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ジョーンズ骨折に対する治療戦略【後編】

こんにちは、だいじろうです。

前々回はジョーンズ骨折に対する治療戦略【前編】として基本的な病態や評価について解説しました。

端的に言えば、ジョーンズ骨折においては治療と再発予防を同時に行う形となり、主に短腓骨筋の機能を高めていくことが非常に重要となります。

ジョーンズ骨折はその名の通り骨折ですので、治療法としては大きく保存療法と手術療法とに分けられます。

いずれも骨癒合の状態次第で、セラピストの介入量が決まってくるので、医師としっかりと情報交換していくことが大切になります。

また、骨癒合を待つ期間では外側部への免荷目的で荷重量の制限がかかったり、足底装具を用いたるすることもあるかと思います。

足底装具を用いる場合は、義肢装具士さんとの連携も必要となります。

今回はその後のセラピストがしっかりと介入できるようになった時期に私が実際に行っている介入方法について動画を交えて紹介していきたいと思います。



はじめに

前回、解説した発生メカニズムから考えると、外側アーチ構成体の安定性を保ち、過度な外側荷重にならないようにすることが求められます。


つまり長短腓骨筋の機能を高めていき、それを荷重時に十分に発揮できるようにしていくことがポイントとなります。

「腓骨筋群を効かせて」、「母趾球荷重を促す」ということですね。


腓骨筋群の機能不全がある場合、長母趾屈筋の機能が亢進しているケースを多く経験します。

長腓骨筋の機能不全についてはこちらの記事をご参照ください。


私はそのメカニズムとして「長母趾屈筋と長腓骨筋における共同拮抗筋機能」を考えています。

詳しくはこちらから。

このメカニズムがあるので、腓骨筋群を十分に機能させていくためには、亢進している長母趾屈筋の機能を適正化させ、短腓骨筋を効かせて、長腓骨筋を効かせていくという流れになります。


そして、最終的にはカーフレイズ時に腓骨筋群が機能するようにし、母趾球荷重をしっかりと促していくようにしていきます。


具体的な方法は、以下の動画で解説しています。


ここまでが無料で読める内容となります。
以下では「ジョーンズ骨折に対する治療戦略【後編】」について詳しく解説しています。
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