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こいのぼりの好きなもの探り07 アイドル

毎週好きなものについて書き綴るこのnoteですが、今回はアイドルについて。これまで色々なアイドルのファンを経験してきた私ですが、これから話すのはその内でも一番経歴が長かったジャニーズのお話です。

(この先Sexy Zoneというアイドルグループについて、個人的な視点で思ったことを書いています。またメンバーのお名前を、リスペクトを込めて敬称を略し、普段私が呼んでいる愛称で記名させていただきます。苦手な方もいらっしゃると思うのでお気をつけください。)

小学6年生から高校2年生までの約6年の間、私は中島健人というアイドルのオタクをしていました。ジュニア(研修生のようなものです)の時代から大好きで、Sexy Zoneとしてデビューをしてからは彼を含めたメンバー全員を大好きになりました。「かっこいい!好き!」という一心でコンサートに行き、一挙一動に胸をときめかせた時間は今でも愛おしいです。当時はストレスフルな学校生活をやり過ごすための薬のようなもので、嫌なことがあるとトイレに駆け込み、彼らの写真を泣きながら眺めるという習慣がありました。5人の笑顔を見てようやく深く息を吸うことができる。そんな神様のような存在だったのです。 

これほどに熱狂的だった私がオタク活動から離れたきっかけは、当時の事務所の売り方に疑問を抱いたことでした。なので彼ら自身のことは変わらず応援しています。でも以前とは好きの種類が違う。「かっこいい絶対的な神様」としてだった好きが、今では同じ人間としての尊敬を含んだ好きになっているのです。 

例えば、ケンティー(中島健人)。彼はプロです。ジュニアやデビュー時と比べて立ち回りやキャラの濃さはある程度変化したものの、彼のアイドルという職業に対する情熱や信念がブレていないことが所作や言動からわかります。常にアイドルとして徹してくれる彼の姿をみると、応援したいと思わざるを得ないというか。かっこいい人です。 

そして風磨(菊池風磨)。彼はいつもコンサートの最後にファンに向けて真剣に言葉を紡いでくれていました。そんな彼が持ち前のユニークさを爆発させてバラエティ番組を盛り上げているのを見ている瞬間が、とても幸せです。私は風磨のこだわりがある部分と、誰よりもメンバーとSexyZoneのことを想う姿勢に敬服してます。 

勝利君(佐藤勝利)はSexy Zoneの軸のような存在だなと思っています。調和を保ってくれる。自分を無理に曲げず、ご自身に対しても他人に対しても誠実なのだろうということがパフォーマンスやバラエティでの立ち振る舞いからも感じることができます。真っ直ぐだな。私もそうであろう。そう思えます。

聡ちゃん(松島聡)。彼が療養期間を経て復帰した時は嬉しいと同時に、幸せと健康を願いました。彼の笑顔や温かい雰囲気、溢れる優しさは今までどれだけの人を幸せにしたことでしょう。私は彼のおかげで、常に周囲に手を差し伸べられるような人間でいようと思い続けることができたのです。

マリちゃん(マリウス葉)。「世の中に善意なんてない」と人間不信に陥っていた私に、衝撃を与えてくれた人物です。誰かの幸せのためにできることをしようと、常に考え動いている。彼を見ると私も誰かの役に立ちたいなと思えるのです。今は美味しいご飯をたくさん食べて、たくさん寝て、休んで欲しい。 

「この人が頑張っているから、私も頑張ろう」彼らを含めた全てのアイドルは、私たちファンにそんなことを思わせてくれるのです。誰かの成功を一緒に喜んだり、悲しんだりするという経験をさせてくれる。そして大学に入ってから気づいたことがあります。彼らを好きでいるという事実が繋いでくれる友情の、多いこと多いこと。アイドルってすごいです。アイドルってかっこいいです。「不要不急」というワードが飛び交った2020年を経てはっきりとわかりました。アイドルを含めた全てのエンタメは不急でも不要でもない。写真はSexy Zoneのモチーフでもある薔薇にちなんで。

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