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6/20〜6/24の日記

6月20日(月)
朝、約束していた企画会議。
午後から、6月締め分の注文数・在庫数の集計を始める。
納品があったので徒歩10分ほどの距離にあるB&Bさんに行き、あまりに暑いので、もろみ入りというソフトクリームを食べながら会社に戻った。
夕方、急に書店へ書籍の納品に行くことになったので早足で向かい、その後、ずっと見たかったアニメーション映画『FLEE』を鑑賞。アフガニスタンで育った主人公は、家族と一緒にアフガニスタン内戦を逃れて、唯一ビザが出たロシアへと向かう。そこから兄のいるスウェーデンに向かおうとするが……という話。海を越える移民・難民の話は何度も聞いたし、前々職ではヨーロッパ国境の移民をテーマにした、全編写真のグラフィックノベル『亀裂』を担当したものの、アニメーションで見るとあまりに怖くて本当の出来事とは信じたくない気持ちすらした。インタビューから構成されている(主人公アミンの声はモデルになった本人)アニメーションなので、そこで語られないことが実は最も意味を持つのだと思った。
最後、自分の性的指向を告白した主人公を、兄がとある場所に連れていく。緊迫したシーンだけれど、その顛末を見て号泣してしまった。ぜひご覧ください。

6月21日(火)
6月初旬のメールマガジンで刊行告知が出た、イ・ランさんといがらしみきおさんの往復書簡のゲラ(レイアウトされた原稿)チェックのお手伝い。小学生のとき「ぼのぼの」のアニメを毎週見ていました。
本書は韓国語と日本語でそれぞれ刊行されるもので、韓国語版は昨年すでに出版されている。

イ・ランさんが今年になって新たに書き足した部分が本当につらくて、でも、こんなに濃度の高い言葉を綴ることができるのが素晴らしい才能だと思った。
いがらしさんの返事は、イ・ランさんだけじゃなくそれを読む側に「(つらいこともあるけれども)生きていこう」という希望を抱かせるものだった。仕事だけど「読めてよかった、よい本だな」とずうっと余韻に浸っていた。早く多くの方に読んでほしいです。

6月22日(水)
昨日までゲラチェックに集中していたので、ようやく腰を落ち着けて、企画のために送ってもらってた文章を読む。宮川さんが別室で往復書簡の校正に集中していたので、一人で、熱い紅茶をすすりながら黙々と読んでいたけれど、ある箇所でぶわっと涙が溢れてしまってマスカラが落ちた。

6月23日(木)
黙々と企画書を書く。

6月24日(金)
朝から暑い……。今年は比較的早い時期に、友人からおすすめを聞いて強力な日傘を購入したので、通勤や、発送で郵便局に行くときにも必ずさしていくし、外ではマスクを外している(なので電車に乗るときやお店に入るときに、傘やサングラスやマスクを手にワタワタする)。道では、老年男性が日傘をさしているのを見た。本当にみんな日傘を使った方が身の安全のためよ、と思う。
今日は出荷を済ませてから、原稿案の作成。

(山口)

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