたよ

〇:はい

〇:とりあえず冷やそうか

和:はい

そして保冷剤を腰につけると

和:冷たっ

〇:今は我慢しな...笑

和:〇〇さん......わたし治りますかね

〇:忘れたの？俺は和推しだよ？

和:ありがとうございます//

〇:だから何としてでも和をステージで観たいんだよ

〇:それに座長がいない公演なんてありえないからね

和:絶対治してください！

〇:おう。まかせて




〇:だいぶ腰の熱が下がってきたな

〇:とりあえずほぐすね

和:ほぐしって痛いですかね...

〇:この腰だからちょっとは痛いかも


ーほぐし中ー

和:ま、〇〇さん痛いです

〇:痛いよね...俺もわかってはいるんだけど

和:わかっててやるなんて...ドSだ

〇:ドS扱いするな！

和:だってドSなんだもん

〇:そんなこと言うならもっと強く押そうか？

和:やめてっ

〇:はいよ...笑

〇:それにしても今回も広島でこうなったね笑

和:この前は緊張でおかしくなって、今回は腰がおかしくなるって...呪われてるのかな...

〇:神社行っときな

和:一緒に行きます？

〇:飛鳥が怒りそうだからやめとくよ

和:え〜行きましょうよ〜

〇:それは本当にダメだよ笑

『夢を二度みる♪』

〇:お、リハ始まってるね

和:戻らないと...

〇:治ってないんだからダメに決まってんでしょ

和:でも......

〇:こら、焦らないの。今戻ってもまた腰痛めるだけだよ

和:だって座長だし...ｸﾞｽｯ

〇:(やっぱり座長ってなると焦るよな...

ギュッ

〇:え？

和:お願いします。リハに行かせてっ

〇:ごめん。いくら和のお願いでもそれだけは無理だよ

和:お願い...おねがい......

懇願する和...だが


〇:どう考えてもダメだよ。もしリハは出れても本番は絶対出れないよ

和:でも....

〇:和！今焦ってもどうしようもないの。

〇:本来の和なら今何をするべきかわかるはずだぞ

和: ......

〇:座長だからって和が初センターであることも、ライブ経験が美月たちに比べてまだまだ全然足りてないのも変わらないの

〇:だから座長とはいえメンバーに頼っちゃダメなことは絶対ないんだよ

〇:とにかく今は治すことだけを考えるしかないんだよ。

〇:前みたいに和ならリハに参加してなくても本番は出られるでしょ。あんだけ裏で練習してるんだからその練習だけは無駄にさせないから

和:ｸﾞｽｯ ｸﾞｽｯ

和:わがりまじだ......

和:〇〇ざんにまがぜま”す...

〇:わかった



ー施術開始ー

〇:鍼打つね

和:はい (ボキッってやつじゃないんだ

ｼｭｯ🪡

〇:とりあえず5分待とう

和:はーい



ー5分後ー

〇:どう？腰の調子は

和:結構マシになりました

〇:ふぅ......よかったぁ...

和:リハってもう終わっちゃいましたよね

〇:終わったっぽいね。イヤモニにも何にも音が入ってこないし

和:はぁ......


今野:〇〇くん和の様子はどう？

〇:今のところ治ってますよ

今野:そうか...でもとりあえず今日の公演は代理で座長をたてようかな

和:えっ.....

今野:一応倒れたんだから出すわけにはいかないかな

和:でます！絶対出ます！出させてください！

今野:とはいっても......

今野:〇〇君はどう思う？

〇:僕的には出させるべきだと思います

今野:倒れるかもしれないのに？

〇:今は治しているので倒れる可能性は限りなく低いと思います

〇:それに、施術中にも思っていたんですが今の和には座長としてのやる気が凄いあるんです

〇:この状態で欠席させたら今度は心と体のバランスが上手くとれなくなってしまう気がします

今野:わかった。出る方向で調整しよう

和:ありがとうございます

今野:その代わり〇〇君は常に舞台袖にいて貰えるかな？

〇:わかりました

そうして無事、施術完了と出演の了承を終え

〇:マジで疲れた...

和:すいません...

遥香:和ちゃん大丈夫？

さくら:すごい倒れ方だったけど...

和:大丈夫です！〇〇さんのおかげでよくなりました

遥香:本番は出られるの？

和:でます！

さくら:大丈夫なの！？

和:いけます！

遥香:リハなしで大丈夫？

和:何回も練習してるのでっ

さくら:和ちゃんすごい練習してたもんね

飛鳥:〇〇も許可だしたの？

〇:出したよ。和ならいけるでしょ

飛鳥:それならいっか

〇:そのかわり何があってもいいように舞台袖に俺はずっといるよ

飛鳥:じゃあ一緒に観れるね

〇:だね

蓮加:ラブラブみせつけないでくださいねっ

飛鳥:どうだろうね〜

蓮加:むぅぅ...

ーライブ開始ー

〇:袖からみるのも結構楽しいね

飛鳥:私ほとんど袖でしかみたことない

〇:そりゃそうだよな

〇:というか和大丈夫かな...？

飛鳥:急に不安がるじゃん

〇:だって腰が痛かったからとはいえ今日倒れたんだよ？

〇:不安だよ

飛鳥:あんたが大丈夫だって言ったんじゃん笑

〇:まぁね。



そして無事にライブは終わり


和:〇〇さん見てました？

〇:しっかりみたよ。不安だったし

和:本番は全然腰痛くなかったです！

〇:でも炎症起こしやすくなってると思うから冷やしてきな

和:はーい


こうしてヒヤヒヤしながら終えた広島公演でした